フタツイワノダンザブロウ(ムジナ) 2001年 新潟県 相川の二つ岩の団三郎狢が、アンドン滝のジロベエ狢に嫁入りのとき、白藤を持ってきた。
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ダンザブロウムジナ 1961年 新潟県 佐渡の殿様が狢を連れて来た。ある夫婦が狢を佐渡の洞穴に放してそれに団三郎という名をつけた。
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セキノカンド,ムジナ 1977年 新潟県 関の寒戸の元には、「二つ岩の団三郎」の長女が嫁いできたという。
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ダンサブロウ,ムジナ,トウコウジノゼンタツ,コキョウアンノザイキボウ,オオスギミョウジンノサブト 1984年 新潟県 団三郎は佐渡のムジナの大親分で子分には東光寺の禅達、湖鏡庵の財喜坊、大杉明神の寒戸などを従えていた。
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クモ 1934年 静岡県 昔、青年が瀧のそばで休んでいると女郎蜘蛛が現われた。糸を巻いてくるので、それをはずして桑株に移しておいた。すると、間もなく、桑株が引き抜かれ、滝壷に落ちていった。
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フタツイワノダンザブロウ,タヌキ 1917年 新潟県 佐渡に二つ岩の団三郎という名のついた狸がいる。一説によると全山で使う吹革の皮にするため狸を連れてきて放した人の名だという。
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クモ 1990年 静岡県 浄連の滝で昔、農夫が休んでいると女郎蜘蛛に糸をかけられた。糸を外してかけ移した切り株は滝壷に引き込まれた。後年、農夫の後継ぎが滝壷に斧を落とすと美女の姿をした女郎蜘蛛の精が返してくれたが、口外すると生命を失ったという。
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サルノヨメゴ 1956年 宮城県 昔、ある家に娘が3人いた。ある年の日照りに、どこの田にも水がなくて困っていると、1匹の猿が来て、「あんたの田に水をいれてやるから、娘を誰か1人くれ」というので父が承知すると、猿は忽ち水をためる。父が猿との約束を心配していると、末の娘が快諾して猿の嫁となる。2,3日後、猿と娘がお舅礼に来る途中、藤の木の前で、父にこの藤の花をとっていきたいと娘が言う。猿は木に登ってとろうとし、娘がもっと先というのにつられ、先まで行った。するとからまった藤のつるが木からはなれて猿は川の中に落ち、娘は無事家に帰ってきた。
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ダイジャ 1959年 福井県 大蛇が娘を所望するがかなわず、ついに娘を攫って滝の中に没した。この滝が「オトメの滝」である。
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ワンカシブチ 1971年 岐阜県 宇藤橋の滝の淵を椀貸淵と言う。拝むとお椀やお盆を貸してくれたが、欲深な人が盆を返さなかった。その人はボンジュウというあだ名になった。
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サル,サルムコ 1974年 滋賀県 猿が田んぼに水を入れてくれたので、娘を嫁にやらなくてはならなくなった。娘は猿に茶壷背負わせて川に突き落とした。
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カニ,ダイジャ 1990年 石川県 笠原の藤太が田んぼを作った。そこへある若者がきて、この田んぼにどうやって水を入れるのかと聞いた。藤太が弱って一夜のうちに水を入れてくれたら娘を嫁にやってもいいというと、その晩に大雨が降って田んぼに水が入った。男の正体は大蛇で、家を七回り半巻いてしめあげてきたが、娘が残り飯をやってかわいがっていた蟹が切断した。切られた蛇をカラスがくわえていき、それが落ちたところは池になった。
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カッパ 1993年 福井県 三五郎という炭焼きがイッキボウの滝の近くで炭焼きをしていた。子供を連れていたが、ある日子供が滝壷に下りて遊んでいると、カッパが子供を滝の中へ連れて行こうとした。三五郎と妻は乱闘の末、子供を助けた。カッパは蒼白いぬめぬめした体で、頭の上に皿のようなものがあった。
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ダンザブロウムジナ 2001年 新潟県 相川の団三郎狢は流行って、お参りに行く人がたくさんある。
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サルムコイリ 1955年 新潟県 昔、藪の中に猿がいて、三人の女の子の中から嫁をくれれば雨を降らせると言った。娘のうちが猿のところに嫁に行ったが、猿をだまして木から落し、川の中へ流した。
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ムジナ,フタツイワダンサブロウ,キツネ 1984年 石川県 佐渡ムジナの長老二つ岩団三郎が上方見物にでかけ、その帰りに狐と一緒に歩く。加賀の国までくると狐が佐渡に行きたいといい、団三郎は明日自分は加賀様に化けて行列を作るから、奥女中の上臈に化けて籠に声をかけてくれと打ち合わせして別れる。狐がいわれたとおりにすると、お供の侍に首を切られる。それは本物の加賀様の行列で、団三郎が狐を佐渡へ入れまいとしていたのだ。
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シロヘビ,ハクリュウ 1986年 山形県 白蛇の滝の滝壺は深く、底なしの滝壺と言われる。トンネル状になっていて、4キロ離れた最上川まで貫通していると伝えられる。落ちたら上がれない、滝主の白蛇に呑まれてしまう滝として恐れられてきた。白蛇は白竜となって大空に飛び立つとされる。
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クモ 1986年 埼玉県 農夫が昼寝をしていたら一匹のくもが出てきて自分の足に糸をかけて滝の中に入っていった。農夫が糸をほどいて木にかけると、突然その木が滝の中に引き入れられた。
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マドイワ 1984年 新潟県 窓岩からは地底の穴で鶴子近くの団三郎のすみかにつながっている。
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レイセン 1977年 兵庫県 摂州の丹生山田庄原野村には、むかしから栗花落左衛門という者が代々住んでいた。この者の先祖は、横佩右大臣豊成の娘白滝姫と山田の庄人直勝という者の息子・真利である。この白滝姫が死んだ時、死骸を家の東境に埋めたところ、五月に栗の花が落ちる時に霊泉が湧き出でたという。この話が朝廷に届き、白滝の墓を弁財天女と崇め、真利を左衛門佐に任じて栗花落という姓を与えた。毎年梅雨の時水が湧き出るという。
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