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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ナメクジリ
1980年
いのししが巣の中にいる時に、なめくじが多く集ると、一夜にしていのししが溶けて茸になる。なめくじはそれを食べるという。

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ヒキガヘル
1980年
いたち(鼬)がひきがえるを追って、窮地に立たった時に、ひきがえるがいたちを睨むと、いたちは溶けてしまう。ひきがえるはそれを食べるという。
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タマゴ
1989年 長野県
ある時、山仕事に行った男が鳥の巣から卵をとってきた。その日の晩に近隣の者8人で集まってこの鳥の卵を煮て食べたところ、8人がいくら食べても食べてもどんどん増える。8人は「神様の卵だ、罰が当たった」と驚いて、お宮でお日待ちをしたという。
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ホトトギス,ホトトギス
1980年
ほととぎすは鶯の母鳥が居なくなるのを見計らい、6個ほどある鶯の卵を全部飲み込んで、1つの卵をその巣に産んで飛び去る。ほととぎすの卵は鶯の卵を1つにしたものだという。
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イサザ,アミ,カ
1980年 香川県
いさざという魚を西国ではあみと呼んでいる。讃岐国で、夏の夕べにある人が舟に乗っていたところ、山から白い固まりが転がり落ちてきて水に入った。彼が水中を見てみると、あみが集まっていた。そこで落ちてくる固まりを捕らえてみると、それらは蚊の塊だった。水に入れると蚊はあみに変わって逃げたという。
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ヤコナバ,ヤコ
1954年 長崎県
平戸町度島(たくしま)では、ヤコナバ(ゴマナバ、野狐茸)を食べた2人が、翌朝まで物を言わなくなり、うち1人はしばらく経って口走るようになった。それをヤコが憑いた、と言っている。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
ヤカガシに関する俗信一束。稲の虫にはヤイカガシを水口から溶かして流すと落ちる、お産の後の腹病みにはヤカガシをなめると治る。
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オオカミ
1938年 京都府
狼の巣穴を荒らして近くの茸を取った。すると狼に憑かれて、一家四人が命を落とした。
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カワウソ,オソ
1968年 愛媛県
畑里のおくや団次という男のところへかわうそ(オソ)が夜毎に遊びにきていた。2人でどこかへ行っては、2・3日遊んで帰ってくる。団次は牛の糞やミミズをまんじゅうだとか言いながら食べたという。
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カキノタネ,ナメクジリ
1979年
四月の始め頃の朝に庭を散歩していると、柿の種が変化して半分なめくじり(なめくじ)になっているのを見た。麦が化して蝶となり、馬糞化して蜂となる。また蛤化して雀となり、蛇化して蛸となるのは、世間の人によく知られているので、この現象も理があるだろう。
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(ドウブツニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
鼬(イタチ)の鳴き声を聞いたら赤飯を炊く、殺した蛇の腹を上にしておくと雨が降る、亀に酒を飲ませて放すと大漁になる、などといわれる。
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クダキツネ
1982年 神奈川県
クダ狐に憑かれると飯を何人前も食べるのに身体はやせてしまう。ある家の娘が毎晩騒ぐニワトリをある夜棒で打つと、ニワトリの巣から茄子のようなものが落ち、拾おうと思ったら消え、狐が憑いて色々なことを言った。
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キツネ
1988年 茨城県
狐は畑のトウモロコシを食べるとき、中身だけ食べて、皮はまた元のように戻しておくという。
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アオダイショウ,ヘビ
1915年 愛知県
燕の巣に来る青大将を殺して埋めたが、その後燕の子が少しも育たなくなった。巣を検分してみると、数多くの蟻が雛に付いて食っていた。調べると、以前殺して埋めた青大将が蟻に化していた。
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キツネノアナ,イシ
1938年 福島県
狐の穴に石を放り込んで塞いでおいた。夕方にマエダケを取りに行くと、大きな茸があったので喜んで持ち帰ったが、それは昼間の石であった。
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ヤコ
1958年 鹿児島県
小学校の登校時、5、6匹のヤコに出会った。石を投げると1匹にあたった。5、6寸の大きさでイタチのようだが毛はもっと短かった。持ち帰り、黒焼きにして家中で食べた。そうするとヤコに憑かれない。とったヤコは位がないノヤコで、本当のヤコは目に見えない。
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キジムナー
1976年 沖縄県
しゃもじは陸に捨ててはいけない。海に捨てるべきだが棚原は海に囲まれていないので焼却する。陸に焼かないで捨てるとキジムナーになって化ける。しゃもじは食べ物の精を多く持っているからという。
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ロクロクビ
2001年
轆轤首は寝ている間に体を離れて首が飛び、虫を食べたり人を襲ったりする。
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ニワトリノアシ
1978年 石川県
昔、若者が集まって何かご馳走を食べようという話になり、ニワトリを一羽盗んできた。囲炉裏の中にニワトリを生き埋めにして、口の中に醤油や塩を入れて調理して食べた。食べ終わって戸を開け庭に出ると、玄関の上から大きなニワトリの足が下りてきて、人の頭を引き抜いて掴んでいってしまったという。
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キツネ
1938年 青森県
人間に化けて娘を嫁にもらおうとした狐がいたが、正体が露見して皆殺しにされた。逃げた狐が茸に化けて仇を討とうとするが、煮干を入れて煮られて殺された。
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クダ
2002年 長野県
くだは温かいご飯の入ったオヒツの縁をしゃもじで叩くと集まって来て、それを飼うと金持ちになり、養蚕をするとくだが繭を運んできて財産家になれる。くだが増えて行くうちは良いが、増えすぎると共食いをし、その家は貧乏になったり病人がでたりする。その時は、祈祷師を頼んでくだ封じの祈祷をしてもらう。
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