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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミツムネサン
1931年 山梨県
蔵にしまっておいたお金が少しずつなくなるので、蔵の番をする三峰様を借りてきてお金を盗む者を食い殺すように頼んでおいた。実はお金はその家の息子が盗んでいたのであり、2、3日後に蔵の前で殺されていた。

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オイヌサマ
1995年 埼玉県
大尽屋の息子が蔵から金をとった。親は泥棒だと思って「お犬様は役に立たない」とくさしたら、お犬様は息子を食い殺して蔵の側へおいた。
類似事例

ミツムネサン
1931年 山梨県
お蔵に三峰様を勧請していた家の隣家の嬶が、お蔵の米を盗みに入った。しかし嬶が米を盗んで蔵から出ようとすると、前に恐ろしい山犬がいて出られなかった。朝その家の人が出てきたので白状したら、山犬は消えた。
類似事例

イシジゾウ
1961年 岩手県
昔、石地蔵の前で泥棒が金持ちを殺して金を盗んだ。泥棒は地蔵に口止めしたが、自分で喋ることになると言われた。3年後、果たしてそうなり、3年前に殺した金持ちの息子にそうとは知らず喋ってしまって敵を討たれたという。
類似事例

ミツミネサマ,イヌ
1933年 埼玉県
秩父の近くにある三峰神社があり、犬を祀ったものだとか、盗難除けの神様として有名だった。毎夜、盗難事件がおきるので「盗人退散」の願を懸けた。7日7日の後、夜に暴風雨が起きて人の悲鳴が聞えた。翌朝見に行くと、盗人が犬の姿になった三峰様に喉を噛み切られて死んでいた。
類似事例

ミツムネサン,ミツミネサン
1988年 長野県
犬の絵が描いてあるミツムネサン(三峯山)を、盗難除けの神様として祀る。ある家で蔵にミツムネサンを貼っても盗難に遭ったので、盗人を食い殺してくれと拝んでもらったら、蔵の中で自分の家の息子が殺されていたという話がある。
類似事例

ロクブ
1955年 山形県
ある家に六部が泊った。金を持っていたので細引きで絞め殺した。六部は「この家を絶やして六地蔵にしてやる」と言った。一時栄えたが、はたしてやがて絶えた。
類似事例

(ヤマブシノレイ)
1974年 京都府
京都の橋本にある麹屋与右衛門邸を定宿にしていた山伏が、布施として銀子2枚を得たことを言いながら主人と飲んでいたところ、主人は酔いつぶれた山伏を刺し殺した。その頃奉公先から帰ってきていた麹屋の娘が乱心し、山伏の恨み言を述べたので麹屋はこの娘も殺して川に流したという。後に麹屋は捕まって磔にされた。
類似事例

オニ
1932年 熊本県
ある金持ちの酒屋の主人が、百人前働く鬼を買った。鬼はよく働いたが仕事を与えないでいたら、主人を食べてしまった。鬼は主人を心配して出てきた奥さんも食べてしまった。
類似事例

ヒトクイ
1969年 福島県
城主に二人の兄弟がいたが、弟が兄を食い殺してしまう。人を食うことを覚えた弟は美女に変装して安達ケ原に籠もり、やがて東光坊に祈り殺された。
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タタリ
1979年 岐阜県
強盗が捕まり処刑されることになった。その息子は善良であったが、家主の訴えで処刑されることになった。死の間際、強盗は「今に見ておれ、一家祟ってやる」と叫んで死んだ。祟られた家は断絶した。
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ウタイガイコツ
2001年 青森県
一緒に出稼ぎに行った3人が落ち合った際、沢山稼いだ1人を他の2人が殺して、その金を自分達のものにした。数年後にその場所を通りかかったところ、松の上にあるコウベが綺麗な声で歌っていた。このコウベをくるんで歩き回り、歌を聞かせてお金を稼いでいたところ、殿様からお呼びがかかった。聞かせに向かったところ、コウベが、2人が過去に犯したことを殿様の前で話した為、2人は打ち首になってしまった。
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ヤマブシ
1955年 山形県
山中の一軒家で、泊った山伏を殺して金を奪った。家は栄えたが以後一人ずつ変わり者が生まれる。
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キツネ,コリ
1962年 大阪府
餌が少なくなる冬場、野施行といい赤飯を狐狸にまく習慣があった。ある日山番が家に帰ると娘が出てくるのが見えた。帰って誰だと妻に尋ねると野施行の赤飯をあなたが集めて帰ったためにそれを買いに来た娘で、銅銭十銭を上り框に置いていったと言う。しかし、硬貨は全て柿のへたであった。立腹し狐狸の穴を探し回ったところ、夜明け近くになって四條畷近くの田圃に座らされていることに気がついた。食糧を取られた狐が復讐しにきたのであった。
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ミツムネサン
1931年 山梨県
お蔵の裏に御祠を建てて三峯様を勧請していた。ある晩盗賊がお蔵から反物を盗んだ。翌朝それらの反物は一町ほど離れた実成寺の台門先に置いてあった。三峯様のおかげである。
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ヤマジイ,ヤマンバ
1997年 高知県
山爺が子供や家畜をさらったりして住民を悩ませていた。そこで住民は殺生をするウノさんに退治するように頼んだ。ウノさんは山爺の背中を短刀で刺して殺した。7日後、今度は山婆が敵討ちに来た。あらかじめ待ち伏せていたウノさんは屋根裏から鉄砲で撃って殺した。
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ムソロクブ
1919年 徳島県
ある年の暮れに、川の渕で庄屋が、前の晩に泊めた六十六部を殺して秘蔵の宝物である金の鶏と蚊帳を奪った。血まみれになった六部の足は川へと滑り込んだ。その頃庄屋の家で下男が餅をついていると天井から血みどろの足がぶらさがり、1羽の黄金の鶏が現れ米を食い尽くした。その後片足と鶏は六部の笑い声と共にどこかへ消え。その後も色々禍が続いたので庄屋の主人は墓を建立した。
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ヤマンバ
1936年 岩手県
牛方が残った魚を山姥にやったが、山姥は食い足りないといって牛も食べてしまう。牛方は逃げて、百姓の家に隠れる。しかし、その家の妻に長持ちに穴をあけられ、湯を注がれて殺され、金を奪われる。主人公が不幸になる話は珍しい。
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タヌキ
1939年 長崎県
爺さんが悪狸を捕まえてきて、婆さんに番を頼んだが、狸は婆さんをだまして殺してしまった。その後、婆さんに化けた狸は、狸汁だと言って婆さんの肉を爺さんに食べさせた。
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ヤマブシ
1952年 福島県
突然山伏が泊めてくれとやって来た。断った家の家族は山伏の言う通り全員死んだ。応召された息子の話を山伏にすると全員無事に復員した。山伏が二度目に来たとき、斧を盗まれた話をすると、斧は見つかり盗んだ男は死んだ。
類似事例

オニ
1939年 長崎県
よいお爺さんが鬼の住処から宝物を持ち帰ったのを聞いた悪いお爺さんはがこれを真似るが、鬼につかまって食われてしまった。
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