クチヨセ 1977年 神奈川県 百か日には、口寄せに死んだ人の霊を招いてもらい、死者と話をする。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 家人が死んだ後、身に近い人が「口よせ」をする。アガタ、マンチ、ワカドノといった巫女から仏をおろしてもらって死後の様子や息のある中にいいたかったこと、気にかけていたことを聞いてもらう。
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タマシイノタテルオト 1944年 岩手県 魂は死んで100日(1年、33年とも言う)経つまでは家の軒から離れない。それで100日間は精進する。戸の開く音やすたすた歩く音が聞こえることがある。これを「魂がきた」と言う。
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タマシイノギョウエイ 1944年 新潟県 新潟県村上町では、死後50日以降、ミコに死者を呼び出してもらう。これをミチアケ(道開)という。亡児のミチアケをしたとき、亡児に「病気になるから注意しろ」といわれた。半信半疑でいたが、本当に1ヶ月ほど床についてしまったことがある。
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シシャノレイ 1984年 福井県 亡くなって、三十五日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
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イミ 1964年 福島県 葬式後の忌みは、親子は100日、いとこは3日という。死後7日目ごとに仏参りをし、7週目の49日で終わる。家の中の神棚には100日目まで白紙をはっておく。1・3・7・13・24・27・33・37回忌まですますと供養は果たしたものとされる。
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シニン,レイ 1968年 岡山県 この地方では死人の魂が大山に行くと信じられている。死人の話が聞きたければ大山寺に泊まり仏間の隣の部屋で寝ると深夜話をするのが聞こえてくると言う。某家では墓に持っていった杖から芽が出たので祈祷してもらうと、生きていたまま埋められていたからで、死人が丑の国大山へ来てくれれば話がしたいと言っているといわれ、大山寺に詣でると「重い石をのせられ帰りたくても帰れなかった」と声が聞こえたと言う。
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タマシイ 1969年 山梨県 死の直後に何か音がすると抜けた魂が家に帰ってきたといい、また、四十九日の供養が終わると、魂は屋根の上から出て行くという。
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(ヨミジガエリ) 1982年 新潟県 死者がよみがえる前には、家人に呼び戻されたり、あの世で知人に戻されたり、寺でカミサマに戻されたりする。
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シシャノレイ 1984年 福井県 亡くなって、四十九日までは死者の霊がその家の屋根に留まっているという。
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イチコ,シニクチ 1977年 神奈川県 四十九日や百箇日には、イチコが死口をきいた。死者がイチコにのりうつり、話ができるようになるのだという。
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(ゾクシン),タマシイ 1933年 神奈川県 死者の魂は49日までは家の屋根にいる。百か日までは大山(阿夫利山)におり、そのあとは善光寺に行くという。
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イチコ 1977年 神奈川県 昔は、死者の言葉を聴くためにイチコに口寄せしてもらった。イチコが拝み鈴を鳴らすと、その中に死者の気持ちが移り、話が出来るようになるのだという。
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タマシイ 1977年 山形県 死者の近親者が、死ぬ2、3日前に魂がよびにくるといい、夜玄関に魂が来ることがある。
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ミコキキ 1982年 新潟県 人が死んでから7日以内にミコ(巫女)さんのところへミコキキにいく。巫女のところへ亡き人の死霊がつくと、体がブルブル震えて話し出す。ミコは自分が何を言ったかが分からないという。ミコは、トトをタカエボシ、カカをアイノマクラ、子どもを一ノタカラ、二ノタカラなどと、特別な言葉を使う。
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(ホトケオロシ),(シリョウ) 2000年 香川県 民間の口寄せ巫女が依頼者の求めに応じて死者の霊を呼び出し、その心境を死者に代わって口語ることを仏おろしという。拝む人はホウニンサンとか御祈祷師と呼ぶ。御幣をぶら下げて家の中を浄め、位牌には御幣をつけたサカキを立てる。錫杖のようなものを振って拝むと、「水が欲しい」という。言い終わると、がっくりと肩を落としてまた拝む。
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シノシラセ 1981年 山形県 人が死んだとき、男は寺の本堂に、女は台所に呼びに来るといわれる。
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マブイワカシ 1975年 沖縄県 死後三日目に家族や近親のものが集まり死霊と生霊のお別れだといって魂別れをする。
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ホトケヨビダシ,シボウシャ 1937年 鳥取県 仏呼出し(死亡者との対話)に行くものがいる。
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イキカエッタシニン 1983年 香川県 ある家に死人が出て、棺桶に入れて役場まで行くと、棺の中から声がして死人が生き返った。どこか遠いところを先へ歩いて行くと、後ろから名前を呼ばれるので戻って来たのだという。しかしその人はその10日ほどあと再び息を引き取った。
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