国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヤテイサマ
1983年 岡山県
落合町下市瀬では、災難がある前に馬のようなヤテイ様という神の使いが、馬の走るような音とともに地響きのするような大きな叫び声をあげて通るという。これは不吉の予告であるから、神社に参拝して無難を祈る。

類似事例(機械学習検索)

クビキレウマ
1942年 高知県
首のない馬が走ってきたり歩いてきたりする。
類似事例

オオウマ
1936年 青森県
大馬がいて、あたりの馬を食い殺したという。
類似事例

ウマ
1996年 香川県
ウマセンバという所がある。夜中に馬が1000頭くらい走る音がしたという。その馬は全部片目だっただったという。戦争で死んだ馬を供養しなかったからだといわれている。
類似事例

タンゴノセック
1965年 岩手県
五月五日は馬の休養日とされ、この日に馬を使うと不吉だとされた。たとえ田植えの最中でもこの日は馬を休ませたという。
類似事例

センチガミ,サスガミ
1983年 岡山県
便所の神はセンチ神というが、落合町栗原では、これをサス神という。裸で便所に入ってはいけない、唾を吐いてはいけない、驚かさぬよう入る前には咳払いをしなければならない、などという。
類似事例

ベンジョガミ,フドウサマ
1983年 岡山県
落合町上市瀬では、便所神を不動様と呼んでいる。
類似事例

キタムキジゾウ
1986年 埼玉県
この地蔵の前を馬に乗ったまま通ると必ず馬が暴れて落馬するので、北に向けて安置した。
類似事例

ベンジョガミ,サスガミ
1983年 岡山県
落合町栗原では、便所神をサス神と呼ぶ。
類似事例

アマゴイ,ハレゴイ
1935年 三重県
丹生神社の貴船の宮では、天子が雨を祈る時は、黒毛の馬を、晴れを祈る時は、白気の馬を供える。
類似事例

ミヤジマノナナフシギ
1936年 広島県
宮島の七不思議。赤い着物を着た人に首をつかまれて飛んでいたが、おりたところが京都だった。だれも灯さぬたいまつの火が見える。山で笛の音が鳴り響くことがある。神様にあげた馬は茶色でも後に白くなる。その馬が鳥居から社殿まで走り、そのとき厳島の神様が見えるという。白い馬が神様のお使いをする。雨の降った朝は、大人の4、5倍の足あとがある。
類似事例

フドウミョウ
1981年 神奈川県
不動明の前を旅人が通りかかると、馬から落ちる。馬に乗ったまま前を通るのは失礼だからだと言う。
類似事例

ヤマノカミ
1941年
産が重いときは、馬を曳いて山の神を迎えに行くが、馬を持っていない家では痩せ馬を背負っていく。そのとき、「馬がないからせめて痩せ馬でも背負ってお迎えに行く」と言うという。馬を曳いていくと、山の神が乗ると重くなるから判るが、痩せ馬のときはどうなのかははっきりしない。
類似事例

ウマ
1956年 東京都
母親が「言うことをきかないと馬にくれるぞ」と言って娘を育てたので、馬が娘を見込んだ。馬が「娘をくれ」と言って頭に角を生やした。馬は娘を蹴り殺したので、馬を殺して角を取った。馬の角はまだその家にある。
類似事例

ダイバ,ダイバガミ
1956年 群馬県
頽馬、提馬と書き、ギバとも言う炎の馬。一種の魔物で、馬の鼻から入って尻へ抜けると、その馬は即座にたおれる。突然、一団の砂煙が馬の前に襲いかかると、猩々緋の衣を着て玉虫色の子馬に乗った妖姫が現れるという二様の説がある。4月から7月にかけて多い。
類似事例

コソコソイワ
1931年 岡山県
夜その岩の近くを通ると、コソコソのような音が聞こえる。
類似事例

エンコ
1983年 愛媛県
孫兵衛という馬使いが海で馬を洗っていると、エンコが出てきて馬を引き入れようとした。馬は山へ逃げて行き、孫兵衛はそのエンコを捕まえて殺そうとすると、エンコが悪さをしないと約束したので命は助けた。
類似事例

テング
1948年 新潟県
天狗松と呼ばれる古木は、前を馬に乗って通ると落馬させるため、人々を怖がらせていた。ある時通ろうとした者の提灯を取って、馬をそれ以上進めなくした。
類似事例

カデモーサ
1976年 鹿児島県
大木を倒すような音がしたり、牛に木を引かすような音がしたりする大風をカデモーサという。石を投げたり、石が落ちる音がしたりもする。谷に神が通るので、そんな時は谷間ではなく峯になったところを行くと良い。
類似事例

タヌキ
1990年 大阪府
昔は馬荒しがいて、馬の売買場へ行く往復の道で馬を捕られたりするので馬喰のような仕事ができなかった。けれどもタマエモンという狸が上手に化けて馬荒しをやっつけたので、馬喰ができるようになった。
類似事例

ヤテイサマ,キツネ
1969年 岡山県
戦前には狐が憑く者があり、氏神様の裏の森にサン俵の上に幣を立てて、赤飯のむすびをのせて送っていたのを見たことがあった。氏神様の森の裏には白狐がいるといわれ、夕方通ると石を投げつけられると言われた。また村に火難、盗難など変事があると、「ヤテイ様がなく」という。ヤテイというのは神の死者のことで、狐を連想させるが狐とは違う声だという。
類似事例

ダイバ,ギバ
1956年
馬の災。一種の魔物が馬の鼻から入って尻に抜けると、即座にその馬は倒れて役に立たなくなる。馬を飼う地方ではきわめて怖れられていた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内