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検索対象事例

ミサキ
1991年 静岡県
事故がたびたびおこる川や崖のそばをミサキという。3年目か7年目に事故が繰り返されるという。水窪町にはそうしたミサキが何ヶ所かあるが、1990年ごろ、その場所から車ごと転落した白骨死体が見つかった。ミサキで死人が出ると、遺族がミサキ送りをして清めなくなてはならない。

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ミサキ,ミサキオサメ
1983年 岡山県
矢掛町西川面では、事故死者や水死者が出ると、そこにミサキが残るといって、死者の出た家で大夫さんに頼んでミサキオサメをしてもらう。
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ミサキ
1983年 岡山県
備中町では、不慮の死を遂げた者がいると、家族が法印に依頼して、死者のミサキを本地にひきとってもらう。ミサキは、年を追うといって、年忌には友を呼ぶというので、その際には、このようなことがないように拝んでもらうのだという。
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シチニンミサキ
1957年 愛媛県
御荘町節崎(ふっさき)の大きな用水池のほとりには七人ミサキが祀ってある。七人ミサキは7人の命を取らねばならないと言われ、毎年人が池で溺死するという。祀ってある場所は、昔の偉い侍が亡くなって埋められた場所で、以前に石グロや人骨が掘り出された。また、溺れかけた子に聞くと、池の向こう側で女の人がおいでおいでをしたのだという。
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シチニンミサキ
1957年 愛媛県
城辺町大浜の黒崎バナには悪いミサキがいて、ミサキにサソわれるという。話者の祖父がいなくなり、大きなダケ(滝)があるので探しに行くと、ダケに草履があり、体も頭もコズになって死んだ祖父が流れていた。また、あるおばさんも落ちて、頭などが砕けてしまった。こうして非業な死に方をした7人の人が七人ミサキになるという。
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カワミサキ
1983年 岡山県
北房町下呰部には、溺れた子供を祀った川ミサキがある。それが祀ってある川に落ちると生きては帰れないといい、これをミサキが誘うという。
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サンニンミサキ
1983年 岡山県
北房町下呰部にはまた、三人ミサキといわれるものがあり、これは、子守とそれに負われていた子の溺れ死んだ霊と、そこを通りかかって川に落ちて死んだ人の霊とを祀っている。
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ミサキ
1983年 岡山県
六口島では、溺死者の死体が漂着したり、変死者が出たりすると、その死体を運ぶときに「ここからいのうぞ、必ずいのうぞ」と声をかけないと亡霊のミサキが残るといわれている。
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シチニンミサキ
1960年 愛媛県
40年前に魚島の沖で7人の人が乗った船が嵐にあって遭難したが、誰も助けに行かなかったのでみな死んでしまった。それから30年後のある日、港で18歳の少年が右の足に錨を、左の足には石をくくりつけて海の中で死んでいた。また昭和30年5月にもある船で同様の死体が見つかった。20年前に死んだ青年の幽霊という。島の人は7人ミサキのたたりという。
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ボウレイ,ミサキ
1983年 岡山県
祀り手のない亡霊はミサキと呼ばれるが、これが憑くことを「ミサキがひっぱる」という。昔、ある老人が夜になって姿を消し、目も見えないのに元気な者でも通れないような崖を登ったと思われたときには、皆はkのお老人がミサキにひっぱられたのだといった。
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ミサキ,シニミサキ,ヤケミサキ
1983年 岡山県
死者のミサキは吉備高原以南に特に多い。ミサキの中で多いのはシニミサキと呼ばれ、行き倒れの死者を組の者が交代で祀るものである。クビツリミサキは首を吊った者を家族がその場で、火事で亡くなったヤケミサキはその家で祀る。
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コウツウジコノヒンパツスルコクドウ
1993年 福島県
国道の一部に交通事故の頻発するところがある。大抵は昔の墓地で、国道を設置するときに墓地を取り壊したところだという。供養して無縁仏を祭ってやると、その後はこの種の災難はなくなると伝えられている。
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シチニンミサキ
1967年 愛媛県
水死人は七人ミサキという。七人取らなければ(殺さなければ)性根が残る。水死人が出たところで、水死した月にまた水死人が出ることが多い。七人ミサキの仕業である。
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ミサキ
1963年 岡山県
笠神岩には、筏流しのとき座礁して死ぬ人が多いので、ミサキを祀る。
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シチニンミサキ
1983年 愛媛県
水死人を見たら七人ミサキといって取り上げなければならない。見捨てると祟りがおこる。
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ボチノウエノドウロ
1986年 東京都
昔墓地だった四辻がある。供養をせずにその上の道路を作ったので、そこではよく事故が起こる。
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ミサキサマ,アクマ
1963年 岡山県
首吊りや行き倒れの死人はミサキ様として祀る。悪魔に誘われたのだとして、手厚く葬る。
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ミズシ,カッパ
1985年 石川県
手取川の淵にはミズシ(河童)が住んでおり、古来、ミズシに引きずり込まれて亡くなる者が少なくなかった。
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シロナマズ
1933年 大阪府
毎年溺死者が多数出る川があった。人々は、この川には白鯰が棲んでおり、それを捕らえようとする者が、知らず知らずに川の深みへ誘い込まれるのだと考え、白鯰を水魔として怖れた。
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マガサシタ,ミサキガサソッタ
1983年 岡山県
北房町下呰部では、死ぬような気配もなかったのに自殺してしまうような人が出ると、魔がさしたとか、ミサキが誘ったなどという。
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ヤマミサキ
1933年 山口県
ヤマミサキは山にいる亡霊である。崖から落ちて死んだ者、難船して死んだ者は、死後8日までヤマミサキになるという。
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