ジャンジャンビ 1935年 奈良県 話者が2回見た。1度目は三笠山の山焼きの晩で、大きな黄色く青味を帯びた様なものだった。
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ヒトダマ 1983年 東京都 大正初期、曇っていて薄暗い日の3時か4時頃、透き通ったオレンジ色をした丸いものが飛んだ。光らず、尾も曳いていなかった。あまり速くなく冬の太陽の高さだった。森の近くで消えた。人魂は、見ない人は一生見ないし、見る人は二度も三度も見るという。
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ヒカルモノ 1964年 福島県 佐須の雷神山のふもとの畑で、たいそう光るものがあって10分ほどで消えた。2度見たが、どちらも昼間だった。
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ヒカルモノ 1937年 福島県 雷神山の麓の畑の中に、ピカピカとおそろしく光るものがあって、10分かそこらで消えた。2度昼間に見えた。
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キツネビ 1983年 東京都 春の夜、帰る途中でパーッと天が明るくなって火が消えた。行ってみるとなんでもなかった。燃えあがった火はなんであったかわからずじまいであった。
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シロイモヤモヤ,ヒトノカタチ 1999年 栃木県 家で白いもやもやが現れて人の形になり、しばらくの間そこにあるように見えて消えた。
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シロイモン,ロクブ 1975年 高知県 山を下りていくと、白いものに出会った。浜に出ると、再び2つの白い物が待っていたが、また逃げてきた。別の浜でもまた会って、一晩に三度も同じものを見たことになる。
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イタチ 1937年 福島県 母が井戸端で2尺ばかりの人を見た。なんとも形容できない変なみっともない顔であった。間もなく消えたが、鼬だろうとのことであった。8、9尺ほどポコポコと赤青い火が立ちのぼり、ポッと消えるので鼬だという。
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ノヅチ 1965年 岐阜県 河合村角川の岩塚茂さんは去年五月に稲越谷で見た。直径五寸、長さ三尺位で、両端がすとんと切れていた。ピカピカとダイヤ硝子のように青みを帯びて光っていた。
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マックロノオオキナニンゲン 1961年 長野県 話者は幼い頃母を亡くし、継母が来る事になって挨拶に行った帰り、真黒な大きな人間に会った。振り返ってみると消えてしまった。実母が心配して出て来たのだろうと人に言われた。話者の姪も話者の家に来て、月の夜水汲みに出て、真黒い大きな人間に会った。出会い頭に消えたという。
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ヒカルトリ,ヨシガモ 1981年 茨城県 光る鳥を二度見た。一度目はカルガモらしい鳥が飛んでいき、青白い光が出ていた。二度目は、田んぼの上を飛んでいた。鳥の鳴き声はマガモに似ていた。
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ミアゲニュウドウ 1937年 新潟県 夜中に小さな坂道を登っているときに多く出現する。初めは小坊主の様な形で行く手をさえぎり、見上げると高くなり、ついには後ろへ仰向けに倒れるという。これに気づいたら、「見上げ入道見こした」と唱えて前方へ打ち伏すと、消え去るといわれている。
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テングサマノヒ 1974年 愛知県 川向山の頂上に夕方、テング様の火が出て、幾つにも増えたり一つになったりして、火が遊んでいるようだった。大人も子どもも見た。鹿島山にも出た。梅雨頃から秋の彼岸までに良く見たが、話者が小学校に上がるころから見られなくなった。
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シロイモヤモヤ,ヒトノカタチ 1999年 栃木県 学校の教室に白いもやもや現れた。教室のみんなが見た。人の形になって見え、少しの間そこにあるように見えてから、消えた。
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〔シラゲ〕 1975年 秋田県 空から白毛が降ってきた。翌年、ある人がその白毛を持ってきたので、よく見てみると、白馬の尾のような色で、長さは5,6寸ほどのものが7,8筋あった。
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クロイカゲ 1991年 山形県 かなり大きな黒い影が、春のみ出現する。何キロであろうとあっという間に移動する。
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ヒトダマ 1938年 神奈川県 病院の2階から青白い光の球体が出てきたのを母が見た。オタマジャクシのような尾を引き、反対側の歩道まで行ってから病院の前まで戻ってから消えたという。母はまた、近所の家からヒトダマが出て来たのを見たことがあり、翌日その家の子が死んだという。
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ヒカリモノ,ヒトダマ 1981年 茨城県 八月のある夜に、橋の上を通っていると、パッと明るくなった。見てみると一つは明るくて大きく、二つ目は小さい2個の光ものが飛んで行った。すぐに消えたが、これが人魂だろうか。
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ミミノスリバチクライアルオオキイヒト 1956年 静岡県 春たまりに魚を採りに行ったときのこと、耳のすり鉢ほどある大きな人が現れたので、恐ろしくて逃げてきた。
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キツネ,キツネビ 1939年 秋田県 20数年前の春。間平野から流星煙火(ユウセン)のような火の尾が、赤い虹みたいな太さになって、長沼の辺の闇の中に消えた。日照り続きに出るらしい。
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