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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ザシキバケモノ
1922年 佐賀県
佐賀県鹿島町の旧城内にある中学校寄宿舎の特別舎は、普通の民家の家だが、その八畳の座敷に寝ると必ず夜中に何物かが出て布団の上から押し付ける。目を開けると何も居ない。座敷の化物という。布団の敷場所によって押さえられたり押さえられなかったりするという。

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シンリョウジョシショノカイダン
1971年 鹿児島県
診療所の支所で幽霊や化物が出ると言われていた。化物は女であったり、指のない人間であったりした。またある人が宿直の折、戸締りをして入れないようにしてある宿直室に入り込んで彼の頬を冷たい手で撫でたりもした。この人が神様に伺いを立てたら、以前に自殺した無免許医師が誰も祭ってくれないので、水が欲しくて現われたのだと言われたため懇ろに祭った。またのちに、僧侶の免許を持った出張所長が任命されてからは、宿直室に寝ていると畳がふわふわと持ち上がってドシーンと落ちたりした。古い書類を焼いている折、一緒に投げ込んだサイダー瓶が大きな爆発音とともに割れもせずに中学校のほうに飛んで行った。この中学校の宿直室では横に寝ると何者かに押さえつけられ、仰向けに寝ると押さえつけられない。のちに支所が出張所に変更されて移転してからはこのあたりで神主姿で白く百メートルぐらいの長い布を引きずった化物が目撃されたりもした。
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バケモノツキ,クチノオオキイオトコノバケモノ
1979年 滋賀県
短期大学の寮に住む学生が二人でいると、11時頃ひとりが「自分のベッドで誰かが寝ている」と出て行こうとする。寮は大パニックになる。この寮には口の大きい男の化物が出るという噂があった。
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バケモノヤシキ,アヤシキコトドモ
1974年 東京都
三年坂中程にあった屋敷は化け物屋敷であった。夜更けに仕事していると側にいた女の顔が伸び縮みしたり、恐ろしい顔になったり、座敷で火が燃えたり、病気で寝込んでいる女が掃除しているので寝込んでいる部屋に行くとやはり寝ていて、戻ってみると掃除していた女は消えていた。
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ザシキワラシ,ワシノヨウナトリ
1924年 岩手県
杉の下の家の座敷に出るものは、泊客の布団の上に上りおしつけるが、恐ろしい翼の音をさせるという。
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バケモノ
1953年 青森県
化物の出る古寺に泊まり込んだ若者が、本堂の来迎柱の下からオボサルオボサルと言って出て来た化け物を背負って帰り、朝になってみたら大判小判だった。
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(ゾクシン),バケモノ
1936年 栃木県
夜の物(寝具)にはずれてしまうと、化物に遭うという。
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バケモノ
2000年 山形県
昔々、旅人が化け物寺と噂される寺に泊まった。天井のほうでがさがさ音がして目が覚めると、生臭いにおいがする。見ると、天井の穴から三味線のつながった白い糸が降りてきた。三味線を弾こうと思って触ると、体がくっついて離れなくなった。その後、和尚がやってきて化け物を退治した。天井裏からは化物に食われた人の骨が出てきた。化物は5升鍋の蓋ほどの大きさで、毛むくじゃらで、3尺ほどの大きさであったという。
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ニンギョウ
1926年 石川県
加賀の某豪家の裏座敷で、夜になると妙な人声がする。垣根の外を通るものも、来客かというふうに聞き流していたが、毎夜のことで不思議に思い、その家の主に告げた。裏の座敷の納戸には毎年回ってくる人形座の座元から預かった長持がしまってあった。中には三〇何体の人形が入れてあった。
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(バケモノ)
1981年 東京都
桐淵という与力の家には化物が出るという。ある日桐淵の女房が下女を呼んだところ、から紙をあけてご用はとかしこまる下女の顔は重箱だったという。その後に床下にとても深い穴があり、それを埋めると化物も出てこなくなったという。
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ザシキワラシ
1983年 岩手県
晴山のある家の古い座敷に座敷わらしがいた。泊まった人の布団を引きずったりした。
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キカイノコト
1978年
家宣公の御在所の床下に何者かが忍び込み形代を箱に入れ釘で止めたのを埋めた。その事を誰も知らなかったのでその為に様々な怪異がおきた。
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オトーカ
1988年 群馬県
油揚寿司を持って一本橋を渡っていると、急に背負った荷物が重くなり歩こうとしても足が重くて歩けない。やっと家に帰りついて風呂敷を開けてみると、中身はとられて一つもなかった。そこではじめてオトーガに化かされたとわかった。
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ユウレイ,バケモノ,ヨウカイ
1970年 鹿児島県
昭和27年のルース台風の頃、診療所で深夜に女の化物などを見たという。また、戸締まりをしているはずの宿直室で冷たい手に頬を撫でられたり、寝ていると畳が持ち上がり、ドシンと落ちることもあった。
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ザシキワラシ
1958年 岩手県
床の間の前に寝ると座敷童子が出てきて夜はまったく眠れない。体が動かせず、叫べない。座敷童子は3歳くらいの童形で、財産のある家にいる。
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ザトウ
1922年 東京都
明治5年頃、東京日本橋に留という男がいたが、毎夜妙なものを見るのが常であった。夢うつつの状態の時、何処からともなく雨の降る音が聞こえ、座頭が枕元に座るのである。座頭は何をするというわけでもないが、毎夜出るので気が滅入り、方々に出かけて泊ってみたが、やはり何処でも出る。東京で名高い陰陽道に詳しい人に頼んで祈祷してもらったところ、見えなくなった。
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ジュウジボウズ
1956年 群馬県
家の中にも化けものが出る。夜の10時頃出るのを「十時ぼうず」と言う。母親が子供を寝かしつける場合などに、「早く寝ないと十時ぼうずが出るぞ」などと言う。
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ナベシマヤシキキイ,カイイ
1978年 東京都
江戸の山下御門の正面にある肥前佐賀屋敷の鬼門隅の長屋では、昔から毎日僧衆が来て護摩を焚いている。昔大奇怪があったためだという。今も折々、太守が在府中には怪異があるという。小雨など降る物寂しい夜に、庭で火柱が立ったり、器物が踊り動いたり、家鳴りがしたりする。太守が帰国すると、屋敷の者たちは安眠できる事を喜ぶ。
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オオキナウシノヨウナバケモノ
1973年 香川県
十輪院の上に、大きな牛のような化け物がいて、夜にそこを通りかかる人々を騙していたという。
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テンジョウカラタレテクルチ
1986年 東京都
林間学校で、りんどうの部屋に寝ると、天井から血が垂れてくる。昔、女の人がこの部屋で死んだという。
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カイイ
1922年 福岡県
明治43年の夏頃、糸島郡某町の町長の家で、仕立中の衣類が切断されたり、晩酌中に瓦礫が飛びこんだりという事が続いた。前妻の娘の仕業かと疑い、その娘を実家に返したが怪異は止まず、町裏の畑中にある狐家の、孤狸のしわざかと調べたが異状はない。祈祷を頼み、神仏を拝するようにすると数日後にやっと怪異は終息した。
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