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検索対象事例

チョウシガシミズ
1965年 岩手県
弘仁八年(817)の大干ばつの時、羽黒山に雨乞いすることにし、人々は蓑笠をつけて三日三晩の間、神前で農歌を歌うと、出羽神社の境内に二つの湧き水ができた。

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アマゴイジゾウソン
1987年 長野県
昔,雨が降らないときには村の四辻に座っている大きな丸い黒石をがんじがらめに縛って千曲川に放り込み,雨を降らせてくれるよう祈った。するとその夜更けから大雨となったという。黒い石は引き上げられて丁重に祀られ,「お助け地蔵尊」とか「雨ごい地蔵尊」とか呼ばれた。今でも農家の人たちが「水神様」として祀っている。
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アマゴイ
1981年 山形県
大正ごろまで、雨乞いをするときは熊野神社で2斗樽に水を汲み、笹の葉で水をふって神主が拝んだ。水は村の人が毎日順番にふった。
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タケノノボリ
1987年 長野県
昔,日照りが続いたとき,村人達が夫神岳と女神岳に「大雨を降らせてくれればあらん限りの供物をささげます」といって祈願した。そして長い布を竹の先に張って竜神をあらわし,幾つかの幟を立ててまず夫神に登って祈った。すると不思議なことに,夫神岳の上空に九頭竜のような形の霊体が現れて女神岳の上空に進み,山を包んだ。すると間もなく大雨が降ってきて村人達は助けられた。
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アマゴヒワカ
1975年 広島県
備前国の水野義風という武士が、主人に命じられ雨乞いの歌を詠んだ。百姓は喜んでこれを持ち帰り、産土神に供えて効験を得たという。それから今に至るまで、日照りの時にこの歌を出して祈ると、必ず雨が降るという。
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リュウノヒモノ,リュウ
1983年 岡山県
どうしても降らないときには、出雲からもらってきた竜の干物を使って雨乞いをする。新しいたらいに神社の井戸の水を汲んで竜の干物を入れると、それはどんどん大きくなってたらいの中を回り始める。そうして、雨が降ったら、お祭をしてその竜を水からあげ、しまっておくのだ。これによって雨が降らなかったことはないという。
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カミノオツゲ,アマゴイ
1928年 鹿児島県
加計呂麻島の南にある與路島には300戸くらいの人が住んでいた。ある年の6月から8月にかけて、50日くらい旱魃が続いた。小学校教員の妻が深夜に神のおつげを聞き、海で身を清めた後、踊り、歌って雨乞いをした。その後、島の人々も参加し、7日7夜踊り狂って雨乞いをした。祭りの終わる7日目に雨が降って、水神の信仰はいっそう高まったという。
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サケ,イド
1967年 福島県
昔、勿来に孝子がいた。母親が酒好きであったが、貧乏なので飲ませることができない。それを悲しく思いながら、ある日家の後ろに井戸を掘った。すると酒のような水が湧き出、それがたいへん良い酒だったので、母親に飲ませて喜ばれたという。井戸を掘った鍬は出蔵寺にあるといわれ、大同2年にこの寺が建立されたときに、縁起が良い鍬として地ならしに使われたという。また、井戸は現在酒井関根の蛭田源右衛門という人の屋敷裏に跡が残っているという。
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アマゴイ
1935年 熊本県
黒川村では、踊山に雨乞いをする。ここの水神は古来より踊りを好むので、1戸から1人が出て、一同が賑やかに舞ったり、囃したりして雨乞いをした。この水は今はまったく湧かないが、昔から戦争や異変があるごとに湧かなくなるという。
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ミズゴイジゾウ
1990年 長野県
元禄3年より前に、原本村の丸山家で井戸を掘ったところ、地蔵様が出てきた。村で地蔵を建てて祀った。水の欲しいときにこの地蔵様を女鳥羽川に投げ込んで祈ると、雨が降ったという。
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カモダイミョウジン,ウタ
1983年 京都府
ある8月15日の夜に空が曇っていた時、賀茂社の神主である長明が「吹払へ我賀茂山の峯の嵐こはなをざりの秋の空かは」と歌を詠んだところ、賀茂大明神の感応があり、天は晴れたという。
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オグラヤマ
1987年 長野県
この山に登ると雨が降るといわれる。日照りが続くと,村人が蓑を着て山に登り,神様から剣先を借りて来て川に沈めて雨乞いをした。剣先を返さないと大洪水になるといわれていたので,必ず返しに行った。
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アマゴイ
1977年 東京都
東武三囲山というところに稲荷社があった。百姓たちが雨乞いしていると、其角が「夕立や田を見囲り神ならば」と俳句を詠んだ。すぐに大雨が降って、皆喜んだ。
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ミッツノツボ,オダイシサマ,(アマゴイ)
1932年 福井県
日照りが続いて飲み水もなくなると、村人は一村をあげて舟を乗り出す。太鼓を叩いて騒ぎ立てながら三つの壺に漕ぎ寄せる。そして壺の底がからからになるまで汲み干して引き上げてくる。これを毎日繰り返していると、七日経たぬ内にきっと雨が降ってくるという。
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(アマゴイノワカ)
1974年 香川県
正徳2年の夏に、讃岐国の観音寺にある坂本天神の社で雨請の俳諧興行がなされた。その時「神風の雨こそ匂へ夏の草」という発句の後、匂いの花を吟ずると、雨が降り出したという。
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ノウインホウシ,ウタ
1983年 静岡県
むかし、能因法師が東国を遍歴していた時に、伊豆の国の三島神社に詣でた。その時農民が雨乞いの歌を所望していたので、「天の川苗代水にせきくだせ天降ります神ならば川」と詠んだところ、天地が感応したのか、大雨が降ったという。
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ダイジャ
1986年 埼玉県
昔、じいさんと娘がいた。その娘は不思議な力を持っていた。ある年日照りが続いたので村人が娘に雨を降らせて欲しいと頼みに行くと娘は「七日七晩は決してお堂に入らないように。」と言ってお堂に入った。一人の若者がお堂を覗いてしまった。するとそこには頭が二つの大蛇がおり、若者の顔を見ると天に駆け昇ってしまった。すると空から大雨が降りだし、三日三晩降り続いた。村人は娘を竜神様として沼のほとりに両頭庵というお堂を建ててお祀りした。
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ヤマノカミ,オイタアマ,ロウバ,イケノヌシ
1983年 岡山県
尼ヶ山の山頂には池があり、その池の主でもある山の神は、老いた尼の姿をしているという。ある年、日照りが続いて稲がみな枯れそうになり村中で心配していたところ、一人の老婆が現れて、自分を祀れば雨を降らしてやろうと言った。村人がその老婆の姿が見えなくなった池に祈ったところ、大雨が降った。今でも、日照りが続くとこの池に雨乞いをするのだという。
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リュウジン
1977年 神奈川県
雨乞いは、以下のようにして行われる。法印を先頭に鉦や太鼓鳴らしながら雨乞岳へ登り、山頂で祈願した後山を下りる。その途上、四十八瀬川の上流付近にある黒竜の滝へ六根清浄を唱えながら木の枝を投げ込むのだ。すると、竜神が怒って雨を降らせるのだという。
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(アマゴイノワカ)
1974年
吉川惟足が「夕立の雨のたまもの得てしがな民の草葉の潤ふばかりに」と詠んだところ、同じ日の午刻から大雨が降り出した。三日三晩止まず、民衆が苦しんだので「から衣ひも重りぬ神風やはや吹とけよあまの八重雲」と詠むと雨が止んだという。
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タマガワ
1965年 岩手県
大治年間(1126~1130)に大干ばつがあった際、村民が集まり雨乞いの祈願をしたところ、泉が湧き出た。この清泉を玉川という。
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