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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アマメハギ
1958年 新潟県
お祭りでアマメハギに選ばれた子供は、天狗の面や獅子頭の格好をする。家々を回って、団子などをもらう。そして夜は夜篭りをする。

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オイナリサン
1985年 埼玉県
おこもりの夜に子供たちがカジツキをする。利口そうな子を選び、目隠しをし幣神を持たせ中央に座らせる。周囲から「トオカミエミタメ」と囃し立てると幣神が震え、何かが憑く。質問するとその場で何でも答えてくれ、「お帰りください」というと帰る。
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シロキツネオキク
1956年 宮城県
食餌に窮した白狐が方丈に化けて法事に参加したが,結局犬に見顕され,母狐が大怪我をして病みついてしまった。その後子狐たちは村人に化けて食事を騙し取り,母親を養ったという。村人達は子狐たちの化け姿によって「お菊狐」「ねんねこ狐」「喜八郎狐」と呼んだ。
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アマメハゲ,オニ
1984年 福井県
アマメハゲという言葉が残っているが、若狭の三方向笠では、「鬼がアマメをとりに来るから囲炉裏に足をふみ入れてはいけない」と子どもを戒め、鬼がアマメをはぎに来るのは節分の晩であるという。
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テング
1963年 栃木県
昔、猿のように木に登るのが上手な子がいた。ある朝、その子が母親に今日は笠間の祭日なので今から行って朝飯までには戻ってくると言った。そして朝飯までに戻り、寝てしまった。母親は心配になり部屋に行ってみると、天狗が寝ていた。正体がばれた天狗は家から出て行ったが、長いあいだお世話になったお礼に、雹が降らないようにすることを約束した。
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ヤマノカミ,ヨルノマモノ
1984年 福井県
山の神講には、新築の家に子ども達が集り、裸で大日堂まで走っていく。大日堂へ着くと、大将が腰に巻いたしめ縄を太いマツの木の根元におき、後の子どもたちも次々とツトを置いていく。それがすむと大日堂の中へ入って、持ってきたシトキ(水に漬けておいた米をすりつぶし、酒でこねたもの)を体に塗って宿へ帰る。このとき身体にシトキを塗るのは、お地蔵さんになるということで、山の神は「夜の魔物」だから、いたずらされないようにという。
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テング,コリ
1972年 石川県
産まれてきた子供に女の腰巻を被せる。男児には首まで、女児には頭の上まで被せると、天狗や狐狸に化かされないという。また、葬式に供えられた団子を食べると、天狗に化かされないという。
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ヤマノカミサマ
1929年 岩手県
ミナミハタという村には、ヤマノカミ様のお祭りがある。この日には、老若男女を問わず、風呂敷で覆面をして、踊った後に境内で雑魚寝をするという、抱き祭である。もしこれをしなければ、そのとしの麻のできが悪いと言われている。
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アモコ
1963年 青森県
盆の晩、ある若者が人々を驚かそうと、化け物の格好をして踊りから帰ってくる村人たちを待っていた。ところが村人たちに本物の化け物と思われ「そら化け物がいる。アモコだ」と追いまわされ、散々な目にあったという。
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カマクラ,カミ,ミコ,ナマハゲ
1966年 秋田県
神を迎える小屋で、雪を積んで作り、神坐を設けたのでカマクラと呼んだ。異様な姿で家々を廻るナマハゲが神である。
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オカマサマ
1969年 福島県
若い娘を目隠しし、笹とヘラを持たせて中央に座らせる。大勢の女が周りで唱え言を唱えるとオカマ様がのり憑く。囃し立てると歌に合わせて何でも踊ってくれる。思いきり踊らせてから「休んでください」というと眠ってしまい、顔に水を吹くとハッと目を覚ます。
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ジゾウサマ
1972年 福島県
主に正月に、家の中で1人の子が目を瞑って中央に座り、周りで5、6人が唱え言を唱え囃し立てる。やがて中央の子が体を揺らし始め、地蔵さんが乗り憑いたとわかる。色々な質問に答えてくれ、気持ちのよい子、欲得のない子には地蔵さんが憑きやすかった。
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キツネ
1987年 岐阜県
狐に化かされると、うどんだといってミミズを食わされたり、風呂だと思わされて野つぼにはめられたりする。
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ミズノモノ
1939年 千葉県
12月1日にカビタリモチを作り、鼻の頭にアンをつけて川へ行って尻をひたすという。これは子どもがいくつかのときに水のモノにとられるという話が理由である。その年のその日に水のモノのところへ子どもが行くのに、牡丹餅をついて持たせてやった。川へ行くと水のモノが「わざわざ捕られに来たのは感心だ、可哀想だから見逃してやる」と言った。おかげで子どもの命が延びたので、今でもカビタリモチを作るのだという。
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キツネ
1989年 鳥取県
祝い事の帰りの夜道にはワラスボに入れたご馳走を狐が取ったり、娘の姿になって出たりした。そんな時遠くの方では他の狐が冷やかしたり、子供になって相撲をとったりしていた。
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ユキオンナ
1956年 群馬県
雪の降る晩には、雪女が白い着物を着てやって来る。子供がなかなか寝つかなかったりすると、母親は、「雪の降る晩に、だあれか一人泣く子を貰う。寝ない子を貰う」と言い乍ら子供を寝かせる。
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ヤマワロ,カッパ
1989年 熊本県
山童は子供のような姿で全身赤い毛がはえており、一本爪蝮のような歯があり、頭の形は扁平である。オコワや酒が大好きで金物や墨壷は大嫌いである。また、人間と相撲をとることを好む。時折大きな音をたて、人を驚かしたり騙したりする。山童はいつも決まった道をとおり、そこに寝ているとおさえつけられる。春の彼岸までは山に住み、その後秋の彼岸までは川にすみ河童と呼ばれる。
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オニ
2000年 高知県
正月14日(小正月)の夜に子供達は、その日から使い始めた竹製の柄杓を持ち、家々の戸口で「カイツリ、カイツリ」と言いながら、集落内を回る。家人はその柄杓に若餅を入れる。また仮面や頬被りした若い衆が道中に隠れており、子供達は彼らを鬼と呼んでいた。
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ザシキオボコ,ザシキワラシ
1982年 宮城県
座敷オボコは座敷わらしともいい、座敷に出て外には出ない。おかっぱ頭の女の子で、着物を着て、裾から赤い下着が見えて居る。大人も子どもも見るが、仇はしない。きれい好きで座敷を箒ではいたり、出しっぱなしの箒を元に戻したりする。餅を焦げないように裏返したりする。夜、子どもたちに混じって遊ぶ。ジャンケンではグーしか出さない。負けて頭を叩かれると、カンという音がする。夜、蚊帳の周りに立っていることもある。
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オイナリサン
1985年 埼玉県
おこもりの夜カジツキをした。志願者の男子に目隠しし、幣神を持たせ中央に座らせる。他の子供は太鼓を叩きながら囃し立てる。やがて体が震え、カジツイタと分かる。どんな歌にでも合わせて踊ってくれる。元に戻った後は、踊ったことなど何も覚えていない。
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ヒガタタクリ,カセドリ,タワラヅツ
1965年 岩手県
小正月の夜は、ヒガタタクリとかカセドリとかいうものが来る、俵づづが来て子供を俵に入れて攫う、と言って子供たちは怖れて早く寝た。1930年ごろまではヒガタククリの行事をやっていた。蓑を着て顔に墨を塗った人が「イッソイッソ」(米一升くれ、の意味)と言いながら各戸を廻った。
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