リュウジン 1970年 三重県 舟に乗るときに米をリュウジンさんに供えると無事に帰れる。
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サカナ 1989年 群馬県 榛名湖に人が飛び込んだので、5月5日に赤飯を重箱に入れて湖に投げて供養すると、その重箱の中に魚のコケ(鱗)が入って返ってくるという。
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ヤコ 1954年 鹿児島県 米や御酒を供えて祈祷すると、ミコがシケをふるい出し、ミコはヤコの欲しがるものをしゃべり出す。法者がこれを家人に取り次ぐ。家人は藁でツト(苞)をこしらえ、小豆飯や、魚などを次々と入れる。最後にヤコも中に封じ込む。そして弓矢を射て、お経を唱えながら送り出し、川の端か人の通らないところにそのツトを置いてくる。
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コサメ,アメマス,シチネンドオシ 1981年 和歌山県 七日巻きと呼ばれる渦を捲く淵がある。そこの主は大きなコサメ(アメマス)で、春になると女に化けて淵から出てきて、通りがかった男を2,3日さらうことが続いた。肌の冷たい女だから正体は魚か蛇だろうということになり、七年通しと言う名の鵜で退治することになった。七日巻きに七年通しを入れたら、コサメが一口で七年通しを呑んでしまったが、しばらくしてコサメが浮き、七年通しがコサメの腹を破って出てきた。そこには金比羅様を祀った。
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シチニンミサキ 1967年 愛媛県 水死人は七人ミサキという。七人取らなければ(殺さなければ)性根が残る。水死人が出たところで、水死した月にまた水死人が出ることが多い。七人ミサキの仕業である。
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モウレイ 1992年 宮崎県 海上の亡霊は餓鬼であるから、飯を海に投げてたべさせてやるとよい。
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ミサキ,ミサキオサメ 1983年 岡山県 矢掛町西川面では、事故死者や水死者が出ると、そこにミサキが残るといって、死者の出た家で大夫さんに頼んでミサキオサメをしてもらう。
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ミサキ 1938年 徳島県 ミサキは一種の霊魂だという。川ではカワミサキ、山ではヤマミサキ、道ではドウロクジンだともいう。もしくは、鳥のように飛ぶ神だともいう。川へ行って突然に疲労を覚えると、カワミサキにつけられたともいう。
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リュウグウサマ(ゾクシン) 1981年 大分県 米のとぎ汁を海に捨てることは凶。一番目のとぎ汁は桶に溜めて陸に持ち帰って捨てる。海を濁すことは海の神の竜宮さまに対して悪いとのことである。
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ボウコ,カイナンデシンダヒトノボウレイ 1984年 新潟県 漁で、ボウコが船につきまとったとき、節分に撒いたオニマメをもって行って投げるといなくなる。このボウコというのは海難で死んだ人の亡霊をいう。
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マブイワカシ 2000年 沖縄県 死者が安住できるように、奄美大島では四十九日目に膳を作って、頭越しに海に投げる。
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ミズセガキ,シロモメン 1964年 福島県 海で人が落ちたときは、村の船が3日くらいさがしにでる。死人が上がらないときは、きまった場所で水施餓鬼をおこない、しろもめんを1反、長く浜辺から海に引いて、親類・友人たちがこれを陸のほうへあげる。これにつかまってあがれという意味だという。
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ウジガミ、リュウゴン 1939年 佐賀県 漁の度ごとに、舟の上で故郷の氏神・出漁先の氏神とリュウゴンさんに向かって、二三コン投げるという。鯨を捕ったときには、その目玉を氏神に上げる。捕った鯨が目をつぶっていると、後が遠いという。
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ミサキ 1984年 愛媛県 溺死した者はミサキになる。ミサキは人を水中に引っ張り込む。
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ヒカルプランクトン,(オケヲクレトイワレルコト) 1978年 新潟県 小泊の人が夜に櫓をこいでいると、死人の形に似た光るプランクトンがついてきた。おどろいて舟を止めると、オケをくれと言うので、1人がオケ(シントキ)を投げてやった。すると海の中の人がオケで水を汲んで舟の中に入れ、舟を沈めてしまった。だから、「オケをくれ」と言われたら、底を抜いて投げてやれという。
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カッパ,ウワバミ 1982年 長野県 餅と稲を共に流すことで無縁仏の供養とする。水の災難を防ぐため餅と米を流す風習もある。ウワバミが子供を食べようとしたが餅を持っていたので難を逃れた。川の事故を防ぐために餅を流すこともある。
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ミコガミ,ミコガミガサ 1983年 岡山県 真庭郡美甘村平島では、ミコ神は赤飯を食べたくなると人間にカサを出すのだという。そういうときには、七軒の家を回って米や小豆をもらい、それで赤飯を炊いて供える。
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(ゾクシン) 1991年 高知県 モズは親不孝の象徴なので、モズが自分の親が死んだときの供養としてハリといって、木を切り倒した際の切り残しに餌をさすので、切り残した場合は切っておく。
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キツネ 1982年 宮城県 農仕事を手伝って米や魚を貰った人が狐に化かされて田圃の中を歩かされ、米や魚を石や砂や泥とすりかえられた。
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ハチ 1940年 兵庫県 法道上人はよく、鉢を海に飛ばして、往来の客船に供米を乞うた。
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