国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

クマノアナ
1987年 長野県
昔,平尾山の熊の穴に鶏を入れると地の底をくぐって香坂村の閼伽流山に出て鳴いたという。

類似事例(機械学習検索)

アカルヤマ
1987年 長野県
旧久能村のくまの穴(宇芳院の穴)から鶏を放すと,この山の奥の院の北側の大穴に出て「コケコッコー,明るいなあ」と鳴いた。そのため閼伽流山の名がついたという。
類似事例

クマノアナ
1987年 長野県
字久能入の南の沢にある穴は,閼伽流山(佐久市,旧三井村)に続いており,鶏がくぐっていって向こう側へ出てときをつくったという。
類似事例

(ゾクシン),ニワトリ
1936年 秋田県
このあたりでは雪崩で人が埋まったときには雪のうえに鶏を放す。すると、鶏は死体の埋まっているところで羽ばたいて鳴くと言われている。
類似事例

シチニンカリュウド,シチニンミサキ,シチニンヅカ
1927年 静岡県
山中にて深夜、鶏の鳴くことがある。その声を耳にした者は、3日の間に死ぬと言われ、山に入るものは恐れている。
類似事例

ケチヤマ,ニワトリヤマ,テンノウサマ,ボーコ
1955年 静岡県
ケチ山の一つ鶏山は、山奥から鶏の声がしたからこう呼ばれる。昔、天王さまがいるといわれた。ボーコもいた。
類似事例

タカラヅカ,ヨメナキヅカ,キンケイ
1934年 兵庫県
宝塚古墳とは黄金の鶏を埋めた故にこの名がついたとされ、松尾村が滅びる恐れのある場合は発掘して金鶏を取り出すべしと伝えられる。また、嫁泣き塚ともいい、金鶏が度々鳴いて、村に大事あると吉凶を伝える。ある者が発掘して金鶏を捕らえようとすると、金鶏は塚を出て飛び去った。
類似事例

ムスメノジュスイヲメグルカイイ
1938年 青森県
明治以前、ある沼の近くに六部と娘が住んでいた。ある時、娘が白い鶏を抱いて沼に入り死んだ。それからそこを「鳥沼」と呼ぶようになった。今でも沼の底から鶏の鳴き声が聞こえると言う。
類似事例

オウゴンノトリ,シラハノヤ
1939年 京都府
2つの並んだ塚に雌雄の鶏が埋められていて、節分の晩に雄鶏が鳴く。この鶏は黄金で出来ているが、掘り出そうとすると白羽の矢が飛んできて掘ることが出来なかったという。
類似事例

オオダケノホラアナ
1987年 山口県
大嶽の岩のほら穴の中に入ると、八島の牛の鳴き声がする。
類似事例

ヤマネコ
1983年 秋田県
江戸時代の事。湖近くで穴熊の巣のような穴を見つけた猟師が、その中に犬を放った。すると犬は尻尾を巻いて逃げた。穴を煙で燻すと、中から穴熊ほどもある山猫が出てきた。また湖には7,8尋もある鰻や、5尋もある山椒魚もいるという。
類似事例

ヤマイヌノヘヤ,オオカミ
1990年 長野県
ししが平には、山犬の部屋と呼ばれる岩穴がある。ここにはおおかみが住んでいて、子が生まれると村人は赤飯を祝いに持って行ったという。翌日、おおかみはきちんとお礼返しにやってきたという。
類似事例

キンノニワトリ
1968年 鳥取県
昔上司南条という殿様が尼子晴久に攻められ、この地に逃げてきた。城の宝物である金の鶏を持っていたが、追っ手の追及が激しく、熊谷という谷川の滝壷に金の鶏を投げ込んだ。この渕を鶏渕または丸渕と呼ぶ。この金の鶏は今も渕の底に沈んでおり、毎年大晦日の夜高く鳴いて新年を告げると言う。鶏渕に石を投げ込むと雨が降るという。
類似事例

オニ
1929年 大分県
橋の形をした岩がある。昔鬼が一夜のうちに橋をかけようとしたが、鶏が鳴いたので中止した。その橋の一部が、岩だと伝えられている。
類似事例

キンイロノニワトリ,マイゾウキン
2002年 滋賀県
高月町の赤坂山の屏風岩の近くには、昔から埋蔵金伝説が伝わっている。「金色の鶏が早朝、そのあり場所を教えて鳴く」といわれ、「朝日輝く夕日照る、小笹覚えに埋めて置く」という言い伝えもある。
類似事例

オオカミ,マモノ
1979年 岡山 鳥取県
備後や因幡、美作の山村では、昭和12年頃、狼の尾を山の放牧柵にかけておくと、牛が魔物に驚いて柵は越えることがないという話が聞かれた。
類似事例

オウゴンノニワトリ
1936年 京都府
車塚という古墳には黄金の鶏も一緒埋葬されていて、元旦に一声だけ鳴く声を聞いた人は立身出世すると言う。
類似事例

キツネ
1987年 長野県
昔,長門町(現長和市)と丸子町の境,鳥羽山に尻尾の先が白い狐が棲んでおり,よく人を化かした。あるとき,仙石原の方から子供達が大勢やってくると,犬たちが揃って吠え始めた。するとその中の一人が今やってきた道をまっしぐらに駆け出し,四つんばいになって山の中へ走りこんでいった。村人が一晩中探したがその子は見つからず,翌朝,村から10数メートルも離れた隣村の山中で発見された。子供は疲れていたが元気で,着物には白と茶色の狐の毛がびっしりつき,地面には生物の血が転々と落ちていた。狐の毛も沢山散っていた。以後件の狐を見たものはいない。
類似事例

ヤマノイヌ
1935年 愛知県
山に山犬がたくさん住んでいた。ある年、山の犬が岩の間に仔を産んだのをある人が見て帰った。その人の妻が隣近所と相談して、産見舞として重箱に入れた赤飯を岩の間に置いておいた。それから参拝に行き、帰りに重箱を受け取りに行くと、重箱の中は空で元のように風呂敷に包まれていた。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
昔は山のすそを歩くと、狐がサーサーと落とす音をさせた。
類似事例

キンノニワトリ
1940年 大阪府
元日の朝、玉塚という円墳で金の鶏が鳴くのは、ある坊さんが近くに埋めた千両がその古墳にあるからだという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内