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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハシ,ベンジョ,イドナド(セイカツニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
箸の端を持って食べる人は遠くの国に住むようになり、箸の元を持って食べる人は地元に住む。丑三つ時、便所の壷の中をロウソクの灯りで覗くと、将来の配偶者の顔が見える。井戸掘りの時に鳥の羽を掘る場所に差し、羽に水滴があれば地中に水のあるしるし、など。

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ハシ
1943年 山梨県
野山で箸を作って食べたら、その箸は折り捨てないと祟る。
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ヨウカイ
1929年 大分県
山で弁当を食べたとき箸をそのままにしておくと、妖怪が来て尻を拭う。そうされた者は病気になるので、箸をふたつに折って捨てなければならない。
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アカイトリ
2001年 鹿児島県
雷が落ちた場所から赤い鳥が一羽飛んでいった。
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ダイジャ
1980年 青森県
茅の箸でご飯を食べてはいけない。出羽三山では絶対にしない。弘法大師が高野山に登ったとき、茅の箸で昼飯を食べてから登った。帰り道で大蛇に遭った。呪文を唱えたら大蛇は消え、茅の箸になった。箸の間の飯一粒が大蛇になっていた。
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テング
1981年 香川県
金刀比羅宮の祭りが終わった11日は膳具を全て観音堂から庭に捨てる。参詣人も寺の僧俗の人々もみなこの夜は登山しない。この日に用いた箸を拾えば幸福になるというが、翌朝参詣しても箸は1本もない。箸は夜に阿波の箸倉谷へ守護神が運ぶのだという。一般には天狗が箸を運ぶのだろうと言われている。
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ハス,ツル
1973年 愛知県
三河国渥美郡鷲田村の百姓磯八が、6月11日に蓮の葉をとり、瓦野という場所で干していた。すると翌日4時頃から葉が次々と浮かび上がり、9時頃には150枚ほどにもなった。もはや上の方は見えなかった。その中から白い鶴が1羽降りてきて虚空に上がり、その後東から白鶴が3羽来て1羽は虚空へ、2羽はまた東に飛び去ったという。
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キジ
1976年 山形県
羽州米沢のある村に産まれる人は、雉を食べられない。もし食べるとたちまち腹痛を起こす。
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ジョフク
1978年 山梨県
徐福たちの魂が3羽の鶴になって留まっているといわれる大原で、元禄11年3月29日、1羽の鶴が死んだので、役人が検分に来てその羽と肉を江戸へ献上し、骨を福源寺に葬った。寛政6年3月に2羽の鶴が自分で羽を抜いて落ちてきたが、その場所はわからなかった。
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ハシ
1931年 沖縄県
箸は魚に化ける。洗った箸が出てこないのは、魚に化けて流し元から逃げたのである。
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キツネ
1990年 福島県
狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
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サカサスギ
1929年 栃木県
八幡神社の逆杉は二本あり、義家が奥州征伐のときに食べた箸を立てて、そこから根付いたものであるといわれている。箸を逆さに立てたので、枝葉が反対になっているのだという。
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〔メイチョウジン〕
2000年 徳島県
正月15日の小正月の前日に、命長神に二人前を供え、家族も祝儀膳にすわり、神の箸にて食べる。その神箸を最も上にして、家長から順番に箸を二本の縄に結いつけ、神棚に供える。
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(ゾクシン),センメンキ
1998年 静岡県
夜中十二時に水を入れた洗面器を覗くと、将来の自分の死に顔が見える。
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コエ
1995年 滋賀県
井戸掘りが自慢の高慢な男が堂宇の井戸掘りを命じられる。しかし、男がいくら掘っても水が出ない。五十尺あまり掘ると、底から「しおん(四恩)や知れ」と聞こえた。男は逃げ出したが、南嶺和尚に四恩の意味を諭され改心し、新しい井戸を掘ると水が出た。
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(ゾクシン),カガミ
1998年 静岡県
夜中の十二時に自分の顔を三面鏡で映すと、将来の顔が見える。
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カラス,(ゾクシン)
1975年 山口県
人が一人死ぬと、カラスが一羽死ぬ。
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モウハツ
1975年
人の毛髪には不思議な力がある。木にかけておくと、鳥たちが近づかず、地中でも腐らない。また、人が逃げた時にも、その人の髪を糸車にかけて左に回せば、その人は道に迷って遠くへ行けず、戻ってくるという。
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(ゾクシン)
1960年 愛媛県
子供が生まれてから100日目に「箸ぞろえ」を行うという。この時には、お皿に石を入れてから食べる。こうすると、歯が丈夫になるという。
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サカサヤナギ
1990年 長野県
さかさ柳は木曽義仲が柳の箸で食事をし、その箸を逆さにした者が芽吹いたのだといい、御馬越の奥にある。
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セッチン,トリ,(ゾクシン)
1915年 愛媛県
雪隠にいる人を覗くと鳥になるという。
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テングノハネノオト
1983年 岡山県
苫田郡富村大には、山中の経験を克明に記憶している老練な猟師がいた。その話すところによれば、「天狗の羽休め」という木があり、そこを通ると天狗の羽の音がするのだという。この羽の音が聞こえなくなったら、猟はやめなければならないのだという。
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