ニワトリ,ウグイス,スズメナド(トリニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 鶏が真夜中に鳴くと火事か凶事がある。鶯の声を左の耳で聞くとよい事がある。鶯の初音を右の耳で聞くとその年の収入が多く、その反対(左の耳で聞くことか?)は出費が多い。雀が室内に入ると不幸不吉といわれる。鳥が戌亥の方向で鳴くと不吉、など。
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イヌ,(ゾクシン) 1942年 富山県 夜犬が遠吠えをするとその附近の誰かが死ぬ。また夜が追い鳴きをすると人が死ぬ。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 犬の遠吠えは火事の前兆。鳩が夜鳴くと女の人が死ぬ。
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イヌ,ネコ,ネズミナド(ドウブツニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 犬の遠吠えは異変の兆し。犬が首を掻くときは人が死ぬ。猫が顔を洗う仕草をすれば客が来る、または天気になる。猫の駆け込みは不幸の兆し。猫の糞が路の真ん中にあるときは近いうちに雨。睡眠中に鼠が頭部に上れば、その人は死ぬ。出先で鼬(いたち)が横切ると用がまとまらないなど。
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イヌ,(ゾクシン) 1942年 富山県 犬が遠鳴きをすると近所に死人がある。また、犬が変な声で独り鳴きをすると必ず人が死ぬ。
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クボエ 1940年 宮城県 犬が長く尾を引いて鳴くことをクボエといい、そういう風に鳴くことをクボエヲカケルという。犬が首をもたげるようにしてクボエをかけるときは、凶事があるという。また、首をうなだれるようにして鳴くときは、その家かあるいは近所で人が死ぬ前兆だといわれている。
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(ゾクシン),イヌ 1935年 島根県 夜に犬が長吠えをするのは、死人が出る知らせという。
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(ゾクシン) 1964年 愛媛県 「鳥の鳴き声が悪いと、日とがしぬ。犬が遠吠えをする時に向いている方向が不吉である。」などのような俗信がある。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1971年 福島県 死の予兆。カラス鳴きが悪い。夜誰もいないのに戸があく音がする、犬が遠吠えする、など。
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ナキゴエ 1940年 山口県 動物に関する俗信。犬が長鳴きをすると、村に騒動があるという。火事の前には鼠がいなくなるという。烏の鳴き声が悪いと、死人が出るという。人が一人死ぬ度に烏が一羽死ぬので、それを悲しむ烏が死期の近い人が在れば鳴くという。烏が棟に止まって鳴くと、その家かあるいは親族内に凶事があるという。
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(ゾクシン),イヌ 1933年 栃木県 犬が遠吠えをすると、近所に死人が出るという。
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クボエ 1940年 新潟県 深夜、犬が一種異様な寂しい長い声で鳴くことを、「犬がクボエかく」と言い、幽霊を見たのだとして、不吉と恐怖の現象だという。
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(ゾクシン),カラス 1933年 神奈川県 烏鳴きが悪いと人が死ぬ、闇夜に烏が鳴けば凶事がある、という。「暗の夜に鳴かぬ烏の声きけば生まれぬ先の母ぞこいしき」と3回詠めばよい。
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(ゾクシン),カラス,カラスナキ 1935年 栃木県 烏鳴きが悪いと人が死ぬ、烏が4声2声鳴くと人が死ぬ、月夜に鳴くと女が死ぬ、闇夜の烏鳴きは女が死ぬ、という。
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オエンナキ 1940年 富山県 犬が長く鳴くことをオエンナキという。これを聞くと、その近くで死人があるという。実際に近隣で死者が出ることが多かった。また、自分だけが聞いて、近隣の人が聞いていない場合は、自分の身内から死者が出るのだといわれている。
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(ゾクシン),イヌ 1935年 栃木県 犬が遠吠えをすると、女の人が死ぬという。
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(ゾクシン) 1985年 福島県 動物が知らせる予兆。烏がなんとなく恐ろしいように鳴くと誰かが死ぬといい、それは鳴いている烏の尾の方角であるという。クモが朝早くさがればお客が来たりいいことがある、など。
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ヒトダマ 1976年 熊本県 カラスが「チャホチャホ」と鳴いたり、フクロウが「ホウホウ」と鳴くと近くの家に死人が出るか変事がある。ヒトダマが屋敷から飛んだり降ったりすると、その家に不幸があるとも言う。
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(シノヨチョウ),カラス,イヌ 1956年 宮城県 部落で病人が死ぬときは、カラス鳴きが悪い。夜になると犬が陰気な声で遠吠えする。死ぬ人の魂は神道の家ならば産土神へ、仏堂の家ならば菩提寺へおさまる。そのとき魂が鳥や犬の目に触れると、不吉な泣き声をする。
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トリ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 烏の鳴きが悪いと人が死ぬ。悪いときは悲しそうに引張ってなく。その鳴声は死人のある家の人には聞こえない。
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