ヘビ 1937年 愛知県 4・5年前、干草刈に行った時に大きな蛇がいた。びっくりしてその日は家に帰ってしまったという。
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ノヅチ 1968年 奈良県 若い娘がワラビ採りに行って、ナメクジの大きいような太く短いぬめぬめした蛇を見た。あとで他の大家の人に聞いて、ノヅチだと判った。
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ヘビ 1937年 愛知県 草を刈っていた男が、草のそよぐ音に驚いて振り向くと、大きな兎を追ってきた蛇が鎌首をもたげていた。兎は一口に呑まれてしまった。あまりの恐ろしさに逃げ帰り、幾日も寝たという。
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ツトヘビ 1937年 愛知県 薪を切っていたら、上のほうから大きな木が落ちてくる。よく見るとそれは大きなつと蛇だった。
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ダイジャ 1972年 埼玉県 山仕事をしているとザワザワと音がして、胴回り3寸の大蛇が出た。持っていた草刈り釜で首を切り落とし、胴体を4つくらいに切断したが、2日ほどして見に行くと、影も形もなかった。
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ダイジャ 1987年 奈良県 草刈にいって整地作業をしていたら変な音がした。見てみたら、大きな蛇が鼾をかいていた。驚きすぎて、2・3日寝こんだという。
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ダイジャ 1987年 徳島県 おじいさんが炭焼きをしていると、木がバサバサと倒れるので、うさぎが来たと思って鎌を構えて待っていた。直径15センチの樫の木がバタバタと倒れ、大きなうさぎだと身構えると、直径25センチ大の蛇だった。しばらくにらみ合い、かまを振り上げてにらみつけると逃げていった。小屋に帰ったおじいさんの顔は土色になっていた。
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ヘビ 1989年 長野県 春、カリシキ刈りをしていた人が一把束ねておいたところ、その上に一匹の蛇が乗っていた。気にせずに二把めを刈り横に置き、三把めを束ねる頃、蛇は二把の上に長く伸びていた。その後一把ごとに蛇が大きくなるので、その人は気づかれないように木を伐ってきて、蛇を打ち殺した。三ヶ月ほどして行くと殺した蛇は骨だけになっていた。その人が骨を蹴り飛ばすと骨が足に刺さり、蛇の毒が体に回って帰宅後まもなく死んでしまったという。
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ヘビ 1989年 長野県 春、カリシキ刈りをしていた人が一把束ねておいたところ、その上に一匹の蛇が乗っていた。気にせずに二把めを刈り横に置き、三把めを束ねる頃、蛇は二把の上に長く伸びていた。その後一把ごとに蛇が大きくなるので、その人は気づかれないように木を伐ってきて、蛇を打ち殺した。
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ダイジャ 1984年 長野県 池の付近で草刈りをしていると、女性が出てきてこの池にお世話になると言う。その後池は水でいっぱいになった。数年後また草刈りをしていると、並が高くなって大蛇が北へと消えていった。池の主は別の川に行った。
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ダイジャ,ヌシ 1933年 和歌山県 昔、大蛇が来て草刈り男に池にヌシがいるかどうか訪ねた。池には主がいなかったが、大蛇がヌシになっては困ると考え、鎌をそっと池に投げ込んだ。あの鎌がヌシだというと、蛇は鉄を忌むので逃げた。
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ヘビ 1979年 茨城県 春には農民が溜池に草刈にくる。ある農夫が草刈に夢中で蛇が近づいてくることに気づかず、蛇の首を切り落としてしまった。直後に嵐となり、田畑は流された。農夫が家で鎌を見ると、大蛇の頭がささっていた。そのまま農夫が家を飛び出し、行く先不明となった。
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ヘビ 1973年 岩手県 キノコ採りに行って一服しようと気に腰掛け、キセルの灰を落とすため枝を叩こうとしたら、それは枝ではなくて大きな蛇だった。家に逃げ帰ったが、その後何日か寝込んでしまった。ショックか祟りかはわからない。
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ダイジャ 1968年 奈良県 道ばたに大木が倒れていた。大風も吹いていないのに変だなと思いながら、片手でのけようとしたら、ずるずると動いたので、大蛇だとわかった。
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ツチノコヘビ 1975年 愛知県 道の真ん中に太さ7,8センチ、長さ60センチばかりの3本指の前足のある変な蛇状の動物がいた。怖くて進めずにいると子供が木の枝を持ってきてそれで押しのけて逃げ帰った。
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リョウトウノヘビ 1940年 新潟県 両頭の小蛇を見た。川のそばで見たが、非常に変わった形をしていて、恐ろしくて逃げ帰ってきた。
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(ダイジャ) 1958年 香川県 数代前の大隅家の主人が川で魚を獲っていると、何だかわからないが大きなものがいたので恐ろしくなって家に帰ったが、家の戸棚にあったはずの短刀が鞘から抜けてなくなっていた。短刀は川のほとりの御所柿の木に突き刺さって大蛇を刺し殺していた。
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キノカブ,メ 1936年 新潟県 子供が木の株に2つの目を見つけた。友達を呼んで見せると、その目は消えた。子供が帰宅すると生血が出た。木の株に化けていたのは大蛇で、姿を見られたくなかったのだが、見つけて友達を読んだこの子供に恨みを晴らしたのだという。
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ハクオウサマ,ヘビ 1991年 愛媛県 話者が家に帰ると、首に白い輪の模様のある蛇がいた。白王様のお使いだと思った。蛇は座敷に上がって見えなくなった。数日後、川の下流の大岩で同じ蛇を見た。また、田の中で大きくて尾が短い黒い蛇も見た。白王様のお使いだと思った。
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ダイジャガオコシタオオミズ 1987年 長野県 ある日,二人の猟師が本沢にやってきた。岸の茂みに大蛇がおり,恐ろしくなった若い猟師は年上の猟師の制止にもかかわらず鉄砲で大蛇の頭を撃った。大蛇は死なず,淵に飛び込んで見えなくなった。覗き込んでみたが影も形もなく,やがて淵の中からもうもうと霧が立ち昇り,真っ黒な雲が空を覆った。その日から3日間大豪雨となり,近辺の村に大きな被害が出た。5日目になってようやく晴れた。村人の中に,蛇が流れ下っていくのを見たものがおり,きっと赤沼の池の主が池と一緒に流れ下ったものだと言い合った。
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