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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カワウソ
1985年 愛媛県
三ノ丸の裁判所で宿直をしていて、杭の打つような音を聞いたとか、寝ていて胸のあたりを押さえつけられて起き上がれないという話を聞いた。かわうその仕業という。私も大正15年の秋、胸を押さえつけられたことがある。

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ネズミニオサレル
1960年 大阪府
昭和25年3月下旬の午前8時ごろ、寝ていると何者かに足を踏まれた気がして、死に引き入れられるような状態になった。こうした現象を「鼠におされる」というらしい。
類似事例

サンマイタロウ
1996年 石川県
着に引っかかって起きられなくなっていただけであるが、サンマイタロウの仕業で起き上がれないのだと思い込んだ。
類似事例

ネズミニオサレル
1960年 大阪府
昭和35年5月28日午前3時ごろ、寝付かれずにいると、突然恐ろしい力で眠りに引きずり込まれ、ものすごく苦しくなった。意識がはっきりしているので、本当に眠ったわけではないのだという。
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カナシバリ,ヒトノテ
1994年 京都府
若い頃炭窯に泊り込んで炭焼きをしていた。その晩は何かの気配で目覚めたら、周囲にぶら下げてある筵の間から人の手が出ていた。その瞬間金縛りにあって身動きができなかった。
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オフドウサマ
1973年 岩手県
話者が木伐りをしていたころのこと。頼まれて野田集落のお不動様の鳥居の枝を切っていて、お不動様のお堂に泊まる事にした。寒いので奉納された旗を被って寝ていたら、夜中に表の格子戸から音がして、それから翌朝まで体が動かなくなった。神様と同じ向きに寝ていたので、神様がお堂を出る邪魔になってお叱りを受けたのだと言われた。
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ハンニャ
1922年 大阪府
明治初年頃、ある若者が大阪である宿屋に泊まった。陰気な部屋に通されたので変えてくれと頼んだが他は一杯とのことだった。牛満頃になると首筋からゾクゾクしたかと思うと誰かが身体の上に乗ってきた。重くて身動きできなかったが、乗って来た者の顔を見ると般若のようで、曲がった角が生えて目がつり上がり、口が耳まで裂けて青い顔をしていた。冷たく生臭い息を吹きかけられ、一晩苦しんだ。女中の翌朝言うには実は色々怪異のあった部屋という。その後他の所に泊っても例の般若が現れるようになった。
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オンネン
1938年 福島県
ある年の旧2月18日の晩、山小屋で夕飯を食べて寝ていると、死者の怨念が来て、胸を押さえつけられた。苦しくて足を伸ばすと、ちょうど囲炉裏の蹴った。すると、たちまちなおった。山で死んだ人の怨念の仕業であろうという。
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ロクロクビ
2001年
轆轤首だと噂される下女がいた。寝て居る所を見ていたら、胸から気が出て首が伸び、欄間に頭をもたれて寝ていた。
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カワウソ,カワソ
1985年 愛媛県
大洲市三の丸を通ってお城へ行く時、お堀の土手にかわうそがいて、蛙のように水の中に飛びこんだという。また家の塀の上に女のような顔が出ていたのを見た人もあったという。またある道場で、合宿中に外で音がしたり、声がしたという。朝にはびんづけが無くなっている。かわうその仕業だという。
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シバイゴヤノカイ
1956年 宮城県
宿直の遠藤某が場内を一巡した後布団に入って寝ていたが,一時を過ぎた頃何となく息苦しくなって目を醒ました。すると部屋の外でズスリ,ズスリと草履を引きずって歩くような音がする。思わず身を起こすと,突然舞台の方で大石を投げ落としたような大きな音と,舞台の板がめりこむような大きな音がした。場内の電灯を全てつけて明るくし,「誰だ」と怒鳴りながら舞台にいってみたが,何の異常もなかった。
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タタリ
1974年 茨城県
常陸国で夫の死後再婚しない約束をした妻が再婚したところ、再婚の夫がいない時夜寝ていると、髪を引っぱられて起こされることが続いた。夫の祟りかと離婚したら止んだ。後年また再婚すると同じことが起こったのでまた離婚した。
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マクラモトニスワルオジイサン,シ
1966年 群馬県
昭和10年頃、3時に目が覚めると「旦那!」という声がする。見ると黒い衿のついた丹前を着た知人が座っていた。翌朝、その知人の家に行くと、知人は病気で寝ていた。その服装は夜に見たものと同じであった。
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ヤマオトコ
2001年 青森県
釣りをしていたら暗くなってきてしまったので、その日はそのままそこに泊まることにした。すると、寝て一時間ほど経ってから、「起きろ」と声をかけられた。着物の袖から声をかけた者を見ると、髭の沢山生えた大男だった。それは山男であっただろうと言う。
類似事例

ヤマオトコ
2001年 青森県
釣りをしていたら暗くなってきてしまったので、その日はそのままそこに泊まることにした。すると、寝て一時間ほど経ってから、「起きろ」と声をかけられた。着物の袖から声をかけた者を見ると、髭の沢山生えた大男だった。それは山男であっただろうと言う。
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ザシキバケモノ
1922年 佐賀県
佐賀県鹿島町の旧城内にある中学校寄宿舎の特別舎は、普通の民家の家だが、その八畳の座敷に寝ると必ず夜中に何物かが出て布団の上から押し付ける。目を開けると何も居ない。座敷の化物という。布団の敷場所によって押さえられたり押さえられなかったりするという。
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ユメ,カゲ,ヘイタイ
1976年 愛媛県
伊予と土佐の国境の山脈にキャンプに行った学生5人が山小屋で、真紅の長髪を振り乱して真白の布をまとった何かに押さえこまれ、身動きがとれなくなるという同じ夢を見た。里の古老によると、そのあたりで昔兵隊が行軍の途中に厳しさに耐えかねて自殺したという話を聞いたことがあるということだった。
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キツネ
1943年 山形県
昭和14年の8月頃、ある宿坊に泊まった一団が出発しようとすると、その中の一人の男が見当たらなくなった。その後、百姓風の男に連れられて戻ってきたが、話を聞くと、寝坊しておいていかれたと思い込んで後を追ったが、どうしても追いつけなかったのだという。狐にでも憑かれたのだろうと噂された。
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シビレ,アノヨ,ネズミニオサレル
1960年 大阪府
昭和9年7月上旬、いつになく蒸し暑い日、庭に面した座敷で横たわっていると、急に上がりが真っ暗になり、者も言えず、耳も聞こえず、体の自由がきかなくなった。そういう状態が2、3分続いて、すうっと元の元気な体になった。
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カナシバリ
1995年 福島県
夜中に目を覚ますと体が金縛りのような状態になった。誰か目の前に立っているような気がした。朝目を覚ますと、朝から足の先まで肌の色が黄色になっていた。
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ユウレイ,バケモノ,ヨウカイ
1970年 鹿児島県
昭和27年のルース台風の頃、診療所で深夜に女の化物などを見たという。また、戸締まりをしているはずの宿直室で冷たい手に頬を撫でられたり、寝ていると畳が持ち上がり、ドシンと落ちることもあった。
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