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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウマトカイコ
1982年 新潟県
皮を剥いだ馬の死骸からわいた蛆虫が蚕になったため、馬と蚕は仲が良い。

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カイコ,オジョウサン,ウマ,オコサマ
1977年 神奈川県
昔、馬がある屋敷のお嬢さんを見初めてしまった為、殺されてしまった。ところが、このお嬢さんが外出しようとした時、戸口に干してあった馬の皮がお嬢さんを包み込んでしまい、結局、このお嬢さんはそのまま死んでしまった。弔いの後、その墓の上に1本の木を植えたところ、この木が芽吹く頃に虫がたかり、それがやがて美しい蚕となった。これが蚕の始まりであり、子の為にオコサマは馬の形をしているのだという。
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オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、飼っていた馬に父を無事に連れて帰ったならば馬の嫁になると約束した。馬は父を連れ帰ったが、父は怒り馬を殺して皮を晒してしまう。皮は娘を捲いて桑の木の間に飛び去り、やがて蚕となった。
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オシラサマ
1956年 宮城県
長者の娘が馬と恋に落ちて、長者が馬を殺してその皮を外に晒すと、その皮が娘を捲いて飛び去り、やがて蚕となって桑の木の上に降って来る。
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〔ウマオアブ〕
1976年
4,5月の頃に馬の尾を抜いてごみの中に置いておくと、先の方が蛆になり、やがて虻となる。その虻は尻に尾をくっつけている。
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オシラサマ
1956年 中国 晋
娘が父を思い、父を無事に連れて帰った者の嫁になると宣言したが、部下は誰一人連れ帰ることができなかった。馬がそのことを聞き、父を連れ帰ったが、父は怒り馬を射殺して皮を庭に晒した。皮は娘を捲いて飛び去り、やがて女は蚕となった。
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オシラサマ
1975年 岩手県
金満長者の飼い馬が長者の娘に恋をしたため娘が病気になった。怒った長者が馬の皮をはぎ栗の木に掛けた所、蚕が生まれ繭をかけた。その後娘は全快したが、馬に乗って宮参りに出たところ、天上から馬の声がして娘と馬が消えた。それでオシラサマを作り供養した。
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ウマ,カイコ
1940年 中国
頼みごとを叶えてくれたら妻となることを、飼っていた馬と約束した女がいた。ところが、望みが叶っても実行に移さないばかりか、父親がその馬を殺して皮を巻中に晒した。すると、その皮が女を取り巻き、桑樹に飛び去った。女は蚕にされてしまったのであった。
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オオカミ
1981年 和歌山県
狼は死人の肉を食う。ある馬喰が山道で狼が巫女の死体を背に乗せて担いで行くのを見た。
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ウマ,カイコ
1932年
昔、ある所にたいへんな長者がおり、その家にひめこという美しい娘がいた。その家の馬がひめこに恋をした。親は馬を殺し、皮をはいで外に干した。数日たったある日、突然雨が降り国運とともに観音様が現れ、ひめこを馬の皮で包み連れ去ってしまった。のちにひめこは蚕になって地上にもどり、ひめこ蚕と言われるようになった。
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タヌキ
1990年 大阪府
昔は馬荒しがいて、馬の売買場へ行く往復の道で馬を捕られたりするので馬喰のような仕事ができなかった。けれどもタマエモンという狸が上手に化けて馬荒しをやっつけたので、馬喰ができるようになった。
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ウマ,(ゾクシン)
1933年 千葉県
馬を焼き殺すと三代祟るという。火事の時、馬はすくんでなかなか廓から出ないが、臼を転ばすと容易に出るという。
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ダイジャ
1939年 新潟県
大蛇を切り殺した侍が、馬に乗って祭りを見物に行った。馬が途中で暴れだし、侍を振り落として、それを咥えて引き摺り回した。侍は死んでしまった。大蛇が龍になる直前に殺されたので、馬に化けて復讐したといわれた。
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カッパ
1967年 福島県
ある夏のこと、草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらった。
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ダイバ,ギバ
1956年
馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
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ダイバ,ギバ
1956年
馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
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ダイバ,ギバ
1956年
馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
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ガワラ
1983年 愛媛県
入野村の庄屋の家で一匹の馬を飼っていた。入野の原で走らせていると、この原より少し南にある淵からがわらが出てきて馬の綱を身に巻き付けて淵に引き入れようとする。馬は引きずり込まれて頭も隠れるほどになった時、驚いて一目散にかけて庄屋の家に帰った。がわらは綱にからまったまま力なくうずくまっていた。5、6歳の子供のようで頭には皿のようなものがあった。農民はそれを打ち殺して埋めた。その塚をがわら塚という。
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オシラサマ
2002年 岩手県
馬を殺された娘が家を出るとき、父親に春の3月16日の夜明けに臼の中を見るようにと告げる。娘は馬と共に天へ飛び去り、娘の言うとおり臼を覗くと、中には馬の頭をした白い虫が湧いていた。
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ガワロ
1992年 宮崎県
馬は去勢した後、毎晩川で水浴びさせて冷やす。ある日そうして川に馬を引いていったが、馬がどうしても川に入らない。帰って話すと、川にガワロがいることを馬はわかっていたのだと言われた。
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オオカミ
1981年 和歌山県
狼が猪をしとめたのを見たら、「皮だけ欲しい」と頼めば残しておいてくれる。狼はそれほど行儀がいい。
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