フナトノモリミシマシン 1964年 愛媛県 もともと上流の小屋さんの所にあった神体が、洪水で惣川に流れつき、石の上に止まった。ところが、小屋の者がそれを持って帰ろうとしたら、重くてどうにも動かなくなっていたという。
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ヨナキイシ 1939年 福井県 道路改修の時、大石を掘り出した。それを寺が購入したが、毎晩石が泣くので、再び元のところに戻して祀る事にした。
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カワウソ 1939年 新潟県 夜歩いていると、突然暗くなった。すると堀の中に投げ込まれることがあり、投げられると元の明るさになって、上がることができる。これは川獺の仕業であろう。
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オヒャクドマイリ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 浜辺からきれいな石100個を拾い上げてきて、社前の周囲を回りながら祭礼の時に社殿の床下に投げ入れる。人が行方不明になったときにも行う。
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イシガミジンジャノイシ 1977年 神奈川県 石神社の境内にある堅石は、もともと由比ガ浜の沖に沈んでいたものである。この浜では毎年溺死する者が跡をたたなかったが、寛政3年9月のある夜に海面が光り輝いたので、村人がこの石を引き上げ、石上神社に祭ったのだ。以来、ここで溺死する者がなくなったのだと言われている。
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ツリガネ 1990年 長野県 昔、すまずにお寺があった。そこの鐘つき堂が草って釣り鐘が池へ転がり落ちたので皆で引き上げようとしたが、どうしても上がらなかった。以来、池の水は濁り、池はすまず池と呼ばれた・
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イシ 1982年 茨城県 茨城の岩船神社神殿横にある石は常に水を湛え、どうやっても汲み出すことができない。もし汲み出すと必ず雷雨になると信じられ、旱魃時には村人が協力してこの水を汲み出すという。
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レイチ 1951年 秋田県 サイノ川原に立つ地蔵様のところは、海水が届かないところなのに毎朝小石がぐっしょり濡れている。また、誰も積まないのに小石が上のほうに積まれていくという。
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アブライシ 1948年 新潟県 油石を倒しておくと翌日には元の場所に帰っている。そこで井戸に投げ込むと、それ以上あがってくることはなかった。祖母に聞いてもこの正体はわからなかった。
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コロサレタシュゲンジャノカンムリ 1970年 長野県 村の修験者が塗り上げた畦を足駄で踏んでくずしたので、石を投げつけて殺し付近へ埋めた。ところが夜、その家に終夜投石が続き、見ると誰もいなかった。朝になると縁の上に殺された修験者の冠がおかれていた。これを家に祀ったが、その田は水害で田にならなくなった。
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(ナナフシギ),ミズ 1956年 宮城県 境内は谷地であるが、穴をほっても不用の水が出ないという。
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イシガミサン 1978年 広島県 伊勢参りの旅人が岩の上に忘れた包みを村人が見つけ、捨てようとするが捨てても翌日同じ岩の上に上がっており、それが数日続いたので中にあった包みをあけると玉串が入っていた。それを神体にして岩を祀った。その後、石家がのみで割ろうとしたら真っ赤な血が出た。この石は毎年大きくなり、天上の高さまで伸びた。
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リュウランセキ 1938年 新潟県 日照りの年だが突然暴風雨となった。この最中に卵石が寺に降ってきた。重いので移動できず、小さく砕こうとしても割れなかった。夜、地響きと共に真っ二つに割れ、中から閃光が散り、卵石は消えたが翌日には元のところに戻っていた。
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クビオレジゾウ 1940年 新潟県 石地蔵の首が取れてしまった。首を落としてしまった若者は退散してしまったが、村の婆さんが丁寧に繋いで堂の中に入れておいた。一年後その首は取れた後がない程、元通りになっていた。
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クゴウブチ 1957年 愛知県 九合渕は弁天様が上がったところで、渕に石などを投げて汚すと雨が降り、投げた人の家はものすごく荒らされる。川上で洗い物をしたり、木材などが流れ入っても雨になる。
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チンショウ 1974年 長野県 七曲りの渕の沈鐘は大勢の人で引き揚げようとしてもあがらず、松原の諏訪様へでもあげてゆこうとつぶやくと難なくあがり、今は松原の神社の境内にあるという。
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イシ,ナンヨウノヘビ 1967年 福島県 昔、伊勢参りの帰途、下駄に小さな石が挟まったが、どこまで来ても取れないので不思議なこともあるものだと思いながら、お伊勢参りからついてきたのだからと、家に持ち帰り神棚に上げておいた。ところが石はだんだん大きくなり、やがて一抱えもある大石となった。不気味に思い、紫の布に包み、柏神社と名づけお祀りした。この石の正体は南洋の蛇が変わったものだということで、この石がたくさん子を産んで、その1つが新沼に祀られているという。柏神社の祭りでは、罪ある者がみこしを担ぐと必ず身が縮まり、罪ない者が担ぐと、どんな大石でも楽に担げるという。
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テラノジャリ,コイシ 1965年 鹿児島県 寺の中を1人で歩いていると、庭にある砂利が上から落ちてきたという。恐ろしい思いをしたが、これは寺の小僧の悪戯だと言う人もいる。
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コイシ 1940年 鹿児島県 大隅徳之島の俗信。河原にある小石を持ち帰るときは、自分の頭を叩いて血を出してから持ち帰るという。
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コフンノヌシノレイ 1933年 山口県 ある人が古墳を発掘していると近所の者の母に、古墳の主の霊が憑いて口走った。気味が悪くなり再び埋め戻した。
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