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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(カミノタアソビ)
2000年 新潟県
畑野町大久保の白山神社では、1月3日に田遊神事が行われるが、昭和初期に大雪で神社へ行くことが出来ないので行事を止めた。すると村中に聞こえる程の大きな音が神社から聞こえた。これは神自身が田遊びをしたのだと言い、その年は村に病気が流行った。

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(タアソビ,フサク)
2000年 新潟県
畑野町大久保の田遊神事を村の外部に持ち出したのは、昭和初期に同じ畑野町後山の学校で演じたのが最初であった。しかしその年に大久保では不作であったり腸チフスが流行ったりと色々と問題が起こった。
類似事例

カミサマ
1995年 愛知県
石作神社でお神輿を新調して神楽を催したら、流行り病が起きた。神様が騒がしいことが嫌いだということになり、神楽をやめてお神輿は埋めてしまった。
類似事例

ノリワラ
1964年 福島県
ある年、のりわら(葉山の神がつく人)が風邪を引いて祭りの日に自宅にいたところ、お宮で人々が拝み出したらひとりでに神がつき、ぴょんぴょんとびながら相当離れたお宮まで行ったという。
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テング
1927年 岐阜県
白山神社の森では、1年に2度くらい夜分に大木の折れるような音を発することがある。天狗様の仕事と言われる。
類似事例

ハクサンジンジャノロウショウ,ゴシキリュウジン,ハクサンリュウジン
1966年 愛知県
白山神社の老松の根元には五色竜神が棲んでいて、この巨木にふれた者は必ず本人や家族の者が病気になった。又台風で倒れた際こっそり枯れ枝を持ち帰った三人の町人は次々に死んでしまった。後に、漁師が夢に現れた白山龍神様の訴えから根だけになった老松をお祀りすると、福をもたらすようになった。供えられた鶏卵を大きな白ヘビが飲み込むのを沢山の人が見たという。
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カミサマ
1943年 静岡県
明治30年頃、子ども達が神社の御神体の藁人形を持ち出して遊んでいた。通りすがった人が子供らを叱って御神体を元通りにしたところ神様と仲良く遊んでいた子どもを叱ったので、神様の怒りに触れ、2,3日たって病気になり熱にうかされた。
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カミサマ
1943年 千葉県
正月2日、鎮守の星宮の境内で火を焚く行事が行われる。昔からこの行事を行わないと、村に災難がおこるといわれてきた。ある年、大雪で戸外に出られなくなり、この行事ができなかった。その夜中、老婆が誰もいないはずの神社で火が燃やされているのを見た。神様が火を焚いたということになって、それ以降この行事を欠かさなくなった。
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ドウロクジン
1934年 長野県
通常道祖神は男女二人だが、この村では一人である。そして一人なので、人々がお祭り騒ぎをする事を嫌う。昔、子供たちが旧正月に『おんべ』をしたら、道祖神の気に障って、火事になってしまった。それ以来おんべを止めていたが、10年前から流行り病がするので、おんべを復活させた。
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タタリ
1974年 愛知県
荒神だからと止めるのも聞かず、津島・戸辺両社が祭りで流した御葭を見に行ったところ、急に寒気がして足が動かなくなった。やっとのことで家に帰ったが高熱が出て、ひとりは6日後に、もうひとりは一時回復したが1年後に死んだ。
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キカズドウロクジンサマ
1987年 長野県
長久保の町外れにある道祖神。魔物や疫病が入りこまないようにしてくれる神様で,2月8日におはぎを供えてあんこをお顔に塗ると良縁が得られると信じられた。孫の耳が聞こえないのに悩んだおじいさんが毎日道祖神様にお参りしていたが,100日にもなろうかという天気のよい日,孫とお参りを済ませて帰ろうとすると南の空が俄かに曇り,雷が落ちた。孫を助け起こすと「でっけえ雷の音でおっかねえ」と言ったのでおじいさんは喜び,お礼として,家宝にしているお椀の底に穴を開け紐を通して差し上げた。以後,耳の病気にご利益があると信じられ,「きかずどうろくじん」と呼ばれた。
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ダイダイカグラ
2004年 香川県
小豆島では伊勢のダイダイ神楽が回ってきて家々の清めをしてくれるが、明治初期に不景気のため神楽を止めたことがあった。すると其の年、村内に疫痢が流行した。これはダイダイ神楽を止めたせいだということになり、翌年から元のようになったという。
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ケヤキ,ダイジャ
1930年 東京都
白山神社境内にある2本の欅のうち、1本が大正12年12月25日の夜、突然怪火を出した。昭和4年の夏には、2本の欅の間に大蛇が横たわっているのを見たものもいる。
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シロヘビ,ツバキ
1976年 滋賀県
ある年、青木明神で雨請いをした時、林から水気が登り、他所から見れば失火の煙かと騒ぎになったが、そのあずかる村々のみ潤いを受けた。その時拝殿に1尺ほどの白蛇が現れた。またある時は、風で多くの木が倒れたので、売ろうとしたところ、夜に音が響いて次の日に見たら木がもとに戻っていた。また、この社の北の山岸の磐に3尺ほどの椿が生えており、その茂り方でその年の作柄を知ることができる。
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オト
1964年 福島県
明治34,5年ころ、三人でたぬきとりに古峰神社のある山に登った。賽銭があったので拾い集めていると、発動機船のような「どどどど」という音が遠くから聞こえ、だんだん近づいて「どどーっ」と雪の落ちるような大音がきこえたという。驚いて逃げ帰ったが、神様のいましめであろうということである。
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スワジンジャノカミ
1965年 山梨県
諏訪神社の御使いである白蛇が川水の上を「麻からのくき」にのっていたのを、初めに見つけた塩沢部落の人達によって、年々4月15日に諏訪神社の祭典が行われる。その際には神輿の渡幸があり、祭りの前に富士川の河原に御小屋をたてるが、ある年、これを建てなかったことがあった。すると、この部落に伝染病が流行したことから神様の御怒りに違いないというので、その翌年から再び建てられるようになった。
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カミサマ,ユメノオツゲ
1943年 愛知県
村外れにお智重様という神様が祀られていた。子ども達の遊び場になっていて、井戸の垣根を壊したり、絵馬を持ち出したりしていた。村の者がこれではいかんと、入れないようにしたところ、病気がはやった。夢で神のお告げがあり、「私は子どもの神様なので、子ども達が近寄れなくされたのが嫌だ。元通りにしてくれたら、病気を治そう」といわれたので、入り口の戸を外したら、病気はおさまった。
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コウジンサン
1970年 鳥取県
荒神さんはよく祟る神様。屋敷近くや屋敷内にあり、村の祭りのときに祭る。ある家では、1915年ごろ、病人が出たので拝んでもらうと「便所近くに荒神様があるのが障っているので、離して祀れ」と言われたので、そのとおりにしたら病気が治った。
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オオオンナ
1982年 京都府
元禄15年1月13日、丹後国与謝郡上宮津村で疫病が流行り、おさまっていった。ある百姓が1月7日の夜半身の丈1丈(約3m)余りの女が白装束で松の元にいるのを見て以来寝込んでしまった。熱におかされ口走るには、我は昔の城主に仕えた女で、讒言により処刑された。その無念を晴らす為に疫神とともに疫病を流行らせている。命日2月17日に弔いの祭を行えば今後村の守り神になるといった。
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ハヤリヤマイ,アクマ,オニ
1986年 長野県
ある時、村に流行病がはやって大勢死人がでた。そこで庄屋は、これからは自分の家を悪魔の宿として貸すから流行病を村から追い出してくれと願をかけた。そうすると流行病は一段落したという。それから庄屋の家では節分のときに豆まきをしないで、障子をあけて悪魔や鬼を迎え入れるのだという。
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カミサマ
1995年 愛知県
石作神社でお祭りがあるごとに怪我人が出た。神様が騒がしいことが嫌いだということになり、笛や太鼓をやめて馬に藁で飾りをした花馬だけで祭りをするようになった。
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