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検索対象事例

オクラギツネ
1987年 長野県
雁明のおくら,名龍のおくらとも呼ばれる。栄村(現佐久穂町)から切原村(現佐久市)に通ずる山道での話が多く,狐が出た山林のあたりを「小倉林」という。食用油を買って下げてきたが,途中で手元が軽くなったり重くなったりした。家に帰ってみると油がみんななくなっていた。

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オクラギツネ
1987年 長野県
雁明のおくら,名龍のおくらとも呼ばれる。栄村(現佐久穂町)から切原村(現佐久市)に通ずる山道での話が多く,狐が出た山林のあたりを「小倉林」という。着物の裾をまくって「深い深い」と畑の中をこねまわっていた人がいる。
類似事例

オクラギツネ
1987年 長野県
雁明のおくら,名龍のおくらとも呼ばれる。栄村(現佐久穂町)から切原村(現佐久市)に通ずる山道での話が多く,狐が出た山林のあたりを「小倉林」という。肥溜めの土壺の中に入って,いい風呂だと思って上機嫌になっていたという話がある。
類似事例

オクラギツネ
1987年 長野県
雁明のおくら,名龍のおくらとも呼ばれる。栄村(現佐久穂町)から切原村(現佐久市)に通ずる山道での話が多く,狐が出た山林のあたりを「小倉林」という。夜,その山道の松林のところで提灯の蝋燭を食べられてしまった。
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オクラギツネ
1987年 長野県
雁明のおくら,名龍のおくらとも呼ばれる。栄村(現佐久穂町)から切原村(現佐久市)に通ずる山道での話が多く,狐が出た山林のあたりを「小倉林」という。雁明の山道で美しく着飾った老女が,饅頭の包みをくれた。家に帰って開いてみたら饅頭ではなくて馬糞だったという。
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キツネ
1985年 新潟県
隣村に油を買いに行った帰りに道に迷わされて、気づくと油は全部なくなっていた。狐の仕業。
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キツネ
1999年 宮崎県
えびのの入佐原には太郎狐、中原には千代乃狐という有名な化かす狐がいた。岡本の人が正月祝いの帰り、友人が「話が残っていた」と引き返したので、一人で歩いていた。しばらく行くと、その友人が先回りしていた。「早かったな」と言いながら歩いていたが、どんどん違うほうへ行く。そのうち友人も消えて目の前は山になり、酔いが廻ってきて寝てしまった。目が覚めると腰につけていた料理は盗まれていた。狐の仕業。
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キツネ
1933年 長野県
ある晩、爺が町で油を買った帰りに道に迷った。散々歩いてから狐の仕業だと気づいた。見ると自分は田の中をうろついており、油はなくなっていた。
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キツネ
1929年 長崎県
山田村が千々岩と境する木場というところに十傳という人が住んでいた。十傳どんが日見ノ峠の狐に「八面グリ」と狐の「七面グリ」を交換しようと持ちかけ、「七面グリ」を手に入れた。翌日、十傳どんの乳母がやって来て、「七面グリ」を見せると、乳母に狐が化けていたので、取り返された。神主の格好をした十傳どんが狐を訪れ、人間の手に触れた「七面グリ」を祈祷しようと家に持ち帰った。夜に狐がやってきたが、返さなかった。翌朝、戸口で狐が舌を切って死んでいた。
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キツネ
1987年 山形県
ある男が酒を飲んで入有屋集落から柳原集落へ帰る途中、奥さんが重箱に御馳走を詰めて迎えに来たが、金歯の位置が本物と違ったので狐と気づいた。煙草をふかしたら、狐は火が嫌いなので逃げていった。その場所は集落の間で化かしやすいらしく、よく狐が出るところ。
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キツネ
1974年 岐阜県
飛騨国下岡本村でのこと。コセン小十郎、花里石が谷に孫十郎、浄見寺野にはおみつという狐がいた。孫十郎がいうには、自分は天竺に居た時は文殊キシンといったらしい。
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キツネ
1987年 岐阜県
話者の祖父が夜、油を買って帰る途中で、狐が化かして取ろうとして家に帰る道をわからなくしたが、盗めなくて諦めた。祖父は近くの家の人に送ってもらって帰ってきた。
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キツネ
1943年 福島県
浜で鰹を買った帰り道、遅くなったので松魚原の狐塚を避け、別な山道を通ることにした。ところが急に鼻が伸びて向かいの山にぶつかってしまい、「はね場」を通れない。上を向いて帰宅したが鰹は無くなっていた。狐にしてやられたのだろう。
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キツネ
1988年 群馬県
砥沢や余地峠にはよく狐が出てばかにされたことがあったという。ある人が勧能からサンマを買って帰ってくるとき、合芳橋のところできれいな家があると思って寄ったところ、実はモモヒキを脱いで桑畑に座り込んでいたのだという。
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オトンジョロウ
1971年 鳥取県
立見峠の狐が子育てのために、油屋宗兵衛が昼寝をしている最中にその油を子らになめさせた。狐はその恩返しにと遊女に化け、京都の一力に売られて有名になった。
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タヌキ,ダンザブロウ
1975年 新潟県
佐渡国二ツ岩という山に、弾三郎という古狸がおり、非常に霊力がある。この狸は人に金を貸していたが、返さない者が増えたので貸さなくなった。ある時医師の伯仙が佐渡で病人を治したところ、病人の家の主が大金を礼にしようとしたが伯仙は受け取らなかった。すると主は自分は弾三郎という狸であり、これは兵火や洪水によって埋もれた金を、貧者を救う目的で拾い集めたものなので受け取ってほしいと請うが、やはり白仙は受け取らなかったという。次の日、礼に短刀を置いていった。
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ダンザブロウタヌキ
1981年 新潟県
佐渡は狸王国で狐はいないといわれる。昔佐渡に住む団三郎狸が狐を追い払ったためという。団三郎狸は金山の金粒を拾い集めたり、人が落していった小金を貯めて金貸しをしていた。
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トウゴロウキツネ
1956年 宮城県
八景橋の辺りに藤五郎と呼ばれる老狐がおり,よく通行人を騙した。中津村新田に勘作という獅子舞の師匠が,ある日大田袖沢小谷地の物持須田某に招かれた帰途,大きな屋敷に是非にといって招きいれられた。一行は終夜踊り通したが,夜が明けてみると八景橋近くの谷地の中におり,土産が全部無くなっていた。藤五郎狐の仕業だという。
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キツネ
1972年 千葉県
油屋のおっかさんが用足しに出て暗い山道で迷わされ、田の中を深い、深いとぐるぐる廻らされた。狐の仕業。
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キツネノヨメイリ,キツネビ
1985年 愛媛県
話者が歯長峠越えで徒歩で上りにかかった。日はとっぷり暮れていた。すると目の前に灯りが点っていく。「捕まえて狐汁にするぞ」と言うと消えるが、しばらくしてまた灯る。またの姉の話では、子供の頃は向かいの山裾に狐火が毎夜の如く灯っていたという。
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キツネ
1975年 福島県
小平集落の女の人が、夜寝る前に髪につけたツメ油が起きてみるとなくなっているということが毎晩続いた。そのうちにその人が行方不明になったので山の中を探し回ると、頭を逆さにして死んでいた。狐が油を舐めたのだろう。その人は狐の子を孕んでいた。
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