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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カユ,シロネズミ,チョウジャ,スミヤキ
1915年 徳島県
昔、山の上に長者が住んでいて、毎月1日と15日に小豆粥を供えていた。小豆粥は翌朝必ず食い尽くしてあった。ある代になってその先例を止めると、家族は次々と死に娘だけが残った。ある夜、白い鼠が現れ、炭焼きの友蔵の妻になるように告げた。友蔵は貧家であったが、井戸場にその価値を知らぬまま黄金が積み上げてあり、2人は夫婦になった。

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ダイシガユ
1965年 岩手県
遠野地方では、十一月二四日に「大師粥」といって小豆の粥を作って神様に供えるが、上閉伊では、小豆粥を三年食えばその境遇から抜け出せるという。
類似事例

(ゾクシン),コイ
1935年 長崎県
師走1日に粥を食う。この日粥を食わない間は、どんな小さい橋でも渡ってはならない。鯉が飛びつくという。
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ボウレイ
1975年 新潟県
友蔵が、旅の商人を松明をたいて磯に上がるサザエを採る夜なれにさそった。そこで商人を殺害し、胴巻きの金を奪って死体を海に沈めた。以後、亡霊が舟につき、「友蔵おるかあ!」と呼ぶようになった。
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アズキガユ
1940年 千葉県,茨城県
正月15日に小豆粥を炊く。小豆を煮た汁を、家の周囲にひいておくと、蛇など長虫の類が来ないといわれている。
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クラノカミ,ハクジャ
1941年 岐阜県
土蔵の中または付近に白蛇がいて、それが蔵の神、或いは蔵の主と呼ばれている。ある家の若主人が蔵に入ったら、大きな蛇がいて、それを殺そうとしたが失敗した。数日後、蛇が水を飲みに蔵を出たところを見て殺したが、次第にその家の身代が悪くなったという。
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アズキガユ,シラホ
1943年 埼玉県
正月15日に小豆粥をつくり、神様に供える。それを口でふいて食べると、稲に白穂がでるという。
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トモビキ
1940年 香川県
友引の日は、上友には目上の者、下友には目下の者が続いて死ぬといい、出棺を忌むが、藁人形を入れる場合もある。
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ショウガツノカミ
2000年 徳島県
正月15日の小正月の前日に、樫や椎などを使って粥柱ないし粥杖を作り、また三宝に供えていた白米や里芋などを用いて粥を作り、正月棚に供える。そして15日の早朝に、粥を粥柱の先につけて、家の柱にもつける。終わると門先などに立てて正月の神を送る。
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トウジノアズキガユ
1965年 岩手県
冬至の日の夕食に、小豆を混ぜた米の粥(冬至粥)を食べると中風にならず、健康でいられる。
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(ゾクシン),サカナ
1935年 長崎県
師走1日に粥を食う。この日粥を食わない内は山に行くものではない。「魚の山越え」といって、魚が山を飛ぶ日で、その魚が腹をつきぬけるという。
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コイ,サカナ
1978年 長崎県
壱岐では12月1日の朝に粥を作り、食べるほか神仏に供えた。「渡り粥(ガイ)」または「渡し粥」と呼び、この粥を食べる前にはどんな小橋も渡ってはならず、渡ると鯉が飛びつくと言われた。この日は「魚の山越し」といって、山に行くと魚が腹をつきぬくとも言った。
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アズキカユ
2000年 香川県
正月15日前後の小正月に小豆粥を炊く。各家は大きな川を挟まずに7軒の家から粥をもらい、子供に萱の箸を使って食べさせると元気に育つ。
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オダイシサマ
1985年 福島県
11月1日を初大師、または小豆大師といい、塩を入れない小豆粥と萩の箸を神棚に供える。これは、昔お大師様の子供が塩をとり、おっか様がやけどして不自由な体になったので、箸の端を切り、3本箸で小豆を子供にあげて、子供を育てたためにその粥に塩を入れてはいけないのだという。
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デイダボウ
1984年 埼玉県
昔、デイダ坊という大きな人がいて、粥を煮たころが坂本の粥新田(粥煮田)峠で、腰をかけた所が大霧山。粥の箸を立てたところが二本木峠で、すげ笠をとってかぶせたのが笠山になり、足跡は沼になったといわれている。
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カッパ
1986年 埼玉県
川浸りの日、小豆粥を食べないで川を渡ると河童が出てきて水を掛ける。
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ミツムネサン
1931年 山梨県
蔵にしまっておいたお金が少しずつなくなるので、蔵の番をする三峰様を借りてきてお金を盗む者を食い殺すように頼んでおいた。実はお金はその家の息子が盗んでいたのであり、2、3日後に蔵の前で殺されていた。
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カシャンボ,ガシャンボ
1981年 和歌山県
炭焼きに行って小屋で粥を煮ていたら、夜になっていないのに暗くなり、大きな影がさして金縛りにあった。しばらくして動けるようになり、外に出たが何もいなかった。ガシャンボの仕業。
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アズキザックリ
1988年 長野県
道に小豆ざっくりが出る。
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アズキアライ
1989年 群馬県
清水で小豆洗いが「小豆洗うべか人とって食うべか、ゴシゴシ」と唄う。
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(ゾクシン),スイシニン
1933年 福島県
水死人は家の中に棺を入れず、縁側におくものである。でないと友を呼ぶからである。
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(ゾクシン)
1983年 群馬県
清水堀では夜に小豆婆が出て小豆をザクザクとといでいた。
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