カワソ,ノビアガリ 1985年 愛媛県 カワソを見れば見るほど大きく伸び上がっていくことをカワソののびあがりと呼ぶ。しまいにはカワソに負けてしまうから、いい加減のところで「見越した」と言うと、カワソは小さくなり、どこかへ消え失せてしまう。
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カワウソ 1985年 愛媛県 カワウソに会ったら下を向かなくてはいけない。上を向くとカワウソが大きくなる。
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カワウソ 1985年 愛媛県 カワウソは後からついてきて化かす。カワウソに会ったら下を向かなくてはいけない。上を向くとカワウソが大きくなる。
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ノビアガリ 1976年 愛媛県 のびあがりは、かわうそを主としたもので、見上げれば見上げるほど大きくなり、どうにもならなくなる。見下げれば次第に小さくなり、力を失う。のびあがりに会うと、「見下ろした」とどなることが大切で、じっと足下の方に目をやることだと教えられる。
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タカタカボウズ 1983年 愛媛県 人が見上げれば見上げるほど高くなる。上から見つめて順に見下げると小さくなって逃げる。
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カワウソ 1985年 愛媛県 カワウソが美しい女に化けて現れたので、「だますならだましてみろ」と言ってやったら消えた。
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ノビアガリ,タカタカボウズ 1985年 愛媛県 カワウソがノビアガリやタカタカ坊主に化ける。北条市横谷のタカタカ坊主は人が見上げると大きくなり、見下げると小さくなって逃げた。丹原町の高坊主は淋しい夜に出た。魚島村や重信町の高坊主は小坊主である。見ていると大きくなるが、すうっと消える。
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カワウソ,カワソ 1991年 石川県 酒を飲んだ帰り、魚を持っているとカワウソ(カワソ)がついてきて魚を抜き、川に飛び込んで逃げる。
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オミコシ 1955年 静岡県 お見越しという妖怪が出る。道を通ると優しい人がいて、話をしているうちに話の様子によって大きくなって見せる。
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カブソ 1977年 富山県 カブソ(かわうそ)は、人が通ると川に飛びこみ驚かしていた。
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カワソ 1983年 愛媛県 カワソは人を騙そうとして水辺にやってくる。何か音をさせたら、こちらから「たまげた」と言うと化かされることがない。
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ミアゲボウズミサゲボウズ 1939年 神奈川県 ミアゲ坊主、ミサゲ坊主は山道にさしかかった時出る大きな坊主で、見上げると大きくなり、見下げると小さくなる。
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ニュウドウボウズ 1938年 愛知県 入道坊主は見越し入道のことである。初めは3尺に満たない小坊主だが、近づくにつれて7尺・8尺・1丈と大きくなっていく。先にこちらから「見ていたぞ」と声をかけるといいが、向こうから言われると死ぬという。
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カワソ,カワウソ 1985年 愛媛県 海上で船が進まなくなることを、カワソが憑いたためであるという。松明を振りかざしながら鮎を追い上げて捕るとき、松明が急に消えるのはカワソに襲われたためである。カワソが通ると、カワソが全て食べてしまうので、川魚がいなくなる。
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ジャンジャンビ 1935年 奈良県 話者が2度目に見た。夏であったが、大きいのが出るのは冬から春にかけてである。はじめパッと明るくなり、ズーッと消えた。
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カワソ,カワウソ 1985年 愛媛県 カワソは河童と同様なものと思われている。カワソは人を騙そうとして水辺に来る。カタンとかジャブンとか音がしたら、こちらから「たまげた」と言えば、化かされることはないという。
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カワソ 1983年 愛媛県 カワソはカワウソのことである。魚をもらって帰る途中で化かされて、魚を全部とられたり、畑仕事をしていた人が何を聞いても「バカソカ、バカソカ」といって踊ってばかりいたなどという話がある。
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タヌキ 1933年 兵庫県 狸は小坊主か大入道に化けて人を驚かす。これに向かって「もっと大きくなれ」と言えば、どんどん大きくなって最後には大きくなりすぎて倒れる。
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カシャンボ,ヤマンバ 1981年 和歌山県 カシャンボとは山姥のこと。カシャンボは乳房が大きく、登りは肩に掛けて追いかけてくるが下りはたいへんなので、山でカシャンボに遭ったら山を下って逃げなくてはならない。
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オオニュウドウ 1978年 埼玉県 大入道が出て、足元から上へと見上げていくと、とても大きくなる。狐か狸に化かされたと気付いて頭の方から下へと見下ろすと、いなくなる。
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