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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミヤホウホウ
1936年 山口県
子供の頃、祖父にミヤホウホウという化物がいることを聞かされたら、その夢を見た。42段ある宮の石段の上から2番目に腰をかけ、左の足は下までのびていた。白い着物を着てニタニタ笑っていた。

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オシラサマ
1950年 秋田県
40年前しきりに二本の大根を両手に持って動かしている夢を見た。数日後山の中で山桑の株に枝振りが同じの二本の枝が生えているのを見つけ、おしら様ならよく皮が剥けるようにと念じながら皮を剥くと、一本は赤く一本は白で男女両性を表していた。持ち帰ってイタコに頼んで魂入れをしてもらった。イタコによると、そのおしら様はもと北海道の某家で祀られていたもので、その某家が没落したのでこの地に飛んできたのだという。
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キツネ
1979年 長野県
小さい頃に狐に化かされたという話を聞いた。ある人がニシンを買って帰っていると、大きなジャンボンをやっているので見て、それから帰ろうとすると狐にだまされ家に行かずに山の方へ行ってしまった。背負っていたニシンは全部食べられ、着物もぼろぼろになって発見された。夜中中歩き明け方になると正気になったという。
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キツネ
1938年 長野県
夜、赤ん坊を背負った老人が狐に化かされて自分の家の幻覚を見る。実はそこは裏山であった。
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ユメ,カラス,チョウ,ガ,ヤネノトタン
1988年 群馬県
父親と山に行き、恐い者に追いかけられる夢を見た次の日、父親が事故にあった。その日、家の屋根にはカラスがたくさんとまっていた。棺の中から黒い蝶が飛び出したり、引越しの時に大きな蛾がついてきて、天井裏に張りついてミイラになるまでとまっていたりした。
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タカタカボウズ,カワウソ
1985年 愛媛県
執筆者の父親が祖母から聞いた話に、タカタカ坊主が出たというものがある。ある夜、中門の戸がたたかれるので開けると高下駄を履いた小僧がいる。どんどん背が高くなるので「高いねや」と言うと低くなり、「低いねや」と言うと高くなる。伸びきった頃を見計らって棒で足を払うと一匹のカワウソになり逃げて行った。
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キツネ
1998年 奈良県
朝早く、年寄りが神社にお参りに行ったら、近所の娘がいた。日本髪を結い、絣の着物を着て、お歯黒をつけてお参りをして、ケタケタと笑っていた。実はその娘は本人ではなく、狐が化けていたのだった。
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モモカ
1985年 静岡県
地頭方の男性(明治38年生)が子供のころにモモカが出るといううわさがあった。モモカは狐が化けたものだといい、当時の校長先生が剣道4段でモモカが出るところに泊って化物退治をしようとした。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊は女の姿をして現れる。それは髪を乱して白い着物を着、両手を前にだらりと下げており、そして足はないのだという。それが現れる場所はお宮である。
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カミ,ユメ,イタコ
1997年 青森県
イタコの話者(1929年生)は、6,7歳の頃から夢で神様にいろいろ教えてもらった。真っ白い十二単のような衣裳で髪が膝よりも長い女の人が馬で迎えに来て、竜宮や四国の金毘羅様のような所に連れて行ってくれて、拝み方を教えてくれた。
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バケモノ
1960年 福島県
山の上から「ぶっつありてい!!」と叫ぶものがあるという話を聞いたものが、それを捕まえに行った。暗い影のようなものが背中にぶつかった。毛がふさふさしていて四本脚の化け物で、箱に詰めて湯を入れ、翌朝開けると金がいっぱい入っていた。
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ユメ,ハクジャ,ビシャモンテン
1933年 栃木県
30年程前のある夜、白蛇が現われて、「土中に埋められているから掘り出してくれ。出してくれたら一生安楽に暮らさせる」と言う夢を何度も見るので権現山に行ってさがすと、毘沙門天の像が出てきた。
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キツネ
1976年
知足院殿が祈願を立て、14日目に昼寝をしていると、夢に美女が現れた。その髪をつかみ取ったところで目が覚めると、狐の尾を持っていた。行者に聞けば、明日午の刻に願が叶うと言ったが、その通りになった。
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ムジナ
1954年 神奈川県
昔は狐やムジナが人を化かした。祖母は、ムジナが木の枝にぽやっと円い光を出したり、雨の降る夜にムジナが月に化けて皎々と光っていたりするのを見たという。ムジナには白い十字の紋がある。
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カワウソ
1976年 新潟県
大正年間。郵便配達をしていた人が夜道で、髪が長く背が6尺(180㎝)以上もある女にあった。その晩、神楽の獅子のように追われる夢を見た。朝、屋根を確かめると、屋根の上にカワウソの足跡が沢山ついていた。その人は郵便配達夫を辞めてしまった。
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キツネ
1983年 東京都
多摩川の向こうへ行って帰ってくる時に狐に化かされて、野バラのたくさんある中を「おお深い、おお深い」と言って歩いていたなどという話を聞いたことがあるらしい。
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(ノロイ)
1984年 新潟県
ある家のお婆さんが寝ていると、なくなったおじいさんが夢に出て「カヤを刈れ、カヤを刈れ」という。そこでお婆さんがカヤ原に行って刈ろうとしたら、生カヤの尾花で作った人形が転げてでた。また、それにはモチの木で作った釘が13本打ってあった。ミコにいわれたとおり、火で燃やすことにしたら、なかなか焼けなかった。ミコの指示により、灰は海に流したという。
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キツネ
1973年 岩手県
山にキノコを採りに行って狐に化かされて歩き回らされた。帰ってきたら、着物がバラバラになっていた。
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キツネ
1981年 三重県
狐が人を化かす。化かされた人は頭に着物を載せて「ああ深い、ああ深い」といって田んぼの中を歩いた。
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ヒノタマ,ムジナ
1977年 茨城県
厠の途中にある柿の木の下に、2つの赤い火の玉が転がっていた。近づくと消えてなくなった。両親に聞くとムジナが化けたのだろうと言われた。祖母も不動様の松の木に火の玉を見つけた。祖母もムジナが化けたと言っていた。
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キツネ
1988年 茨城県
話者の祖父がカツオを馬に積んでの帰り道、きれいな女の人に乗せてくれと頼まれた。これは狐だと思い、ぐるぐる巻きにして家まで連れ帰った。狐が正体を現したので逃がしてやったら、後でお礼に来た。その後、祖父が仕事で災難に遭ったとき、命が助かり、代わりに狐が死んでいた。
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