セキノカンド,ムジナ 1977年 新潟県 関の寒戸は「二つ岩の団三郎」の四天王にも挙げられている。他の3人は徳和の東光寺の禅達、潟上の湖鏡庵の才喜坊、新町のオモヤの源助である。
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サムトノムジナガミノチョウジョ,キタウジマノユノハナノジナン 1984年 新潟県 寒戸のムジナ神の長者は北鵜島の湯の花の二男に嫁した。その夜は前もって知らされており、真更川のはずれの方に二列の提灯が見えたという。関のEがそのときに電話で確かめると、それは北鵜島まで続いていたという。
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カンドノチョウジョ,ムジナ 1977年 新潟県 関の寒戸の長女が北鵜島のイノハナの次男に嫁いだ時、真更川のはずれの方に2列の提灯の火が上がっていた。電話で確かめると、北鵜島のイノハナまで、同じような提灯の火が続いていたという。
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フタツイワノダンザブロウ(ムジナ) 2001年 新潟県 相川の二つ岩の団三郎狢が、アンドン滝のジロベエ狢に嫁入りのとき、白藤を持ってきた。
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ダンザブロウムジナ 1961年 新潟県 佐渡の殿様が狢を連れて来た。ある夫婦が狢を佐渡の洞穴に放してそれに団三郎という名をつけた。
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キイロイホネ,ホネノヌシ 1984年 新潟県 相川町関の寒戸さんのおかげで病気が快癒し行者の道にはいった女性Aは、お籠りをして水垢離をとるための井戸が容易に掘れなかったが、「黄色い骨」が掘り出されると井戸水が清らかに湧くようになった。骨の主はAの師匠に憑いて、自分のほかにまだ何百人も埋められていて、その中には、680年前に山崩れで埋められたお松という娘も船頭とともに埋められているといった。
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ダンサブロウ,ムジナ,トウコウジノゼンタツ,コキョウアンノザイキボウ,オオスギミョウジンノサブト 1984年 新潟県 団三郎は佐渡のムジナの大親分で子分には東光寺の禅達、湖鏡庵の財喜坊、大杉明神の寒戸などを従えていた。
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フタツイワノダンザブロウ,タヌキ 1917年 新潟県 佐渡に二つ岩の団三郎という名のついた狸がいる。一説によると全山で使う吹革の皮にするため狸を連れてきて放した人の名だという。
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ダンサブロウ 1984年 新潟県 アンドン滝の白藤は団三郎が娘を嫁にくれるとき、そのみやげとして挿したもの。
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リュウ,メオトイワ 1964年 愛媛県 昔、ある老婆が竜の仕業とされていた、どれほど川が流れても離れない夫婦岩を見に行った時、竜に会ってしまった。その後、病気を患って死んだという。
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ムジナ,フタツイワダンサブロウ,キツネ 1984年 石川県 佐渡ムジナの長老二つ岩団三郎が上方見物にでかけ、その帰りに狐と一緒に歩く。加賀の国までくると狐が佐渡に行きたいといい、団三郎は明日自分は加賀様に化けて行列を作るから、奥女中の上臈に化けて籠に声をかけてくれと打ち合わせして別れる。狐がいわれたとおりにすると、お供の侍に首を切られる。それは本物の加賀様の行列で、団三郎が狐を佐渡へ入れまいとしていたのだ。
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ハンジョツカ 1933年 京都府 長門前司の娘が死んだので、鳥部野に送ろうとしたが、何度送っても元の場所へ帰ってくる。とうとうそこに塚を建てて葬ったのがはん女塚である。この場所を婚礼の列は通らない。
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マドイワ 1984年 新潟県 窓岩からは地底の穴で鶴子近くの団三郎のすみかにつながっている。
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オンナムジナ,タカハシオロク,フタツイワダンサブロウノカカ,コキョウアンノザイキボウ 1984年 新潟県 大野川にかかる高橋の近くの大きな榎の根元に祠があってそこに女ムジナ「高橋おろく」が住んでいた。おろくは二ツ岩団三郎のカカで、その子は新穂村潟上の湖鏡庵の財喜坊だという。
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〔ジョウロウセキ〕 1977年 愛知県 東海道の赤坂の長には、力珠(きゆ)の前という娘がいた。この遊女は、三河守大江の定基と恋仲であったが、死んで後、愛執の念が石に化したため、定基も縁を切ることにして出家し、寂照法師と名乗って、長保2年に唐に渡った。
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キイノガンセキ,サルイワ 1975年 猿岩という岩があり、婚姻の際この岩の近くを通ると不縁になるという。
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コウガサブロウデンセツ 1987年 長野県 昔,蓼科のすえの村に甲賀太郎,二郎,三郎という三人の兄弟がいた。三郎の嫁が美しいのを嫉んだ兄達は,三郎を蓼科山の頂にある岩穴に連れ出し,竜宮まで繋がっているから入ってみようと言って三郎を先に入れ,騙して穴に落としてしまった。気がつくと三郎は竜宮の御殿に寝かされていた。そこには食べ物が沢山あり,庭には一年中花が咲いていた。三郎は竜宮に13年間滞在した。
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サンシロウイワ 1996年 香川県 香田の三四郎岩は、大阪城築城の岩切り出しの時、三四郎という人が押しつぶされて死んだ岩。この岩に触れると病気や怪我をすると言われている。話者の家は三四郎の子孫らしいという。
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ウナギ,リュウグウ 1938年 愛知県 寒渓川の鵜の首の淵は、竜宮に通じると言われる。この淵の主は鰻で、1年に1度か2度くらい、鮎を追って水面に姿を見せる。見た者の話によると、尾が放歌踊りの団扇ほどもあったという。
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バンジ,バンジバンザブロウ 1956年 宮城県 名取川水源の二口渓谷の左岸に屹立する大絶壁の山、これを陽(ひなた)磐司、背面の大行(なめ)沢右岸を陰(ひかげ)磐司という。万二万三郎兄弟の万二の棲家で岩窟がある。慈覚大師の杖にかけた衣の影が広がっていく話、二荒山の神が二人に助けを請う話、木伐り坊の話などが伝わる。
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