ケンムン 1975年 鹿児島県 ガジュマルの木が生い繁る所で、木の上を見ると手を耳に当てて座るケンムンを父が見た。祖父が声を出した父の口を押さえてつねった。帰宅後、父は病気になったが、ユタフゾンに治してもらった。
類似事例 |
|
ケンムン,コウシ 1975年 鹿児島県 空びんを運んで、茶店に入ったが、ろうそくが消えてしまったのでたいまつを作った。たいまつを巻き直していると、赤い牛がずっと後をついてくる。ケンムンだと思い、ガジュマルの木の下でひとさし指につばをつけてまゆ毛を立てると、そのケンムンは消えた。
類似事例 |
|
ケンムン 1980年 鹿児島県 ガジュマルの木の下で面白い話をしていると、ケンムンが来る。
類似事例 |
|
キジムン 1969年 沖縄県 ある男がキジムンと友達になったが、妻が嫌がって、キジムンの棲むウスクの木を焼いて追い払った。数年後、キジムンの転居した木を訪ねて、うっかり木を焼いたことをもらしてしまい、男はキジムンに眼を潰された。
類似事例 |
|
ケンムン 1975年 鹿児島県 猫の姿のケンムンが家を壊さないでくれと願いに来た。その日、釣りに行っていた祖父が、ガジュマルの木が薪に適した大きさになったと話していたばかりだった。
類似事例 |
|
ケンムン 1982年 鹿児島県 川のそばを子供を担いで通ると、ガジュマルの木のそばで頭・顔・体が全て赤い者が耳まである膝を立てて座っていた。母は恐ろしくてすぐ帰って魔除けをされた。またケンムン退治をしようとした男性は、毎晩その音に悩まされ出て行った。
類似事例 |
|
ケンムン 1980年 鹿児島県 材木を採りに山小屋に泊まっていたところ、小屋を揺するほどのケンムンのいたずらに遭った。
類似事例 |
|
ケンムン 1980年 鹿児島県 山に材木を採りに行き、食事をしょうとしたらケンムンが現れた。食べ物を分けなかったので、怒っていろいろと邪魔をされた。
類似事例 |
|
ケンムン 1975年 鹿児島県 火に当たっている猫のような姿のケンムンがいた。蹴ると、上にのしかかってきたが、足をつかむと、叫んで手をかさんだ。ケンムンを見世物にしようと考え、棒を持って追いかけたが、見失ってしまった。
類似事例 |
|
ケンムン 1994年 鹿児島県 ケンムンはガジュマルの木に住む。木の根元には貝殻が散らばっていた。こういうガジュマルを売ると祟ると言われていた。
類似事例 |
|
ケンムン 1977年 鹿児島県 ケンムンに父はだまされたことがある。ケンムンが浜辺で貝を拾って食べていて、父が岩陰で見ていたら、父の前まで来て突然消失した。ケンムンは子供のようで、土を踏まずに歩く。ケンムンがシャコ貝に手を挟まれるという。
類似事例 |
|
キジムン 1968年 沖縄県 昔キジムンと仲良くなった若者がいた。若者の家のウスクの木にキジムンが住んでいた。キジムンに火を貸したり、一緒に漁に出かけるなどしていたが、いやになり、キジムンの住むウスクの木を焼いてしまった。その時に一緒にキジムンの盲目の子も焼いてしまった。キジムンは去って行った。数年後に若者が旅行中にあるウスクの木の下でウスクの木とキジムンの子供を焼いたことを話すと、キジムンがウスクの木から飛び出してきて「敵を討ってやる」と去って行った。若者が家に帰ると家は焼け、妻子も焼け死んでいた。
類似事例 |
|
ケンムン 1981年 鹿児島県 ガジュマルの木を住家にしていたケンムンがいた。その木の下を通ると猿のような声で鳴くケンムンは愛嬌があった。夢に出てきて「○○に居る」と言い、次の日そこに行くとケンムンは必ず居た。ケンムンに好かれる人の話である。
類似事例 |
|
キジムン 1969年 沖縄県 ある男がキジムンと友達になったが、嫌になって、キジムンの棲むウスクの木を焼いて追い払った。そのときキジムンの盲目の子供も焼け死んだ。数年後、木を焼いたことをキジムンに聞かれてしまった。男の家は焼かれ、妻子も焼け死んだ。
類似事例 |
|
キジムン 1969年 沖縄県 ある男がキジムンと友達になり、一緒に漁をして豊かになったが、働きすぎで疲れて仕方がないので、キジムンの棲むウスクの木に釘を打ち込み、キジムンを棲めなくした。
類似事例 |
|
ケンムン 1980年 鹿児島県 山で家の用材を採っているとケンムンが現れたが、連れていたコッテウシに突き飛ばされ逃げていった。
類似事例 |
|
ケンムン 1995年 鹿児島県 大きなガジュマルのホコラの中に人間の毛ではないいろいろの毛が入っていた。ケンムンの毛かケンムンが持ってきたものであるかはわからない。ケンムンに木を担がせて自分は楽をするという話もある。
類似事例 |
|
ケンムン 1980年 鹿児島県 ケンムンがよく出る所に行った。東風が強い日には一晩いると必ず出ると言う。ケンムンはガンが好きで、ガジュマルの木の下にはその残骸が残っていて、ヤギの匂いがするという。
類似事例 |
|
キジムナー 1969年 沖縄県 ある男がキジムナーと友達になり、一緒に漁をして豊かになったが、働きすぎで疲れて仕方がない。キジムナーの棲むウスクの木に釘を打ち込み、キジムナーを棲めなくしようとしたが、効果が無いので、木を焼いてキジムナーを追い払った。
類似事例 |
|
オトコ 1964年 福島県 山で日が暮れた帰り道、ひとりの男と道連れになったが、どことなく変で気味悪いので、先へ歩かせておき、すきを見て木によじ登った。みおろすと男はぐるりぐるりと木の周囲をめぐっているので、そのまま明るくなるのを待った。男の姿は消えていた。
類似事例 |
|