キツネ 1938年 長野県 ある春の夕暮れ、女児が狐に化かされ、裏の木の根で眠っているのを夜中になって発見された。
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キモノ 1956年 宮城県 子供を丈夫に育てるために麻の葉模様の着物を着せたり、男児には女児の着物、女児には男児の着物を着せるなどする。
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(ゾクシン) 1960年 愛媛県 出産後は、男児は11日・女児は12日経つまで、「お日さんのおそれ」があるといって、外出させないといわれている。
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ワシ 2001年 但馬国の山里で鷲にさらわれた女児が何年か後に丹波国加佐郡で見つかり、実の親元に帰っていく。
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ガラッパ 1959年 鹿児島県 昭和初期のこと、ミヤマという山へ木を拾いに行った5・6人の子供たち(10歳程度)の内、1人の女児が夕方になっても帰らなかった。大人たちはこれはガラッパの仕業であるとして、山を「町(チョウ)が動いたぞ」といいながら捜索した。結局山中で少女は見つかったが、全身スダの葉まみれになり、口には馬糞をくわえて気絶していた。問いただすと、可愛い子供たちと遊び、団子を食べていたという。
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ワシ 2001年 但馬国の山里で鷲にさらわれた女児が何年か後に丹波国加佐郡で見つかり、生みの親と育ての親が共に親になる。
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(コドモガコヲウム) 1976年 茨城県 享和9年9月3日、8歳の女児が男子を出産したが、母子ともに痣もなく、乳も出る。子は目が見えないが成長したという。こういうケースもあるようだ。
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テング,コリ 1972年 石川県 産まれてきた子供に女の腰巻を被せる。男児には首まで、女児には頭の上まで被せると、天狗や狐狸に化かされないという。また、葬式に供えられた団子を食べると、天狗に化かされないという。
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キツネ 1974年 三重県 勢州日永村で、寛文12年、ある男が狐の耳と口を裂いて殺した。その頃男の妻が女児を産んだが、その子の耳は裂け口は歪んでいた。
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テング 1931年 長野県 子供が用足しに出たきり帰ってこなくなった。村中の人が騒いで探したが見つからなかった。子供は12、3里離れたところで見つかり村人たちは天狗が連れて行ったが、大騒ぎしたので捨てたのだと語り合った。
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キツネ 1978年 山梨県 ある家のお婆さんがいなくなったので探すと、大きな石の上で木の葉に馬糞を飾って座っていた。狐の仕業。
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タヌキ 1935年 愛知県 薪を伐りに行ったら、すぐ上でも薪を伐る音が聞こえた。けれども、呼んでみても返事がない。同じことが続くので気味が悪くなって家に帰った。
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ソウセイガッタイ,イケイ 1973年 東京都 文政8年2月17日に、本所柳島十軒川へ異形の嬰児が流れてきた。身長は1尺ほどで、産毛の色が濃く頬のあたりまで生え、臍は四つ股の真ん中にある女児だった。
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ヘンシゴ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 変生児とは、分娩のときにうつ伏せになって産まれた男児・その反対の姿勢で産まれた女児のことをいう。変生児には、一生、魚(コノシロ)を食べさせてはいけないといわれている。
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キツネ 1976年 山口県 女の人が姿を消した。一度戻ったが、数年後、山中で死体で発見された。
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カッパ 1981年 和歌山県 カッパが山中で木を伐る音を出す。
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キツネ 1986年 京都府 荷持ちが峠で狐に化かされた。また夕方子供が母の声に誘われて山に入ったまま帰らず、翌朝探しに行ったら山の岩の上にいた。
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キツネ 1991年 石川県 山に連れて行かれて牡丹餅を食っていると木の葉。狐に騙されている。
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キツネ 1943年 山形県 昭和14年の8月頃、ある宿坊に泊まった一団が出発しようとすると、その中の一人の男が見当たらなくなった。その後、百姓風の男に連れられて戻ってきたが、話を聞くと、寝坊しておいていかれたと思い込んで後を追ったが、どうしても追いつけなかったのだという。狐にでも憑かれたのだろうと噂された。
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キツネ 1977年 秋田県 雨の晩、お婆さんが山に行って帰らなくなり、皆で探したが見つからなかった。翌朝帰って来たが、少しも濡れていなかった。キツネの仕業。
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キツネ,タヌキ 1935年 奈良県 山に行って帰ってこない男がいた。家族は村人と相談し、鐘や太鼓を打ち鳴らして探しまわった。男は山腹に裸体で発見された。村に帰った男は、長い間寝続けた。起きた後、なぜ山奥にいったのかと聞いたが、なぜだか自分でもわからない。たぶん狸か狐の仕業だろう。
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