国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

(ゾクシン)
1975年 愛媛県
七夕の日に切った竹は、物干しに適している。6日の朝切った竹は、物干しに使うと、どちら側へ干しても抜いてもよいといわれている。他の日に切った竹は、干すときに差し込んだ側へ抜かなければならないといわれている。

類似事例(機械学習検索)

(ヤマノカミノタタリ)
1942年 高知県
「山泣き木泣き」と称して、伐採を禁じる日がある。この日を知らずに切った木は、根の方が枯れず切り口の樹皮が内側に巻き込んでくるという。
類似事例

ミズカケキモノ
1940年 埼玉県
仏が途中で喉が渇かないように、四十九日の間、北向きに竿をかけて水をかけるという。この着物は抜け通りにするという。このため、平常、干し物を竿に逆に西や北向きにかけたり、竹の細い方から干し物を通したり、太い方から細い方へ抜け通ししたりすることを忌むという。
類似事例

(ゾクシン)
1938年 長野県
山始めのときに最初に切り倒すハツ木・箒のような形状の箒木など七種類の木を切ることを忌む。切り倒したときは、それが落葉樹なら常緑樹、常緑樹なら落葉樹の枝を切り株に立て、「キリキ、キッポー、シヤキジン、シヤマツリ」と唱える。また、七種以外の木でも伐採中に変だと思ったら、木の周りを三度まわって斧の峰で三度叩き、「何神様も今日はこの木を切らんではならぬから退いてくれろ」と言ってから倒すと、怪我をしないといわれている。
類似事例

エンコ,(カッパ)
1973年 香川県
七夕のときは、子供が海に出ても七夕の竹を持っていれば、エンコが出ても竹に怖じ気づいてさわってこないといわれている。
類似事例

タナバタサマ
1986年 愛媛県
8月7日は七夕でこの日には七夕様に家の軒下に浴衣を男女1組下げておく。これは天の川の端で男女が会うのでそのための浴衣である。この日だけは雨が降らないとよいいう。
類似事例

(ゾクシン)
1961年 愛媛県
着物を仕立てるなら酉の日がよく、その際、袖から縫い始めると早く仕上がるといわれている。新調の着物を着るときには、手を通す前に一度大黒柱に掛けてから着る、氏神様の方を向かって着るなどという。また、洗濯物は北向きに干したり、さした方から抜きとり、反対に抜きとるものではないという。
類似事例

タケ,(ゾクシン)
1974年 宮城県
百日咳の予防には、便所に生えた竹を輪切りにし、数珠のようにして首にかける。
類似事例

カミキ
1958年 香川県
神屋敷にある木はカミ木なので切ってはいけない。切る時はお伺いをたててから切る。手斧を木の根元に打ち込み、切ってもよい時はそのまま根元に打ち込まれたままになっている。斧が一夜のうちにはずれていると切ってはいけない。切った後は必ず杉一本、檜一本を植えることを約束する。
類似事例

キッテハナラナイキ
1972年 千葉県
タライの木(葬式の輿を作る木)、宮や稲荷様の近くの木、榊をしばった木(山の神様の宿る木)を切ってはいけない。
類似事例

ヤクビョウガミ
1983年 茨城県
七夕の日に天の川の水が増すと、それに伝って疫病神が来るので、それが来ないように芋の葉の露で「天の川」と書いた短冊を木にぶら下げた。七夕の笹の枝のうち短冊のついているものを伐ってきて大根や白菜の種をまくときに畑にさしておくと虫除けになるという。
類似事例

キモノ
1939年 千葉県
人が死んで七日目に川へ洗濯に行くが、その着物は袖を通さずに引っかけて干すので、袖のある洗濯物は必ず袖を竿に通して掛けるという。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛媛県
七夕に稲の葉で眼を突くと眼が潰れるといい、田に入る事を忌むという。また、この日は川魚を捕ってはいけないという。また、稲藁で輪二つを一組にしたワンゴを男性の人数分作って屋根へ放り上げると、火災を逃れる事ができるという。
類似事例

トヨサブロウ,ドヨウサブロウ,カンサブロウ
1981年 山梨県
七夕に農家では、家ごとに麦稈で馬を作り瓜や十六豆の架に掛ける風がある。この馬に乗って天から豊三郎(土用三郎)と寒三郎が降りて来て、架の下で農作物の豊凶について話し合うので、昔の人はこの日に畠に入ることを厳しく禁じていた。また雨が3粒でも降れば豊作だと伝えている。
類似事例

イシ
1986年 愛媛県
七日盆のあいだは「川にいけない」といって、魚をとってはいけないとされた。これは明治時代にこの期間に魚をとりに来て石にはさまれたからであるという。また、この日に川で汚れ物を洗うとよく落ちるといわれた。
類似事例

タケキリダヌキ
1938年
夜分にちょんちょんと竹の小枝を払う音がして、やがて株を切って倒すざざという音がするが、朝になって見に行ってみるとなにもなっていない。
類似事例

タヌキ
1937年 京都府
夜竹を切る音がするので翌朝行ってみると、まったく切っていない。竹切狸の仕業だという。
類似事例

ヤマノカミ,ジュウニサマ
1950年 群馬県
12日は山の神が生まれた日とも山の木を数える日ともいう。この日は切った木をいじるのはいいが、返してはならない。
類似事例

タナバタ,エンコ,(ゾクシン)
1963年 愛媛県
七夕はお盆の前7日である。この日は家の周り・墓などを掃除して、正午から牛を洗うために海へ行く。この日は、エンコが牛から洗い落とされた物を取りに来るので、泳いではいけないといわれ、子供の水泳が止められている。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 群馬県
七夕に関する俗信一束。七夕の竹の露を浴びると病気にならない、短冊に氏名を書いて流すと頭痛しない、など。
類似事例

カマイタチ
1966年 埼玉県
大風の日は竹竿の先に鎌を付けて立てておくと、風と鎌いたちを避けることができる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内