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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハハノボウレイ
1995年 福島県
若くして奇病で死んだ母の7日の斎に自宅で親類が会食していると、2階がガタガタと揺れ動き、警察官が調べたが何事もなかった。安心して1人でトイレに行ったら外で母の亡霊を見た。

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ユウレイ
1979年 岐阜県
子どもを残して死んだ母親が、夜中幽霊になって出て仏壇にお参りする音が聞えた。音がするから開けてみても誰もいなかった。
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(ウゴクカーテン)
1995年 福島県
妻の遺体を家へ持って帰ってきた夜、裏戸の鍵を締め切ったままなのにカーテンがひとりでに動いて開いた。そして、カーテンの近くで寝たきりで少しも動けない母がベッドの上でグラグラと動き、物凄い形相で見つめた。
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トウサンノボウレイ
1995年 福島県
父の死んだ晩、部屋から出ようとしたら後から父の亡霊にすがられて身動きができなくなった。風呂に入ろうとしたら、水を出さないのに頭に水が流れてきた。
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ボウレイ
1965年 岩手県
ある家の主人がチフスで死んだが、その息子は父の遺骸を納屋の2階に放置しておいた。その翌晩から息子にだけ亡霊が見え出したので、住職に読経してもらったら、見えなくなった。
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カミサマ,ホトケサマ
1995年 青森県
暗い夜に母屋から便所への土間の途中で古材につまずいて前に倒れ、顔面が古材の釘にささる寸前、体がそり返り元に戻った。そばにいた母は手を合わせて神仏を拝んでいた。
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ユウレイ
1933年 鹿児島県
爺が病死してから数日後の夜、8時頃に祭壇で物音がした。同時に婦人は動けなくなり、爺の幽霊が見えた。同時刻に門前にいた2人が母屋から浜の方へ走り抜ける白衣の小坊主の姿を見た。
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(ヤナリ)
1990年 福島県
話者の他家に嫁いだ姉が亡くなった晩、カラカラと窓の開く音や、階段を上がる足音がした。話者の父が亡くなったときも、一晩中家の中がガタガタとしていたという。
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イエ
1964年 福島県
親類の嫁が危篤なので出かけるおばの代わりに留守番をしていたら、夜中に家がみっちみっちと揺れた。
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カミ,メイドウ
1975年 群馬県
上州安中郡のある百姓の娘が、22歳で髪が非常に長く、常に心が乱れ狂っていたので、嫁にもいっていなかった。ある時、2日ばかりの病で死んでしまい、遺言通り髪は剃らずに葬った。7日後、法事をするとその墓が夥しく鳴動して、地が5丈も落ち入った。墓所に近い隣家では1人の怪我人も出なかったという。
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ソセイ,コリ
1982年 京都府
享保7年9月中旬、四条油小路通辺のある婦人が死んだ。葬式の用意をして出棺しようとすると、死人が生き返り、食べ物を要求した。医師を呼んで診せたが脈がない。ならばと、山伏や陰陽師を呼んで祈祷させたが効果がなかった。万策尽きたのでそのままにしておくと3日後に再び死んだ。狐狸等が入っていてのだろうかと近くの者は噂した。
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シラセ,アカイタマノヨウナモノ
2001年 青森県
義兄が入院していた時、自分の家の木の枝に赤い玉のようなものが止まっており、それは水色に変わったかと思うと、また赤くなって消えてしまった。後に病院に見舞いに行くと、死んだはずの母が渡り廊下を歩いているのを見た。兄は翌日に亡くなったが、みんなは母親が迎えに来たのだろうと言った。
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ユメ
1928年 愛知県
ある女が20歳のときの話(20年前)である。姉の病気が重くなり見舞に行こうと思っていた晩のこと、誰かが戸を叩くので声を掛けると、それは患っているはずの姉であった。中に招き入れたが、姉は黙って土間に立っているだけであった。そのとき、戸を激しく叩く音が聞こえたが、気づくと自分は床に寝ていた。しかし、まだ戸が叩かれているので戸を開けると、飛脚が姉の訃報を知らせにきたのだった。
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ユウレイ,オト
1938年 秋田県
人が来ないのに大戸の桟がカタリと鳴ったり、座敷を刷く音がしたり、障子をあける音がしたりすると幽霊。寺で位牌が倒れるようなガタンという音がしたが、それはその家で誰かが死んだために来た幽霊であった。
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ユウレイ
1957年 神奈川県
戦後、幽霊が出たという話が新聞にも掲載され評判になった。それを見たという人が気が変になり奇行が見られるようになった。しかし警察に調べられうそだとわかった。
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ソセイ
1995年 福島県
実家の母が死んだという知らせを受け、病院を無理して退院して帰り、母に声をかけたところ3日間生き返った。4日目に零師様のところへ行って帰って来たところ、それから2時間後に母は息を引き取った。
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タマシイ
1944年 山梨県
末の弟が水死した。不思議に身体は暖かかく、母親は埋めるのを嫌がった。葬式の晩、母親が急にいなくなり、探すと墓場を手で掘っていた。ある日、またいなくなり、探すと浜にいた。「死んだ息子が波の上に立っている」といい張り、まもなく母は死んだ。
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シラセ(ゾクシン)
1985年 和歌山県
亡くなったと同時に、母親の霊魂がすぐ子供たちのところに行って最後の別れをしたということがあった。子供のところでは、誰かが来た気配があったので表に出たが、誰もいなかった。3人が3人とも同じような目にあったという。
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ユウレイ
1935年 新潟県
家に居ると、入り口の戸が開く音がしたので見に行くと、白く肥えた女が居た。家に入っていなくなったので探したが見つからなかった。数日後危篤だった祖母は生きていたが、親戚の女が急に亡くなり、あの女は別れを伝えに来た姿であったのだろう。
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ネコ,ソウシキ
1940年 大阪府
臨終の間際、ある老人が苦しんでなかなか息を引き取らないのを不思議に思った家人が、床下を覗いたところ、飼い猫が力んでおり、追い払うと老人は安らかに往生した。
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ユウレイ,ムスメ
1933年 大阪府
家計を扶けるために女郎となった娘の青ざめた首が、両親の家の上がり口に現れ、すぐに消えた。両親は夢の様な感覚に陥ったが、数日後、娘の病死の報せを受け取った。両親を思う一念より、幽霊となって二人の下に現れたのだと言われている。
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