国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オオバク,イヌサンショウ
1980年
難波骨つぎという一家があり、そこの薬は黄柏と犬山椒を粉にして、酢で膏薬としたものである。これを痛む場所に張ると非常に効くという。奇妙なことである。

類似事例(機械学習検索)

カッパ
1967年 福島県
草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらい、家伝薬とし、今でも販売している。
類似事例

カッパ
1965年 岩手県
高田市には、祖先がカッパから骨接ぎの秘法をおそわったという家があって、骨接ぎや怪我を治している。
類似事例

ガッパ,(カッパ)
1932年 福岡県
山門郡山川村字海津に、昔カッパから骨接ぎの妙薬を授かった骨接ぎの医者がいた。
類似事例

キツネ
1939年 岐阜県
下呂近郊の某医師の3代前の祖先は、山へ仕事に行ったときに狐が足を石で打ち動けなくなっているのを見て気の毒に重い、家に連れ帰り手当てをして全治した後に山に放した。狐はその礼として折れた骨を治す秘法を教えた。その為今日に至るまで大いに繁盛しているという。
類似事例

カッパ
1967年 福島県
ある夏のこと、草刈場に行った馬の尻尾に河童が絡みついたので、馬は驚き駆け出した。追いついてみると、河童が死にかけていたので助けてやった。そのお礼に骨接ぎの妙薬を教えてもらった。
類似事例

カッパ,クスリ
1953年
河童の骨が十三枚あることから河童が処方した貼り薬を十三枚膏という。黒い粉に卵白、メリケン粉、酢、川柳の葉を混ぜたものだと伝えられている。
類似事例

イヌガミ
1959年 広島県
ここでは、家族に病人が出ると重箱に小豆餅を一杯詰め、犬神筋の家に上げに行ったことがあった。今は筋が悪いというのであまり交渉はない。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛媛県
しびれが切れたら、眉につばをつけるという。しゃっくりが止まらないときは茶碗に箸を十字に置いて四隅から茶を飲むと治るという。のどに骨が刺さったときは、その人の頭に魚を置くと治るという。土用の丑の日に薬草を採るとよく効くといわれ、ヨモギ(血止め)・ゲンノショウコ(腹薬)・ドクダミ(コシケとデキモノ)などがよく効くという、など。医療に関する俗信。
類似事例

エンコ
1933年 島根県
有名な山口という整骨医がおり、ただ手で患部を擦るだけで治す。その家の家伝によれば、昔エンコを助けたとき、お礼としてエンコは自分の手を一本進呈した。このエンコの手で擦るから、骨の痛みが治るのだという。
類似事例

カッパ,ジュウイチニノショウニ
1991年 山梨県
下條村に切疵の薬を売る農家があった。その父が師走の末に釜無河原を通ると11、2なる子が馬の尾に縋っているのでそこをどけというが、聞かないので山刀を抜いて切るまねをするとたちまち消えてしまった。宿へ帰って馬を洗おうとすると、尾房を猿の腕のようなものが掴んであった。その翌朝戸外に小供の声がして、主人を呼ぶ。戸を開けると112の小児がいて平伏し、私は釜無川の河童だが、腕を接ぐ妙薬があるから腕を返して欲しいという。河童はその薬方と腕を交換して帰った。これが国中に名高い下條の切疵の薬である。
類似事例

ガラッパ
1950年 熊本県
八代近くに、家伝の骨接ぎ膏薬を売る家がある。ガラッパが手を取り上げられ、取り戻しに来て膏薬の作り方を教えたという。
類似事例

シンリョ,(キセキ)
1976年 東京都
木梚町に貧しい商人の親子がいた。息子は平素から実直で親孝行であった。ある時この息子が大病にかかり、母親は、朝鮮人参を飲ませれば効くかもしれないと聞いたが、そんな高い薬は買えない。そこで八百屋で買ってきた人参を煎じて飲ませたところ、息子は医者からもらった薬だと思いこんで飲み、病気も治った。
類似事例

トンボガミ,ガミ,トンビヨガミ,トウビョウ
1950年 香川県
トンボガミを祀る家の近隣に急病人出たとき、祈祷者に見てもらうと「どこそこのトンボガミだ」というので、そこの主人に頼んで連れて帰ってもらう。すると痛みが治ってしまうと信じられている。
類似事例

カッパ
1990年 山形県
右近房(屋号)のばんちゃは手や首をギクッとして痛くすると、治してくれる人だった。そこの家はカッパ相伝といって、カッパが出て来て便所でけつをなでるので、気性が荒いのを頼んで締めたところ、骨つぎを教えるから助けてくれといったという。
類似事例

イヌガミ
1922年 香川県
香川県池西村に犬神筋の家があり、近隣の人も追いかける。自分の家の下婢がやられたことがある。その病状は急性で、一種の癇癪であり、病人は正気だが熱は非常に高くて目の色は変になった。数日前に犬神筋の人と口論になり仲違いをしたという。犬神が憑くと握り飯を3つ作って病人の体をなで、その後その握り飯を犬神家の家の壁に投げつけると、その翌日には全快した。最初に犬神を作るには白犬を首だけ出して埋め、その前に茶碗に飯を盛って置き、命令に服従するならその飯を食わせて神に祀ることを誓い、最後に首を一刀で切るという。
類似事例

ホネツギ
1976年
骨を傷めたときは、銭を焼いて酢にひたし、磨りつぶしたものを酒と一緒に飲む。すると銅の粉末が折れた骨を包んで治る。
類似事例

ドダイイシノタタリ
1974年 栃木県
ある人の孫が学校に行けなくなった。無理に連れていっても橋の上で胸が苦しいと言って倒れてしまい、家に帰ると治る。太平集落の坊さんに見てもらったら、開田の際に祖先の代の土台石をいじった本めいに当たったのだと言われた。方角が悪いので実家から通わせて、土台石に20日間お神酒を上げて祈願したら、治った。
類似事例

カラス
1915年 東京都
小児丸という薬を出す医者がいた。その薬は、寒中捕らえた烏を糞溜の中に入れておき、その肉で製すると言われていた。烏の思いがその家の娘に憑き、娘が夜中に起きて烏が水を飲むような音をさせるため、嫁に貰う者がいないと噂されていた。
類似事例

ガオロ
1958年 岐阜県
ある家の先祖が馬を曳いて本郷の鳴滝ツボを通ったら、馬の尻尾に赤い顔で髪がバサッとしたガオロがついてきた。ガオロが「秘伝の接骨薬を教えるから助けてくれ」と言うので、教えてもらって逃がしてやった。秘伝は最近まで伝わっていたという。
類似事例

エンコ
1976年 愛媛県
昔、来島のお医者さんの家の厠に、毛の生えた手が出て、お手伝いさんの尻をなでていた。医者はその手を刀で切りとり置いておくと、エンコが返してくれとやってきた。エンコは証文を書き、骨接ぎの薬と秘伝を教えると約束して手を返してもらった。その後、この医者は骨接ぎ医者として栄えた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内