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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ネコマタバシ
1967年 東京都
明治末期、小石川区の外れ辺りに猫又橋というところがあった。ものさびしく、何か怪物でも出そうな感じがその名前からもして、子供仲間では気味悪がっていたという。

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タヌキ
1933年 大阪府
明治の頃、深夜、車夫が客を乗せて走っている。ところが、橋もないのに渡ろうとして、そのまま川へ転落するということが多々あった。車夫は口を揃えて、橋があるように見えたと言うので、これはきっと狸がだましているのだということになった。
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コヒノウラミ
1956年 宮城県
2メートルくらいの古碑があり,「元応□年九月十五日」と刻まれている。200年程前,この古碑は八幡社近くの小川に橋の代用として架けられていて,百姓達が泥足で供養の文字の上を渡っていた。この石橋が架けられて間もなく,夕方に村人がそこを通ると恐ろしい鬼のような怪物に襲われるようになった。村の郷士馬場某がある夜単身でその辺に出かけたところ、橋近くの桜の老木の近くに来た時,仁王のような恐ろしい鬼が現れたので,馬場某が斜めに斬り付けると手応えがあって怪物は煙のように消え失せてしまった。翌朝行ってみると怪物の亡骸はなく,石橋の一方が斜めに切り取られていた。村人達は,「碑にも霊があって泥足で踏まれたのを怒ったのであろう」として現在の位置に立て直し,厚く供養してお詫びした。その後怪異は起こらなかった。
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カアパ
1961年 岩手県
流れた一本橋の上に小さな子供みたいなのが2・3匹で遊んでいたという。かあぱ(河童)ではないかという。3・4才の人間位の大きさで裸だったという、鱒をとりに行って気持ち悪くなったという人もいる。
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オッサン,オジサン
1932年 石川県
明治初年頃、子供が夜中から居なくなった。7、8日目にその子供が猫岩という岩頭にボンヤリとたたずんでいた。おじさんが一緒に来い、いい所につれていってやると言われた、と言ったまま、子供は口をつぐんだという。
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アズキトギ
1974年 京都府
明治32年12月の雨の夜、某が久美浜町の金谷にある土橋にさしかかると、橋の下でシャゴ、シャゴという音がする。帰り道も同じ場所で人の声や提灯の火が消え、手の上を二、三度ぬるっとしたものが横切り、同じような音がした。
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オニ
1931年 埼玉県
鬼橋という石の橋がある。川の真中にある支柱は、昔鬼が来て撃ちこんだものであり、このまわりを掘ると、川が涸れている時でも大雨が降る。
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イシノセイ
1930年 岩手県
橋に夜な夜な妖怪が現れて人々を悩ませた。ある男が刀で斬りつけると、近所の大日堂の石が切り砕けていた。石は橋の袂で砕けていて、1尺だかりの青石であったという。
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オニ
1952年 大分県
昔、鬼がいて、川の向こうの鬼と大声で誘い合って、日高の高千穂まで人をとりに行った。今でも、鬼の家といわれる家があり、その家の人には牙が生えるという。
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ネコサカ
1956年 宮城県
一丁目頭から大橋へ下る坂の左側。裁判所官舎の崖下を経て琵琶首に下る。昔、わるさをする怪猫が棲んでいたという。
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タヌキ
1990年 香川県
昔、夜中の3時頃ばくちを打っての帰り道で菅生橋にさしかかったとき、てぬぐいで姉さんかぶりをした娘さんに出会った。声をかけても返事がない。ふりむくと娘の姿はなく、青い目が光っていた。村の人に話すと狸の仕業だと言った。
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ホオカムリヲシタチイサナオトコ,タヌキ
1985年 愛媛県
大正の終り頃、志津川のばあさんが拝志村へ所用で出かけ、帰りが遅くなってしまった。重信川の丸木橋を渡り、もう一息という所で橋のたもとに仕事着を着た男がうずくまっていた。子供みたいに小さく、頬被りをしていた。橋を渡って男の顔をのぞき込むと黒いチンのような顔で目だけが光っていた。婆さんは狸だったと語っている。
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ヒトノカゲ,バケオタフク
1933年 大阪府
橋の近くで多くの溺死者が出た。その後、その橋で人影が見えたり、大勢の人の泣き声が聞こえたりするといった噂が広まり、付近住民は大層怖がった。
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オフクイシ
1921年 徳島県
福島橋にある中央に白の班の入った大きな石はお福石と呼ばれていて、深夜通行人に向かってお福石が笑うと変があるといわれていた。明治の初め、ある藩士が通りかかってお福石に笑われたが、笑い返したら何事も無かった。
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ユウレイバシ
1976年 大阪府
浪華遊連橋のあたりは明治以前には人家もなく田畑で、農夫の通行のために橋がかけられていた。人の往来も稀な寂しい場所で、時々ここで横死する者があり、その幽霊が出るという噂が立った。そこでこの橋を幽霊橋と呼ぶようになったが、近頃木橋が官より架けられ、遊連橋と改称された。
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キツネ
1988年 岩手県
昔は、五枚橋のあたりで市日の帰りに、よくキツネに騙された。
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カッパ
1928年 島根県
明治30年、水車の台の下に2,3疋の蟇のような怪動物がいた。通行人が河童の子だといったので、後難を恐れて湖中に放した。
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ショウドババ
1978年 滋賀県
甲賀橋付近の泉をシヨウド池という。昔から子の付近にはシヨウド婆々という化物が夜影に出ては通行人をたぶらかすといい、今なお暗夜には里人は恐れている。
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ヌシ,カッパ
1985年 石川県
桑島大橋の下にある婆淵(ババブチ)にはヌシの河童がいて、村人を引きずり込むことがしばしばあった。
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オニ
1997年 宮城県
鬼橋の由来。鬼が川の橋となっているためともいい、将軍が退治した死骸を橋柱に繋ぎ沈めたための名だともいう。
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ウシオニ
1976年 島根県
雨が続き湿気が多い時、橋の辺に牛鬼が出る。ある人がそこへ行った時、白く光るものがひらひらたくさん飛んでいた。橋を渡るとそれがまとわりついた。近くの人家で聞けば牛鬼に会ったのだろうと言った。
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