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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ジングウコウゴウ,ウキダイ
1978年 広島県
神功皇后が鯛に酒をそそいだので、鯛は酔って浮いた。

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カイジン
1965年 高知県
女一人で舟に乗ってはいけない。神功皇后が一人で船に乗ったら、海神がたたって海が荒れ、皇后は身投げした。
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(カッパ),トウ
1982年 神奈川県
相州大川道西久保という所に小さい川があり、その川で河童が馬を引き込もうとしたところ、大勢で河童を打ち殺そうとした。その時にある百姓が河童を貰い助けたところ、夜に河童が礼にやってきて、陶器に酒を入れ、鱸を2匹持ってきた。鎌倉時代のことだという。この河童は雌雄いて、一匹は鎌倉に住み、一匹はこの角村に住んで文通をしているという。この陶の酒を呑む時、少しだけ酒を残しておくとまた酒が増えて、万年も絶える事がないと河童は言った。ある時酒を飲み干したので、それからは一滴も出なくなった。
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キツネ
1982年 宮城県
ある人が酒を飲んで魚を買っての帰り、狐に足を掛けられて転び、魚を取られた。
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ジングウコウゴウ,スミヨシダイミョウジン,リュウグウ
1974年 福岡県
神功皇后が三韓征伐に向かう際、筑前国香椎において住吉大明神が翁姿で現れて、異国征伐には竜宮の干珠満珠を借りればよいと進言する。神功皇后が借り方を聞いたところ、翁は磯鹿島の安曇磯良という者を召し出し、竜宮に行かせればよいという。そして磯良は細男の舞を好むので、それを舞えば自らやってくるという。皇后は誰が舞えば良いか尋ねると、翁は供奉の者に楽を演奏させて、翁は立って舞った。すると磯良が舞人の姿で亀に乗ってやってきて、翁と共に舞った。皇后は妹の豊姫を磯良に伴わせて竜宮へ行かせて、かの2顆を借り、三韓を降伏した。
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リゲン
1956年 宮城県
亀に酒を飲ませて海に放してやると大漁になるという。
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ミソシ
1958年 石川県
川に入った馬の肝を取ろうとした河童(みそし)であったが、頭の皿の水をこぼしてしまったために神通力が失せ、捕まってしまった。今後決して人畜を害さないと約束した上放たれ、恩義を感じたみそしは、魚の土産を持っていった。
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バンバ
1964年 山形県
馬喰が秋田に馬を買いに行った帰りの白昼、大婆んばが立ちふさがり、持っていた鯖のみならず馬も全て呑み込んでしまった。自分も呑み込まれそうになった馬喰は逃げた。婆さまは沼に沈み、馬も戻ってきた。その馬で金をもうけ長者になったという。
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ニンギョ,センネンビクニ
1935年 岡山県
猟師が海で人魚を取った。珍しいので、みんなを呼んで振舞った。けれどもみんなは妙な魚なので食べず、貰って帰る途中で海に捨てた。けれどもそのうちの1人が酒に酔っていて捨てるのを忘れた。その娘が人魚を食べたら、死ななくなった。そこで諸国を廻ってついには善光寺に行き、千年比丘尼になった。
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ハクサンゴンゲン
1928年 愛知県
尊い血統の姫は御殿にいたが、大地を踏んで身が穢れてしまい、御殿に住めなくなったため、お傍仕の22人の女房と流浪の身になった。やがてその日の食べ物にも困るようになり、女房をお布施米の拓鉢に出したところ、食べきれないほどたくさん集まった。残った米は屋敷の端の杉の木の根元に捨てていたが、下のほうから真っ白で香りの高い酒が流れ出してきた。なので白山権現は酒の神様としても祀られる。
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リュウジン
1941年 新潟県
祠の前で宴会をしていたが、そのうち泥酔して祠を投げ捨ててしまった。この祟りによって、祠に乱暴したひとは返らぬ人となり、大水害によって流されてしまったといわれている。
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チョウ,サケ
1983年
むかし1人の孝行息子が、親が老いていくのを悲しんで、日々神明にお供えをあげて長寿を祈っていた。ある時1羽の蝶がやって来て、お供え物をくわえて飛んでいき、何日も続いた。不思議に思った息子がついて行ってみると、そのお供え物が雨露の潤いによって自然に酒に変わっていた。その酒を父母に呑ませると、長寿を得たという。
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トボサク
1985年 福島県
湖水から流された鳥貝が竜宮城まで流され、出世する。偉くなると不潔な暮らしをするようになり、竜宮城から追い出される。不潔の貝は大波で打ち上げられ、舟宿港屋のじいさまに見つけられ、ちょうど庚申さまのまわり宿で料理される。その料理をトボ作が食べ、八千年の寿命を得て、貧乏ななりで日本中を回る。
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リュウグウ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
航海安全や豊漁を祈って、船中で酒を飲むときには竜宮へ供えるとして酒を海にたらすという。
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フナダマ
1977年
船に婦女が乗船したら神が喜ぶというのは、神功皇后の故事に由来する。
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ウナギ,ヌマノヌシ
1930年 岩手県
南部彌六郎の姫が病気の際、卜者の占いに従って飲んだものは埋木ではなく、実は鰻の脊であった。その後病気が全快した姫は五合沼に身を投げた。母親が呼びかける声に、姫はもとの姿で水面に現れ、自分が脊を飲んだ鰻は実はここの沼の鰻に嫁ぐ予定であったが、脊に傷を受けたために嫁にこられなくなった。その身代わりに自分がこの沼にきたのだと語ったという。
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カイコ
1982年 新潟県
公卿の姫が島流しにあって、蚕になった。
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カワウソ
1967年 富山県
昔、カワウソが酒を飲んでいる人をよく困らせた。唇を舐めたり、魚をねだったりした。魚がもらえないと、朝までその人と相撲をとった。朝になると木と相撲を取らされていたことに気付く。カワウソはその間に持っていた食べ物を食べてしまっていた。
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ウミボウズ,ウミガミ
1976年 愛媛県
話者が漁に出た帰路に、船が進まなくなった。海坊主につかまったと思ったが、話者の父は「海神に御神酒を供えるとよい」と言う。酒を海に注ぐと、船は動き出した。海坊主が舟をつかまえるのは、海神が怒っているからという。
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キツネ
1989年 宮城県
高帽をかぶった男が船に乗せてくれと言った。船に乗った男は浪花節を歌った。男が船から陸に上がったら狐になって跳ねていった。気がつくと船にあった鱧がなくなっていた。
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ヤマンバ
1936年 熊本県
魚売が馬に魚を積んでいくと山姥に魚を食べられる。魚売りが木に登って隠れると、山姥は川に映った魚売りの姿を見て川に飛び込み、死んでしまった。
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