ダイコクサマ 1982年 新潟県 12月9日は大黒様の嫁取り・大黒様の祝言・オカタ迎え・大黒様の年取り・大黒様の年夜などといい、二股大根と豆を供えるところが多い。腹いっぱいの大黒様が腹減らしのために大根を洗っていた女性から二股大根の片方をもらった。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1982年 新潟県 12月9日は大黒様の嫁取り・大黒様の祝言・オカタ迎え・大黒様の年取り・大黒様の年夜などといい、二股大根と豆を供えるところが多い。それは、さまざまな理由で女性から二股大根の片方をもらって食べたからだと言う。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1982年 新潟県 12月9日は大黒様の嫁取り・大黒様の祝言・オカタ迎え・大黒様の年取り・大黒様の年夜などといい、二股大根ときな粉餅・小豆餡餅・豆御飯・豆腐汁・打豆入汁・納豆・炒り豆の7色を供える。炒り豆は焙烙で3回炒り、一生枡に入れて、「大黒様大黒様豆振って聞かせます 耳あけて聞かれやれ 目あけて見しゃっしゃれ」とうたって供える。大黒様は耳が聞こえないという。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1988年 岩手県 12月9日は大黒様の年取りで、マダカァ大根(2股大根)を供える。大根を洗っていたところへ大根を欲しい人が来たが、大根の数が少なくならないようにマダカァを切ってあげたという。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1985年 福島県 10月10日の晩は大根の年取りには神棚に2股の大根を上げるがこれは、大昔、出雲大社の大黒様が餅を食わされてひどいめにあったとき、2股の大根をとって食べたら胸やけのようなものが治った。2股なので1本折って食べても人は気付かなかったからである。
類似事例 |
|
エビスサマ 1974年 宮城県 大黒様のめむかえ(妻迎え)の折に、えびすさまがごちそうになっていた。胸焼けがするので大根をくれと言われ、そろえたけれど数が一本足りなかった。二股に分かれている大根を二本と数えて、命拾いをしたという。
類似事例 |
|
ダイコクサン 1982年 山形県 12月9日の耳あけで、夕方には大黒さんに魚を供える。また、マッタ大根を供えるが、これは、大黒さんはオカカを持たなかったのでさみしくないようにするため。
類似事例 |
|
ダイコン 1956年 宮城県 十月十日を「大根の年取り」といい、この日に神前に二股大根を供える。大内村では大根の割れる音を聞くと不幸になるというので、この日は大根畑に入らない。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1956年 宮城県 12月10日の大黒様の日、大黒様のお告げで四十七色の豆料理を供えれば金を儲けさせると言われたが、四十五種までしか出来なかった。残りの二種を大黒様に伺うと、手豆・足豆の二つとお答えになったという。
類似事例 |
|
ダイコクサマノトシトリ 1965年 岩手県 十二月十日の「大黒様の年とり」では豆料理を供えるが、豆製品四十八種を供えると果報があり、また自分の年齢くらいの豆を握れば果報があるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1985年 福島県 10月10日の晩は大根の年取りといい、大根の畑に入るなという。もし入って大根の割れる音を聞くと死ぬという。だから、大根が食べたい時には9日にとっておく。神棚には2股の大根を上げる。
類似事例 |
|
ツボダンゴ 1956年 宮城県 2月9日、流しの上に鍋蓋を乗せ「ツボ団子」を盛って「ツボ神さま」に供える。昔、家の主人が乞食に物を与えず、代りに女中が自分の食事を乞食に与え、自分は流し口に集まったものを煮て食べた。この女中が亡くなる時は阿弥陀様のようだったといい、この女中を「ツボ神さま」として祀ったという。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1966年 山形県 12月9日は大黒様のおとしやで、大黒様が年をとる日である。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1974年 宮城県 昔、厳格な家の女中が大根を洗っているところに人が来て「胸焼けがするので大根をくれ」と言った。数えてあるので一本丸ごとはやれず、二股に分かれている片方をやった。通りかかった人は、大黒様だった。
類似事例 |
|
ツボサカダンゴ 1956年 宮城県 2月9日、団子を作って流しの前に供える。これを「ツボサカ団子」という。昔、長者がいたが乞食に物を与えなかった。その家の女中は自分の食べ物を乞食に与え、自分は流しに袋をかけ、集まったものを食べた。その後女中はツボサカ観音に祀られたという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1978年 石川県 年中行事に関する俗信。大年の夜、茶釜に黒豆を入れて自分ですくうが、これをすくえると運がつくという。元日にカボチャを食べると、お金に不自由しないという、など。
類似事例 |
|
コトノカミ 1982年 新潟県 田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1965年 岩手県 十月十日、大黒様に供えた炒豆を自分の年齢の分だけ掴むと幸運が来る。
類似事例 |
|
エビスサマ 1965年 埼玉県 1月20日と10月20日は夷講で、夷様と大黒様に小豆御飯を山盛りにして供える。この日は夷様が出雲にお金を儲けに行く日だという。
類似事例 |
|
キツネ 1972年 千葉県 お祝い事の帰り、ご馳走を持っていたら、狐に食べられて大根を背負わされて一晩中歩かされた。大根には爪の跡がついていた。
類似事例 |
|