ヒブセノマジナイ 1964年 福島県 家を新築するときは、木製の男根、ときには男女両性を一対つくって屋根裏にそなえる。火伏せのまじないだという。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 民家にまつる道祖神としての男根、女陰は、新築の際にはどこの家でもまつる。魔よけになるし、子どもが繁盛するまじないにもなる。
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ヒブセ 1981年 山形県 火伏せには、建前のときにまいた銭に糸を通して火棚に吊るしておく。
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(ゾクシン) 1938年 青森県 新築の際、棟上げが終わった日に家移りをするが、まず火をたき、それから身柱(大黒柱)の所へ臼と箕を運び入れてその夜からそこの主人が泊まる。その時に、棟上げで飾った供物のうち、五穀を白紙に包んで神酒をかけ、誰も知らないうちに身柱の下に埋めるという。これを人に見られたり、または芽が出たりすると、悪いといわれている。
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フンシガミ 1986年 沖縄県 屋敷に祀っている神をフンシガミという。屋敷の北側に祀るとよいと言われるが、東に祭っている家もある。毎月旧暦の1日と15日に男の人が拝むことになっており、ヒジル・ウコーを供え、火をつけた線香は供えない。神のいる場所に近い場所にある屋敷は、精が強いと家族に悪影響があるので、フンシガミを置く。
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カミサマ 1938年 青森県 地形もるときに、神さまに祓って貰い、棟上の時にも神さまに祓って貰って、草履一足と御幣を南側のケタにつけて貰うという。家を移るときは家移り祝いをして、親類一同を呼んで神さまに祓って貰い、おめでたい山唄を歌うという。
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(ゾクシン) 1961年 愛媛県 着物を仕立てるなら酉の日がよく、その際、袖から縫い始めると早く仕上がるといわれている。新調の着物を着るときには、手を通す前に一度大黒柱に掛けてから着る、氏神様の方を向かって着るなどという。また、洗濯物は北向きに干したり、さした方から抜きとり、反対に抜きとるものではないという。
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ヒカヒシ,ピダマ 1931年 沖縄県 人玉が人家を焼いて半焼した際には、家の四隅から屋根茅を集め、それで小さな家を作る。それを燃やし、その煙に火玉を乗せて天に昇らせ、各人が煙鐘を打って追い払う。
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テング,(ゾクシン) 1978年 石川県 棟上げの時、天狗が巣をかけないように、天狗が嫌いな塩サバを一尾あげる。サバがないときは、大工の尺棹を逆さまにしてゴテ柱に下げる、あるいは機織りのおさを下げても良いという。
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(ゾクシン),ヒノタマ 1936年 熊本県 火の玉を見てしまったときは、「人の玉か我が玉かは知らねどもつなぎ留めたる下前の褄」と唱えて、3度針で縫う真似をするとよい。
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コイシ,サイセン 1956年 宮城県 鳥居の上、あるいは石像の上に小石を乗せたり、境内の池に賽銭を紙にのせて、願い事の成否や吉凶を占うという。また社殿や仁王像などに口で紙つぶてをうちつけたり、格子に左手で紙を結ぶなどの形式もある。
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ヘビ 1929年 東京都 2月ごろには田の真ん中に竹などを立てて、藁を蛇のように編んだものを結びつける。初午稲荷にはわら合子を作って供物を入れる。合子の編み方はこの蛇のようであり、蛇を作って結いつけているのは、蛇をさぐる呪である。
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(ゾクシン) 1986年 愛媛県 出産に関する俗信。おりどこが右にいると男の子、左にいたら女の子が生まれる。神さまにお供えをするときにもんもりとご飯を盛るときれいな子どもが生まれる、など。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 県下のほとんど全地域の民家に、建築の際にまつった道祖神ようの男根、女陰がある。平野・盆地・都市およびその近郊の新しい建築にはみられない。
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(ゾクシン) 1972年 長崎県 棟上げの時、屋根の上に飾った布を妊婦が腹に巻くと、安産になるという。
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フィーダマ 1932年 沖縄県 火事があるとそれが鎮火するまで「ホーハイ、ホーハイ」と叫ぶ。「ホー」は女陰、「ハイ」はあらわすで、女陰をあらわにして「火玉」すなわち火災の神を寄せ付けないことを意味すると思われる。
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ヤケハチマン 1956年 宮城県 旧正月15日の朝、八幡神社の境内に青竹の小屋を立て、それに火をつけて煙が南に傾けば豊年、北になびけば凶といわれる。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 信達地方では、民家の道祖神のような男根、女陰は火伏せの呪法ともいう。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 年中行事に関する俗信。子どもが産まれてくる予定の正月には、最初に男性が入ってくると男児が生まれるといわれ、女性が入ってくることを嫌うという。2月の初午にお稲荷さんに油揚げを二枚供えると、金持ちになるという。5月節供の日には、蛇が男に化けて娘を嫁に連れて行くから、屋根にヨゴミしょうぶをさして蛇除けにするという、など。
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ドウソジン,ダンコン,ニョイン 1964年 福島県 安達地方の一部には、道祖神のような男根、女陰を民家にまつるとき、新嫁に背負わせる。
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