国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

フジョウブツレイ
1981年 岡山県
埋蔵金の秘密を守るためにむごい殺され方をし、埋められた人夫たちの霊(夫成仏霊)が、彩雲彰花の自動筆記においてその殺され方や恨みを訴え、「見つけてくれ」「首をつけて寝かせてくれ」などと訴える。

類似事例(機械学習検索)

ヨバイジゾウ
2001年 埼玉県
多福寺の地蔵は毎夜強盗や追い剥ぎを働き、女を犯したので、地中に埋められた。
類似事例

ユウレイ
1933年 京都府
妹と夫の仲に嫉妬し、自死した先妻が幽霊となって現れ、夫と妹の首を絞めた。
類似事例

シリョウノタタリ
1956年 宮城県
昔,仙台本柳町の某という束巻師の一家には三人の娘がいたが,上の二人が同じような死に方をした。通夜の夜更けに呻き声が聞こえるので覗くと,娘の死顔が赤黒い鬼のようになって睨んでいる。その変化は,「我はこの家の7代前の先祖に殺された山伏の霊である。公金を携えて上方に旅した時先祖の男と道連れになったが,男は山中で私を殺して大金を奪った。先祖の男はその大金を元手に分限者となったが一片の供養の心もない。無念であったが,代々運勢が盛んで祟る事もできなかった。しかしようやく恨みを晴らすべき時がきた。偽りと思うなら箪笥の奥に自分の刺した刀がある」と申し述べた上,残った娘の命を助けたければ昔自分が望んでいた位官相応の葬列を出せと言う。夫婦が承諾すると面相は元に戻った。さて夫婦は一旦承諾したものの仰々しい葬礼を出すことができない。すると,また山伏の霊が末娘に憑いて現れ,こんな粗略な仕方では駄目だと言う。夫婦は今度こそ約束通りの葬儀を行ったが,結局末娘は数日後に憔悴して死んだ。使用人や婿養子も気味悪がって去り,家の中は荒れ果てて夫婦は行方が知れなくなった。なお只野真葛の附言として,家の下婢の実家でこの話を聞き,当時死霊に憑かれた娘の泣き狂う声が近所にまで聞こえたというので書き留めた旨を記す。
類似事例

ユメ,タケブエ
1980年 香川県
継母は継父と相談して2人の継子を殺すことにしたが、死んだ実の母親が娘の夢に現れてその計画を告げ知らせた。娘はある和尚に助けを求め、殺されずに済んだ。しかし息子は和尚が駆けつけた時すでにゆで殺されてしまっていた。息子を埋めた場所には竹が生え、その竹で笛を作ると、実の父親に会いたいと言って泣くのだという。
類似事例

シリョウ,タマ
1941年 岐阜県
山の中を歩いているとき、供の者が主人を殺し、死体を竹薮に放ったまま山を下りた。そこへみずぼらしいお坊さんがやってきて、「お前は殺した死骸に取り付いていないと死ぬ」と忠言する。そこで供の者が主人の死体に取り付いていると、朝になると魂が戻ってきて「今日も探し出せんで残念な」と言って死体に入る。夕方また出て行って「今日は地を六尺掘っても探し出す」といい、そのたびに大きな音を立てる。三日目「この位探しても見つからないならあの男は死んだに違いない。これで成仏できる」といって魂は死体に入った。供の男は助かった。
類似事例

ボウレイ
1933年 鳥取県
昔々、秀吉の時代にあった大富豪があった。家の主人が金銀大判小判を埋めに行ったとき、それを負っていった下男を口封じに殺し、供養のために墓を建てた。その墓から下男の亡霊が現われることがあり、幽霊墓と呼ばれた。
類似事例

キツネ
1934年 大阪府
狐が女に化けていたのを、巡礼の男が妻にしたが、正体を見破られ、短冊を残して去ってしまった。その後、ある女が、夢で見たとおり、狐が宮の前で死んでいたのでそこに埋めてやった。
類似事例

シニン
1954年 兵庫県
ある嫁が間男し、首を吊って死んだ。隠坊が焼こうとすると、死者が棺桶から出て声を出さずに崖石を登っていく。何度止めても登っていくので、ついに石油をかけて焼いてしまった。
類似事例

オトコシュノユウレイ
1989年 山梨県
男衆(下男)が急性肺炎か何かで亡くなった。納棺の時に年季証文を中に返さなかったので、よなよな現れて情けなさそうな顔をして主人を眺めた。ある晩聞いてみると「証文を返してくれないのでいつまでもここに縛り付けられている」といったので、墓に年季証文を埋めてやるとそれきり出なかった。
類似事例

ユウレイ
1961年 東京都
難産で死んだ女房をそのまま葬ったところ、毎晩幽霊になって夫の枕元に子を産ませてくれと泣いて出た。そこで産婆を呼び、左刃の鎌で腹を裂き赤ん坊を取りだして母に抱かせて丁重に葬ったという。
類似事例

アメ,ジゴク
1986年 石川県
毎日決まった時間に飴を買う男がいたので飴屋の主人が後をつけると、身重の女性が埋葬された墓の付近で消えた。そこを掘り返すと赤子が飴の棒を手にして泣いていた。近くのお地蔵さんが飴を赤ん坊に与えて育てていた。
類似事例

イチジャマ,シリョウ
1996年 沖縄県
死人に取り憑かれた人を見た。ある時老婆が悲鳴を上げて「腕を失ってからは、後生に来ても働けず困っている。年忌を延期するなどもってのほかである。墓の中は湿っていていやなので、水を早く抜いてほしい。」と口走っていた。これは、死霊が物を言わせていたのである。
類似事例

(ユウレイ)
1967年 愛媛県
ある女性が妊娠中に死んだとき、二晩続けて出て来て「お棺の中に水が入って冷たい」と言った。掘ってみたらそのとおりだったので、埋葬しなおした。
類似事例

ユウレイ
1989年 長野県
死人に心残りがあり、成仏できないときに幽霊になって出てくるという。女性の姿で、墓や人が死んだ場所に出る。
類似事例

オシドリ
2002年 栃木県
鎌倉の頃深七という猟師が、鴛鴦を射て首を射切った。共にいた女の鴛鴦はその首をくわえて水底深く潜った。その夜深七は酔い伏していると、鴛鴦が枕辺に来て何かを言い、泣いたので目がさめた。そのようなことが幾夜も続き、最後に「安蘇沼で菰に隠れて独り寝するのはつらい」という意の歌を詠んだ。深七は安蘇沼に行き、さまよっている鴛鴦を射ると夜毎に来る鴛鴦だった。その鴛鴦は前に射切った鴛鴦の首を抱いていた。深七は発心して沼の辺りに庵を結び、懇ろに弔い、塚を営んだ
類似事例

ユウレイ
1936年 兵庫県
土木工事師の妾が本妻を苦しめていると、本妻が恨んで井戸の上で自殺して井戸へ落ちた。借家人が井戸を見ると女の首がおぼろげにういているのが見えたという。
類似事例

(ユウレイ)
2001年 新潟県
ある男が、腰城のラントウで、冷たい手に大事なところをつかまれた。亡くなった本妻が妾に取り憑いて殺すため、入口のお守り札をはがしてくれと頼むため、つかんだのだった。
類似事例

インネン,ミコ
1981年 東京都
戦争前にある男aが内牢に入れられるほどになり、東京の病院にも入れたが良くならなかった。ミコが拝むと、その人の祖父がある男bと経済的な争いを起こし、そのためにbは首をつって死にそのインネンがaにのったということだった。地蔵を立てて供養したが、bは「もっと値打ちのある地蔵を建てろ」と怒り、別の地蔵を建てたという。
類似事例

ミコヨセ,クチヨセ
1972年 長崎県
形上に老婆のモノシリがいて、巫女寄せをした。病気になると死霊にさわったのではないかといって見てもらった。死者の言葉をそのままに、死後の世界を語った。どこで死んでいるのか分からないので見てもらうと、掘れといわれた場所に死体があったこともある。
類似事例

ヨコツチノセイレイ,ヨコツチノレイ,ヨコヅチオロシ
1933年 秋田県
「横槌降ろし」という事がある。3人目の死人が続くことを嫌って2度目の死者の棺の中に犠牲の意味で紙を貼って人の顔を描いた横槌(藁を打つ道具)を入れて埋葬する。巫女の仏降ろしの時に横槌の(精)霊が降りてきて、我は桑の木だが心ならずも削られ横槌にされたと身の不幸を語ることがある。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内