国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

クダギツネ,ギョウジャ
1977年 神奈川県
クダギツネは行者が竹の管に入れて飼っているもので、初めは物を良く言い当てたりして重宝するが、どんどん子供が増えて飼うのが大変になると、病人に憑いたりするようになってしまうのだという。これを落とす為には、七箇所の墓石を欠いてきて、半紙に包んで持っていなければならない。

類似事例(機械学習検索)

クダキツネ
1982年 神奈川県
クダ狐は行者が竹の管に入れて飼っている狐で、始めは物をよく言い当てたり重宝だが、増えて飼うのが大変になると病人に憑く。これを落とすには7ヵ所の墓石を割って持っているとよいと言われた。
類似事例

クダギツネ
1964年 神奈川県
クダ狐は行者が竹の管に入れて飼っており、人に憑く狐である。初めは物をよくいい当てたりして重宝だが、どんどん子供が増えて飼うのにたいへんになると、病人に憑いたりする。7ヶ所の墓石を欠いてきて、半紙に包んで持っていると落ちると言われる。昔は、狐憑きの病人が出ると、ほうぼうで墓石が割れたという。横浜市神奈川区片倉町の事例。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネが人に憑くことがあるという。稲荷様の信者に憑くという。喋る者と喋らない者がおり、戸締まりをするようなとくどくど言う。離すときは、行者に除けをしてもらってミチキリをした。
類似事例

クダギツネ
1942年 愛知県
市の日に出た八卦見がクダギツネを使っていた。クダギツネは、伏見稲荷から授かる。指の太さぐらいの管に入っている。2、3年は思いどおりになるが、管の中央のしきりを取れとせがまれる。それを取ると急に増える。両側に雄と雌とがいるからである。何か知りたいことがあるとキツネはどんな遠くでも行って、それぞれ1つの事柄を入れ替わり立ち替わり報告に来る。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネが人に憑くことがあるという。離すときは、祈とう師や山伏に祈とうをしてもらったという。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネが人に憑くことがあるという。キツネツキをいわれる家があり、そういった家は伏見稲荷からキツネを迎えてくるのだが、京都から迎えるのはクダギツネだという。離すときは、行者を呼んで祈とうしてもらったという。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
人にクダギツネが憑くと、突然非常識なことを言うようになった。キツネに関することが多かったという。離すときは、煙でいぶしたり水をかけたりして刺激を与えたという。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがあるという。ふるい出しを起こして、色々口走ったり飛び起きたりするかと思うと、けろりとしているなどという。祈とう師に拝んでもらって離す。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は騒いだり、垣根につかまって揺するといったおかしな行動を取った。祈とう師に拝んでもらって離す。
類似事例

クダギツネ
1977年 神奈川県
この地域で憑くキツネといえば、クダギツネである。これに憑かれると、飯を何人前も平気で食べていながら、身体の方は段々と痩せていってしまう。ある人にこれが憑いたとき、行者にみてもらってもなかなか落ちなかった。他の行者にみてもらったところ、その時にみた行者が憑けたのだろうといって落としてくれたという話もある。
類似事例

キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。キツネツキといわれる家では、どこだかの神社からキツネを迎えてくる。そうするとお金が貯まるが、そのうちに竹の管に入れられたキツネが出してくれと騒ぎ出す。それを出してやると、よその人に取り憑いて病気にしたりするという。離すときは、三峯神社の掛け軸をかけて祈とうしたという。
類似事例

トウビョウギツネ
1973年 鳥取県
病気になったときはトウビョウギツネが憑いたという。ある家筋がキツネ持ちだといわれ、婚姻で差別される。キツネを離すには病人を煙でいぶしたり、お大師講の数珠を振ったり、藁苞に小豆飯と油揚げを入れたものを病人に持たせて「家に帰れ」と突き出したりする。トウビョウギツネを飼うと金が溜まるといい、岡山の最上稲荷から借りてくる人もいたが、トウビョウギツネはすぐに増えて、増えすぎると逆に家から金を持ち出す、食い扶持が足りなくなると人に憑いて病気にさせる、という。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネはごく小さいものであるという。しかし、これが病人に憑くと、病人の食べ物を全部食べてしまうので、やせ衰えると言われている。
類似事例

クダギツネ,キュウビノキツネ,セッショウセキ
1977年 神奈川県
クダギツネの由来は以下のように言われている。昔、中国から日本へ逃げてきた九尾のキツネを退治しようとしたところ、那須ノ原へ飛んで殺生石となってしまった。この殺生石に法術をかけたところ、石が割れ、そこから目には見えない幾千ものクダギツネが天に散り、これが日本中に広まって人に憑いたりするようになった。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。祈とう師に拝んでもらって離した。
類似事例

クダギツネ
1991年 静岡県
クダギツネを見た人はいない。病人がうわごとを言ったり、高く飛び上がったり、すごい力を出したり、四つん這いになって物を食うなどしたときに、クダが憑いているとわかる。クダは狐の怨霊である。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
明治初期、ある家が上方の方からクダギツネを買ってきて商売を始めた。たいそうな財産を作ったがクダギツネが増えて困ったので近くの神社に捨てた。そのため、神社の芝の中にクダギツネがいると噂が立った。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、油揚げを食べたいと言った。三峯様の犬を借りてくると、憑き物が落ちるという。
類似事例

クダギツネ
1977年 神奈川県
ある家の先祖は御殿奉公をしていたが、宿下がりのときに文箱を貰い、これを絶対に開けてはいけないと言われた。祖先はこれを大切にしていたのだが、ある時、家人がこれを開けてしまって中にいたクダギツネが飛び出し、各地の病人に憑くようになってしまったのだという。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑くと、こぶのようなものが腹の中にできるといわれている。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内