国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オニ
2000年 高知県
正月14日(小正月)の夜に子供達は、その日から使い始めた竹製の柄杓を持ち、家々の戸口で「カイツリ、カイツリ」と言いながら、集落内を回る。家人はその柄杓に若餅を入れる。また仮面や頬被りした若い衆が道中に隠れており、子供達は彼らを鬼と呼んでいた。

類似事例(機械学習検索)

ワカモチ
2000年 高知県
若餅を食べると、夏は病気にかからない。正月14日(小正月)の夜に子供達がお面をかぶり、「カイツリ、カイツリ」と唱えながら家々を回る。訪問された家の者は、若餅を与える。
類似事例

カイツリ,カユツリ
2000年 愛媛県
小正月に子供達は、藁一本で作ったカイツリ・カユツリと称する物を持って家々を回り、それと引き換えに餅を得る。家々は交換した物を神棚に供え、その数が多いほど家が栄えるとした。
類似事例

カユ
2000年 香川県
正月14日の夕方に若者や子供達が、お盆に載せた一升枡に、松・竹・梅の木片を輪切り大根に差したものや、黍がら・木で作った模型の農具を入れて家々を回り、家人から米・麦・豆などをもらう。その時「カイツリカイツリ、ゴートゴト」「カイツリ祝うてくれ」と言う。15日朝にそれを材料にして炊いた豆入りの粥を食べると、夏に病気にならない。
類似事例

カユ,ゼンザイ
2000年 香川県
正月14日に、子供達がワラスベを十文字に括ったゼンサス(銭差し)を重箱に入れて、各家を「カイツリ祝うていた」と言って回る。家人は米や餅を与えるが、子供達は物陰に隠れて直接は会わないので戸口に置いておく。集めた米や餅でぜんざいや粥を作り、これを食べると夏に病気をしない。
類似事例

ワカモチ
2000年 高知県
若餅を食べると、夏は病気にかからない。正月14日(小正月)の日暮れに、子供達は樫を削って作った箸に若葉をつけたカイバシを、家々の縁側に置き、合図して隠れる。気づいた家人は「カイツリが来た」等と言い、それと若餅を交換して置く。子供達と家人は直接顔を合わしてはならない。また7軒分の若餅を粥にして食べると、効果が倍増するという。
類似事例

オイワイソウ
2000年 徳島県
正月14日(小正月)の昼に子供達が、銭指すと称する藁で作った銭を通して結わえる道具を持ち、「お祝いそうにこーとこと」と唱えて家々を回り、銭指すと餅や米を交換する。彼らが来たときに家人がこれを受けないと病気や不作になる。
類似事例

カガミモチ,(ヒ)
2000年 香川県
正月14日の晩に数人の子供達が家々の注連飾りを集めに回り、その日は1人の家に泊まる。翌15日にそれらを浜に高く積み上げて、「トンドヤサンキチゴ、モチノカゲヤイテクオ」など言いながら火をつける。その火で焼いた鏡餅を食べると、その一年は無病息災である。
類似事例

オニ
1943年 新潟県
正月14日の夜、戸口にふるいを下げる。正月なので鬼どもがご馳走を食べに来るが、たくさんのかご目を見て驚いて帰るという。
類似事例

カイツリ
2000年 香川県
正月14日に、子供達がワラスベを十文字に括ったゼンサス(銭差し)を重箱に入れて、各家を「カイツリ祝うていた」と言って回る。家人は米や餅を与えるが、子供達は物陰に隠れて直接は会わないので戸口に置いておく。またカイツリとは無言の取引を行うので、妊婦のいる家はカイツリに物を与えない。そうしないと言語障害の子ができる。
類似事例

カユ,アズキガユ
2000年 香川県
正月15日の小正月にかいつりということが行われ、子供達が重箱に黍わら等で作った小農具や小槌・枡を入れ、「かいつりを祝うていた」と言って家々を回る。家人は米や餅を彼らに与え、その夜や翌朝に、それを材料にして作った小豆粥を萱の箸で食べると、疫病を払い福を集めるという。
類似事例

セツブン,オニ
1964年 福島県
戦争前までは、節分の前夜、子どもたちが首に袋をさげ「豆たんもうれ、豆たんもうれ」と村中の各戸をまわり、豆やとうきびをもらって歩き、次の節分の夜に「福は内、鬼は外」といってまいた。家々では、炒った豆を用意しておいて、もらいにくると木わんに入れて出してやった。
類似事例

オニ,ジャ
1915年 愛媛県
亥の子の晩に子供たちは、「亥の子亥の子、亥の子の晩に餅搗いて祝わぬ者は、鬼うめ蛇うめ、角の生えた子うめ」と歌いながら、家々の門前を廻った。
類似事例

キシボジン
2000年 徳島県
正月15日の小正月は、命長といって、藁の束(藁スボキ)に飯を包み、その手の所を環状にする。家族の人数だけの雌竹の割箸で食事後に、年長者から箸を縄に挟み、鬼子母神に供えるとして屋外につるす。
類似事例

カユ
2000年 香川県
正月14日頃に送り小正月の行事として、子供達が重箱に一尺程の銭差し2本を十文字に括ったものを入れ、「かいつりさん祝うてつか」と言い、家々を回る。家人は重箱に米や餅・豆などを入れる。15日の朝には集めた材料で粥を作る。その粥を食べるとその年は病気をしない。この日は望粥の節句と言われる。
類似事例

カユ
2000年 香川県
正月14日頃に、子供達が「カイツリさん、カイツリさん、祝うてつか」と言って家々を回り、餅や米をもらう。正月15日にそれらを材料にして作った粥を食べれば、疫病を免れる。
類似事例

モチ
2000年 徳島県
正月14日(小正月)の夜に若い衆が家々を回り、ニワカと称する芸などをする代わりに餅や米をもらう。その餅で作った料理を食べると夏に病気をしない。
類似事例

シラガノオイサン
1982年 鹿児島県
大晦日の晩、子供の寝床の中に、密かに餅と銭を入れておく。そして元旦の朝になると、親が子供に「白髪のおいさんが来て、お前に年をやった」と告げる。
類似事例

モチ,アズキカユ
2000年 香川県
正月14日に子供達が中心となる「カイツリ」という小正月行事によって、7軒以上の家からもらった餅を、15日に炊いた小豆粥に入れて食べると夏に病気しない。
類似事例

ヒガタタクリ,カセドリ,タワラヅツ
1965年 岩手県
小正月の夜は、ヒガタタクリとかカセドリとかいうものが来る、俵づづが来て子供を俵に入れて攫う、と言って子供たちは怖れて早く寝た。1930年ごろまではヒガタククリの行事をやっていた。蓑を着て顔に墨を塗った人が「イッソイッソ」(米一升くれ、の意味)と言いながら各戸を廻った。
類似事例

キツネ
1984年 福井県
1月14日の晩に、若者が祝いごと宿に集り、ユルダの木で木剣とタルの形をしたものを2つ作り、宿に泊まって村の辻でキツネガリのはやしをする。そして、嫁をもらった家にシリハリといって行き、お祝いをもらった。これは、昔、後醍醐天皇がこの地へ来られたときに、キツネがいたずらしたのを退治したのがもとだといわれている。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内