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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イシ
1967年 福島県
薬師堂の内に独鈷の形をしている石があり、よく化けたと言われている。今は残っていないそうである。

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トッコノユ
1928年 静岡県
修善寺前の川中に独鈷の湯と呼ばれている場所がある。石に穴をあけて浴槽にしてあるのだが、これは空海が独鈷で掘ったものであるといわれている。
類似事例

チノデルイシ
1988年 奈良県
薬師寺の塔の礎石は血の出る石だという。石工がこっそり割ろうとしたら、石の中から真赤な血が吹き出たので慌てて逃げ帰ったが、石工は病みついて死んだという。
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ヤクシニョライ
2000年 愛知県
医王寺の薬師如来は行基が作ったものといわれる。昔医王寺に盗賊が押しかけ、薬師如来像や宝物を盗もうとしたことがあった。そのとき1人の坊さんが盗賊の前に立ちはだかり、盗賊たちをなぎ倒し追い払った。この時の坊さんは実は薬師如来が姿を変えたもので、像には盗賊につけられた刀傷が腕に今も残っているという。
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カメ
1990年 福島県
亀石という亀に似た形の石がある。亀が悪さをしたので、お寺さんか祀った。
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イシ
1933年 奈良県
寺の境内にオコリ石と呼ばれる石がある。この石に触れるとオコリ病に取りつかれるといわれる。亀のような形で、中ほどの中央に襞があって穴があいているようにくぼんでいる。長径4尺、短径3尺、高さ2尺の花崗岩質のものである。
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ヨウカイ,バケガイシ
1967年 福島県
座頭の形に似ていたといわれる化けが石が長坂のがけ側にある。昔毎夜のように長坂に妖怪が現れるので道行く人もなくなってしまった。ある夜、内藤家家臣が通りかかり、これを斬った。翌朝見たところ、この石に刀傷がついており、以後妖怪は出なくなったという。
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ハサミイシ,ミコイシ,タヌキ
1973年 香川県
はさみのような形の石があり、はさみ石という。昔、そこで狸が巫女に化けて人を化かしたので、巫女石ともいう。
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カネノオト
1933年 京都府
火葬場のあたりに、昔、薬師堂があった。ここに小判が埋められていると伝えられている。静かなとき地下から薬師堂の鐘が聞こえるという。
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ダイシ,イズミ
1943年 香川県
大師が大窪寺の奥の院のそばの石のところで唐伝来の独鈷をうつと、清水があふれた。
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ダキジゾウ
1990年 愛知県
蓮花院に、いつの頃からか地蔵によく似た自然石があり、地蔵石と言われて祀られている。願い事を唱え、地蔵を抱き上げることができれば、願いが叶うという。
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ソウノカセキ
1919年 沖縄県
昔、粟国島に降り立った一人の僧が、洞窟の中に三体の仏の姿をした石を見つけた。この洞窟で死亡した僧の首が一瞬の内に化石化してしまい、いまでも残っている。
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カラステング
1922年 岩手県
中尊寺薬師堂の宝物のなかには、鳥天狗の頭蓋骨がある。
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バケイシ
1995年 山形県 
さびしい沢にあった石は、夜通ると女かぶりした人が座っているように見えたり、いろいろなものに見えるので、化け石と呼ばれていた。
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ヤクシイシ
1933年 兵庫県
西平野村から阪急の線路を越えて大仏原に向かう小道の中程に松林の中の古墓に囲まれたお堂の中に薬師石がある。この石は昔ここに、家を建てようとした大工が邪魔になると言って掘り起こそうとしたが上手くいかず、大工は腹痛を起こして三日経って死んでしまった石で、現在その前に薬師仏が祀られている。
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バケイシ
1987年 山形県
有屋には化け石と呼ばれるものが4つあり、杉ノ入の化け石は美人に化けて侍の柴田清左ェ門を招き、不審に思った清左ェ門が石を斬りつけた、その跡が残っている。
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アラビルカミサマ,ヤクシサマ
1990年 長野県
昔、非常に祟る神が住んでいて困ったので、薬師様がその神をふせて上に薬師堂を立てた。人々は前の神様をあらびる神様といって恐れたが、今でも薬師堂の縁の下にはあらびる神様を埋めた土が盛り上がっており、その土を触ると祟りがある。
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ネズミイシ
1980年 岐阜県
1メートルぐらいで模様が浮き出ている鼠石という石がある。長倉の桂峯寺にこの石を持っていったら、双六の蚕が腐ってしまって繭にならなかった。それで鼠石を連れ戻したという。
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バケイシ
1987年 山形県
化け石という石は、若い女に化けて侍を騙して斬りつけられた。その石が今でもある。
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1931年 愛知県
昔、医王寺にいた住職は美男であった。ここに住み込みで使えた下女は醜女で、和尚の気を引こうとして薬師如来の御燈の油を盗んで髪につけ、身だしなみを整えていた。それが和尚に露見し、叱責された上に寺を追放された。女は怨み悲しんで世を去った。その後、彼女の墓のあたりに青白い火がジワジワと油の燃える音を立てながら飛んでいる、その音は「メッタイクヤシイ」と言っているように聞こえるという。明治の初年頃までは見られたらしい。
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バケネコ,ハイラズノマ
1957年 熊本県
人吉城の中に化猫が出るという騒ぎが起き、寛永2年、普門寺のあとに生善院(俗称猫寺)を建てて菩提を弔った。観音堂脇の大木は猫像であるという。本堂には今も入らずの間があり、ここに泊まるとどうしても眠れないという。
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