ノヅチ,ノーヅチ 1968年 奈良県 ノヅチは直径1寸5分ぐらいで、短く、白ざれたような色をしており、ごろごろとまくれて来るが、危険な存在とは考えられていない。ノーヅチは短くて丸く、ころころ転がって来て、毒がある。
類似事例 |
|
ノヅチ 1968年 奈良県 ノヅチは、ころころとまくれて来て人を殺すという。爺さんがノヅチを見たが、1尺5寸ぐらいあって、体に絣の着物のような模様があった。
類似事例 |
|
ツチノコ 1974年 昭和45年7月、体長30センチ、直径6,7センチで頭は船の舳先のように尖っており、首から上は茶色っぽい黄色、両目のふちには薄茶色の筋が2,3本入り、体は灰色、肩にオットセイのようなひれがあるものが見つかった。
類似事例 |
|
ノヅチ 1968年 奈良県 若い娘がワラビ採りに行って、ナメクジの大きいような太く短いぬめぬめした蛇を見た。あとで他の大家の人に聞いて、ノヅチだと判った。
類似事例 |
|
ノヅチ 1918年 岐阜県 ノヅチは、頭も尾もない丸い生き物で、人の後を追いかけてくる。
類似事例 |
|
ツチノコヘビ 1974年 長野県 ある人が2度捕まえ、1度は食べた。長さ54センチ、太さ4,5センチ、尾は4,5センチ。銭型模様は7つくらいで肋骨が尾のほうまでなく、横に大きく張っていた。マムシより脂っぽかった。
類似事例 |
|
ノヅチ 1974年 和歌山県 ノヅチという蛇がいる。鹿を一飲みにするともいうし、ゴトヒキを一飲みにするくらいの大きさであるという。
類似事例 |
|
ノヅチ 1955年 山梨県 明治十年ごろ、道志の山にノヅチが棲んでいた。胴体は五升樽位あり、頭と尾で転がるように地上を打って、矢のような早さで走り抜けるという。藁打ちの木槌に形が似ている。村民は百獣の王と怖れる。
類似事例 |
|
ノヅチ 1965年 岐阜県 孫助さんによると、青光りして太さ四寸長さ二尺ぐらいだった。
類似事例 |
|
ノヅチ 1965年 岐阜県 三十年ぐらい前、河合村の稲越谷へサンバク(山の畑打ち)に行ったときにノヅチを見た。草原にいたが山鳥のような格好だったという。
類似事例 |
|
ノヅチ 1921-1922年 山に行くとノヅチという小さい蛇のようなものがいて、行人を自由自在に追っかける。頭も、尻尾もない、榾のようなものであるという。
類似事例 |
|
ヒトダマ 1938年 岐阜県 ヒトダマが落ちたところを見ると、青い鼻汁のようなものだという。また、ヒトダマは直径が5寸ほどのオタマジャクシ形で、長さ2間ほどの尾を引いている。
類似事例 |
|
イキリョウ 1982年 島根県 大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
類似事例 |
|
オサキ 1988年 群馬県 オサキはネズミのような小さい動物で、尾の先が2つに割れているのだという。
類似事例 |
|
シイ,シオウ 1976年 奈良県 元禄14年、大和国吉野郡の山中に獣がいた。狼のように大きく高さ4尺、長さ5尺程で色は白黒赤斑と何種類かいた。尾は牛蒡のようで頭は尖り飛ぶように走る。これに触ると傷を負う。落とし穴で数十匹を捕らえた。
類似事例 |
|
ノヅチ 1968年 奈良県 桧の枝を切りに行ったら、がさがさ草を分ける音がしたので、見たら大きな蛇がいて、びっくりして逃げ帰った。それから4、5日して、このいとこが草を刈っていたら、それらしい蛇を見た。太さの割には大変短かったから、たぶんノヅチだったのだろうという。
類似事例 |
|
ツチコロビ 1956年 蛇の一種で、ころんできて咬み付くという。さきにあげたノヅチの類か。
類似事例 |
|
ノヅチ 1981年 和歌山県 三里ヶ峰のこうもり岩にノヅチという化け物がいて、長さ3尺(90㎝)、太さ2尺(60㎝)で、人が来ると上のほうから転がってきて脅す。
類似事例 |
|
ニソクノヘビ 1975年 和歌山県 宝暦5年夏、紀州在田郡湯浅で怪しい蛇が捕らえられた。形は蛇に似て色が黒く、身は肥えていた。長さ6尺3寸、胴回り7寸で、針鼠の毛のような指がついた足が2本生えていた。舌は獣のようであり、尾の先は角のように尖っていた。
類似事例 |
|
(カイチュウヨリアガリソウロウモノ) 1982年 京都府 享保11年2月25日、海中より、首は鳩のようで長さ1尺程、胴の長さ5尺程、腹は赤白斑で、歯は喉まで生え、甲は唐傘の骨のようで筋が少し高くタバコの葉に似て、胴の幅は3尺程、鰭は柔らかである物が上った。これが上った前の夜は、海中でうめき声がして1里四方に聞こえた。翌日その死体が浜に上った。
類似事例 |
|