〔シンブジマ,カミカマジマ〕 1956年 宮城県 塩土翁神が汐を煮るときに、竜神が釜を献じたという。
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イモ,コウボウダイシ,ナナフシギ 1929年 愛媛県 市外の吉藤に弘法大師が来た。そうして民家に食を乞うた時、民家では芋を煮て食べていたのに弘法大師に出さなかったのでそこの芋は石の様に堅くなった。(松山七不思議)
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ウシイシ 1956年 宮城県 境内東の池の中にある長さ6尺ほどの寝牛の石。目、鼻、角、耳のついている自然石で、常は水面から背中だけ出す。7月6日の池さらいのときだけ見ることができる。塩土翁神が塩を焼くとき、汐を運んだ牛が石になったという。
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カジ 1965年 岩手県 村に火事があって民家が焼けると、数日のうちに雨が降るという。
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エンコウ 1939年 島根県 えんこうは海にもいる。漁夫が沖で釣りをしていたら、えんこうが現れた。漁夫は糸目算に船を漕いで逃げ帰り、汀に乗り上げてから後ろを見るとえんこうがついて来ている。漁夫は家に帰り、翌朝汀に行ってみると、船が木っ端微塵に砕けていた。
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ナミコゾウ,ウミボウズ 1991年 静岡県 海坊主や波小僧が難儀しているところを助けたら、波の音で天候を知らせてくれるようになった。
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(ゾクシン) 1938年 秋田県 オコゼは、山の神が嫌っているから、山を越させないといわれている。
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(ゾクシン) 1983年 下総国の民家では、元旦から30日に行われる妙見祭りの日まで餅を食わない。もしも食べたら大いに祟られるという。
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ウバ 1937年 岐阜県 昔々、月夜の晩に高い山のてっぺんから姥が淵へ頭を浸して髪を洗ったという。
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シンカ,ショウカゴンゲン,オオヤマゴンゲン 1975年 島根県 夜、隠岐国の海中から焼火権現の神霊である火が現われる。この神は風波を鎮める。船が難破しそうなとき、この神に祈ると海上に神火が現れ難を逃れることが出来る。
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ジャタイノムスメ 1975年 高知県 姉妹共に蛇体となって入水した。妹が入水の場所を探していると、良い淵を見つけたものの近くに民家があった。その晩、民家に泊まらせてもらったが、見ないようにと頼んでいた寝姿を見られ、元の川に帰っていった。
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ヒトダマ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 人だまに関する俗信。死ぬ前には人だまが飛ぶ。人魂が川や山のムネを越したら三年生きるが、越さなかったらその年のうちに死ぬ。
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フクノカミ 1943年 長野県 から湯を煮ると福の神が逃げる。
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テング,テングガミ,(オンナテング) 1975年 スサノオノミコトは、猛気が胸に満ちるあまり、物を吐いて、それが天狗神になった。姫神であり、威いは強く、鼻は長く、耳も長く、牙も長い獣である。
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ナミコゾウ 1991年 静岡県 波小僧は波の音で天候を知らせてくれる。行基が田植えをさせた藁人形、または弘法大師が猪除けにした、あるいは秋葉神社の建築に使った藁人形が捨てられて遠州灘に流れ着き、波小僧になったという。
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テング 1988年 長野県 祭りの際に、稚児が1人行方不明となった。数日後天狗にくわえられた稚児が石の傍で見つかったが、死んでいた。数十年後に、この石を使って家を建てたが毎夜その壁に稚児の姿が映り、その霊を鎮めるために石碑を建てた。
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オト,コエ 1975年 高知県 杉の尾山は昼日中でも大きな音がする。人を呼ぶ声が響くと必ず山が荒れるので、村人は恐れて山の神を祭り山鎮めのご祈祷をした。明治になって営林署が管理するようになっても四方鎮めを行ったことがある。
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ツメ 1965年 岩手県 一月六日までは爪を切ってはならないという。七日に炊いた粥に爪を浸してから切る。これは災害邪悪を払う呪いだという。
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(カイスイノイロ) 1975年 正和壬子4月12日、相州の海水の色が赤く変じ、西は豆州から東は武州、総州に至るまで300里の間の海水の色が変わった。『玄中記』に、頭から尻尾まで船で7日かかるという魚がおり、産卵の際には100里が血に染まるというが、おそらくこれが原因だろう。4日後に海は元に戻ったが、ほどなく元亨・建武の乱が怒った。
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ダケイシ,コウボウダイシ 1958年 岐阜県 ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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ジャキ,ジャ 1974年 蟇目(ひきめ)とはまだ何も起きていない時にあらかじめそれらを鎮めるもので、鳴弦は既に何か起こったものを鎮めるものである。これらを混同している弓家がいるがそれは間違いである。
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