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検索対象事例

カッパ,クスリ
1953年
河童の骨が十三枚あることから河童が処方した貼り薬を十三枚膏という。黒い粉に卵白、メリケン粉、酢、川柳の葉を混ぜたものだと伝えられている。

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カッパ
1953年 群馬県
接骨医の妻が用便の最中、河童が手を出したので、妻は力いっぱい引っぱって折ってしまった。元通りにしろと脅す河童の腕を主人が治した。使った膏薬は河童膏、俗に言う十三枚膏打ったという。
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(カッパ)
1991年 山梨県
村の庄屋、安太郎家で、ヒジロに挿しておいた魚が盗まれるので、家人が注意してみていると、ある晩ヒジロに濡れしょぶれた黒い得体の知れないものがうごめいている。その怪物は川口湖の方へ逃げ去ったが、ヒジロには幾重にも紙に包ん河童膏の処方書が入っていた。その膏薬をためしてみると深手の切傷もたちどころに治り、近郷近在にも評判となったので、安太郎家では蛤の貝殻詰めにして各地へ売り広めるまでになり、昭和初期まで湖畔の名薬として販売していたという。
類似事例

カッパ
1927年 長野県
尻を取りに来た河童が腕を抜かれ、返してもらう代わりに接骨術と金創膏「紅梅散」を伝授していった。
類似事例

カッパ,クスリ
1953年 群馬県
医者が往診の帰り、山道の途中の川橋で馬が動かなくなり、暗闇の中で医者は刀を振り、切り落としたものを家で見ると河童の腕だった。夜河童が訪れ、腕を返すとお礼に膏薬の作り方を教えてくれた。
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ガワッパ
1985年 熊本県
種山の河童膏薬は便所に現れた河童の腕を切り落とした老人が腕と引き換えに教わったもの。そのとき同時に川岸に石塔を建て、それが腐るまで子供を川に引かないと約束させた。
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カッパ
1931年 岩手県
馬の手綱に河童がつかまっていたので、亭主が殺そうとしたら、河童は助命を願い代償として内傷の妙薬を教えた。その後一子相伝としてこの家に薬が伝わっているのだという。
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カッパ,カッパノアイス
1982年 新潟県
金助という家で、河童のアイスという打ち身に効く妙薬を売っていた。これは夏の夕方川で馬を洗っていたとき、河童が馬の尻尾につかまって馬屋までぶら下がってきて、馬屋の桶に隠れていたのを家人に見つけられ命乞いをしてこの薬を授けたという。
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カッパ,ジュウイチニノショウニ
1991年 山梨県
下條村に切疵の薬を売る農家があった。その父が師走の末に釜無河原を通ると11、2なる子が馬の尾に縋っているのでそこをどけというが、聞かないので山刀を抜いて切るまねをするとたちまち消えてしまった。宿へ帰って馬を洗おうとすると、尾房を猿の腕のようなものが掴んであった。その翌朝戸外に小供の声がして、主人を呼ぶ。戸を開けると112の小児がいて平伏し、私は釜無川の河童だが、腕を接ぐ妙薬があるから腕を返して欲しいという。河童はその薬方と腕を交換して帰った。これが国中に名高い下條の切疵の薬である。
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カッパ
1967年 福島県
草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらい、家伝薬とし、今でも販売している。
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カッパ
1935年 静岡県
片腕を取られた河童が、交換してほしいといって特別の薬を教えた。
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カッパ
1985年 熊本県
網にかかった河童の腕を切り落としたところ、子河童が現れ腕と引き換えに赤痢止めの妙薬を伝えた。
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オオバク,イヌサンショウ
1980年
難波骨つぎという一家があり、そこの薬は黄柏と犬山椒を粉にして、酢で膏薬としたものである。これを痛む場所に張ると非常に効くという。奇妙なことである。
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カッパ
1991年 山梨県
さる山小屋でヒジロ辺が異様に濡れているということが何度も起こったので、抜き身の刀を持って寝ずの番をしていると河童が夜陰に乗じて現れたので、刀を払った。翌朝、河童の片手が切り落とされていた。その昼下がり1人の小娘が訪ねてきて、また、河童には河童膏という妙薬があり切り落とされた手など治るから、手を返して欲しいという。この膏薬の秘法とひきかえに手首を受け取って、河口湖へ姿を消した。
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カッパ
1967年 福島県
ある夏のこと、草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらった。
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カッパ
1927年 長野県
河童から小石をもらい、それを削って調合する口中薬を売り出す家があった。
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カッパ
2002年 山梨県
農家の池の河童が毎夜厠に現れて手を出すので、包丁で手を切り落とした。傷薬の薬方と引き換えに腕を返した。その河童と関係する河童石というものがあった。
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カッパ
1991年 山梨県
長浜の五郎吉が千鳥足で謂陽浜を家路に向っていると、河口湖から河童が現れて湖中へ引きずり込もうとした。しかし、河童の頭の皿には3つの穴があいており、この穴に指を突っ込むと河童は神通力をなくすといわれており、そこへ指を入れると、河童は路ばたへ倒れて謝った。火傷の妙薬の秘伝と引き換え命を助けられた河童は、甲らから秘伝の巻物を出して五郎吉に渡すと一目散に河口湖へ逃げ込んだ。その後、近郷近在から五郎吉のところへ秘薬を買いに来る姿が後を絶たなかった。
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カッパ
1985年 岩手県
馬に引かれて厩にきた河童を助けたら、秘伝の喉ぱりの薬を教えて貰って、今もつくっている。
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カッパ
1935年 新潟県
胡瓜畑を見回りに行ったら河童がいた。河童を殺そうとしたが、命乞いをするので許した。その晩から、河童は毎晩家の厠の鉤に魚をかけるようになった。けれどもある晩鉤に針金をかけておいたら、それきり来なくなったが、ある晩夢に現れ、五黄という薬を授けた。
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ダルマ,ツク,タイグルマ,セキハン,ホウソウ
1935年 東京都
嬰児が疱瘡にかかると、張子の達磨や木兎、鯛車などを枕元に飾る。方法はさん俵を敷き、その上に達磨や木兎を祀る。そして幣帛を立てたり赤飯を供えたりして、疱瘡の治ることを祈る。半月経つと疱瘡も峠を過ぎたものとして供えた赤飯から3粒をとって紙に包み、三つ辻の角へ持っていって捨てる。この赤飯をまだ疱瘡の終わっていない子供を持つ母親が見ると持って帰って子に食べさせる。そうすると疱瘡が軽く済んだ小児にあやかることができるという。
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