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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イッポンタタラ
1985年 和歌山県
一本タタラは、山にいる化けもんである。一本タタラは大きな声で人を呼ぶので、山へ行ったら大きな声を出すことはできない。一本タタラを鉄砲で撃った猟師が、その後、頭がおかしくなってしまったという。

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イッポンタタラ
1985年 和歌山県
一本タタラは、一本脚だからそういう。川から上がって、山にいる。山でこの一本タタラを見た人の話だと、飛ぶのが速くて、目に見えないくらいだという。通る時は、恐ろしくて身の毛がよだつという。松の木によじ登っていたという人もいる。
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オバガミネノイッポンアシ
1991年 奈良県
一本足の大きな足跡が雪の上にあった。それで大きな一本足いるので鉄砲で撃ったら、大きな舌を出したという。一本足は生笹(いくざさ)という名前で、人間に化けて有馬温泉に湯治に行った。けれども何日か目に正体がばれた。一本足になったのは背中に熊笹が生えた怪物である猪笹王だという伝承もある。
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キツネ
1987年 奈良県
山に蕗を取りに行ったら狐に化かされた。帰ってくると木や下草が全部蕗に見えるのだと言う。ボケたようになってひとりでに出歩き、山に入るようになった。たまりかねて猟師が鉄砲で撃ったら、狐が落ちた。
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バケネコ,イッポンタタラ
1967年 奈良県
鉄砲撃ちの栄造が下山しようとすると一匹の古猫が吠え声と共に飛び出した。古猫は栄造の飼い猫で、前夜母の言いつけで持ってきていた隠し弾で撃ち抜き助かった。この化け猫が「一本足」で、男の姿を借りて温泉で傷を癒していたという。
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イッポンダタラ
1985年 和歌山県
一本ダタラは、目一つの怪物である。雪の道を飛んで来る。昔、山道を歩いていたら、連れの者が着物を引っぱるので見ると、一本ダタラが飛んでいった。あっという間に1間も2間も飛ぶ。
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ヒトタタラ,ヒトツタタラ
1989年 奈良県
峠を越える旅人を困らせていた一本足という怪物を射場兵庫という豪傑が鉄砲で撃ち取った。一本足は12月20日に出没していたので、その日になると撃ち取った銃は汗をかくという。
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ヒヒ
1960年 福島県
昔鉄砲撃ちの兄弟がいた。兄が山深く入ると、女が苧績みしていたが、兄は化け物と思って鉄砲を撃ったが、女は手で受け止めてしまい兄は食われてしまった。弟も山に入り食われる危険を感じたが、叫び声の後静かになり、朝見ると狒狒が死んでいた。
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ヒトツタタラ,マヘン
1985年 和歌山県
ヒトツタタラといって目が一つ脚が一本のものが山に棲んでいた。このヒトツタタラが山から下りて来る時には、山全体が明るくなるといった。これはマヘンであるといった。
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イッポンダタラ,ヒトツダタラ
1916年 和歌山県
熊野の山中には今でも一本ダタラという怪物が住むという。その形を見た者はいないが、幅一尺ばかりの足跡を一足ずつ雪の上に残してあるのを見たという。
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ネンブツダン,バケモノ
1992年 奈良県
猟師は念仏弾(ねんぶつだん)という弾丸を一発持っている。その弾丸を使ったら猟師を辞めなければならないという。山で化け物に遭遇した時、撃つ弾をすべてはじき返されてしまい、最後の念仏弾で撃ったら命中して助かったという話がある。
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ヤマノジサン
1986年 愛媛県
夜専門の猟師が火にあたっていると猟犬が身体を水にぬらして何度も薪を消してしまう。猟師は怒って犬を殺す。すると突然髭をボウボウに生やしたおじいさんがあらわれて、火にあたり出した。猟師はお爺さんが怖くてたまらずにいたが、じいさんが眠り始めたので一生のうちに1、2度しか使えない八幡大菩薩に関係のある玉で鉄砲を打った。じいさんは谷底へころげ落ち、誰かがすがりついて泣いているのがわかった。猟師は逃げ出し、1年ほど経った後その場所へ行ってみると白骨になっていた。これが山のじいさんではないかという。
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オンナ
1913年 岩手県
ある猟師が、女を鉄砲で撃ち殺そうとしたら、手足がしびれて声が出なくなり、そのまま女はにたにた笑いながら行き過ぎてしまった。この猟師はあとで病気になった。この女を見た者は、病気になるか、死んでしまう。
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クマササオウ,イッポンタタラ
1967年 奈良県
弓場兵庫守は伯母ヶ峰山中で背中に熊笹の生えた大猪を鉄砲で撃ち殺した。猪は亡霊となって野武士の姿を借り宿に泊まった。亡霊はその後、イッポンタタラ(一本足)の鬼となって伯母ヶ峰で旅人を取って食べた。
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タタラ,ウマ
1989年 奈良県
タタラというけだものがおり、姿を見ることはないが時々足跡を見ることがある。一本足とも言い、1尺2・3寸あまりの足跡で、一足の間が8尺あるという。また、大台山には目の大きさが2寸もある黒い馬がいるという。見た者がいて、3日ほど寝込んだという。
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サル,タタリ
1996年 香川県
猟師仲間のあいだに、はらんだ猿を撃ってはいかんという言い伝えがあった。それなのにある猟師がはらんだ猿を鉄砲で撃った。その猟師の子は猿のように手をついて歩く子になった。
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ヒトツメタタラ
1985年 和歌山県
夜、山道を一人で歩いていた。誰かが前を歩いて行く気配がするが、いくら見ても誰もいない。ふと顔を上げて見ると、目一つ、足一つの人がいた。それが一ツ目タタラである。
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アヅキアライ,ガマ
1934年 岩手県
鉄砲名人の男が、毎夜ザクッザクッと音をさせていた妖怪を射った。その正体は、大きなガマであった。
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イッポンダタラ
1978年 和歌山県
伯母峠に一本ダタラと呼ばれる、片目片耳の馬のような姿をした恐ろしいものがいて、義経の放った馬の化身だと言われた。普通の人は襲ったが、郵便屋さんは襲わない。特に12月20日に伯母峠を通るといけない。
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ヘビ
1975年 福島県
ある猟師が兎を撃ったら蛇が出てきた。蛇に鉄砲を撃ったら睨みつけてきて、猟師は病気になってしまった。
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テング
1921年 徳島県
深夜に銃猟をするのが癖の西尾辰太郎が、ある夜狩猟に出かけ夜明けを待っていると、突然樹上から「辰太郎」と呼ぶ声がした。おそれた辰太郎が深夜に狩猟をするのを今後やめようと心で思うと、「それがよい」という声がした。天狗におどされたらしい。
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