ボン,ホトケ,(ゾクシン) 1950年 千葉県 盆に泳ぐと佛に引かれる。
類似事例 |
|
ホトケ 1989年 静岡県 盆の16日は仏が帰る日だから、海で泳いではいけない。一緒に連れて行かれる。
類似事例 |
|
カッパ 1931年 徳島県 7月14日は仏の盆である。この日は川に入ってはいけない日で、泳ぐと河童に引っ張り込まれるといわれている。
類似事例 |
|
ボンボウズ 1975年 愛知県 お盆に水泳をすると、ボンボウズに引きずり込まれるという。
類似事例 |
|
ホトケサマ 1972年 山梨県 盆に魚を食べないと仏様が口を吸いにくるという、また、16日に送るのがおくれると仏様が泣く。
類似事例 |
|
モユラ 2002年 山口県 盆月にはモユラといって、海で死んだ古い仏が祭りをしてもらいたい一念で刺すことがある。目には見えぬが刺されると気分が悪くなるので、祈祷もしくはミズマツリをしてもらう。
類似事例 |
|
ムエンボトケ 1926年 愛知県 32、3年前の旧盆の日に、施餓鬼に立ち会った帰りに坂道を歩いていると、ボンノクボがもそもそとし、体中がだるくなった。修験者に見てもらったところ、無縁仏が憑いていた。
類似事例 |
|
ヒダルガミ 1992年 ひだる神に憑かれると厄介である。飢えて死に、無縁となった人の霊が憑いているという。この霊のために盆には無縁仏供養をする。ひだる神も、弱い神なので力尽きた魂が集まってこの神になったのかもしれない。
類似事例 |
|
ソレイ,ムエン 1959年 山梨県 盆に先祖の霊が帰ってくる時、何人かの無縁仏を一緒に連れて帰ってくると考えられている。
類似事例 |
|
ホトケ 1934年 鳥取県 盆の16日にまだ向こうへ帰らない仏が、海にいて、柄杓をくれという。もし柄杓を渡すと船に水を入れてひっくり返す。そのため、船を出さない。
類似事例 |
|
(ナガレボトケ) 2002年 山口県 水死体には漁をさせる仏と漁をさせない仏とあり、悪い仏はその家を取り殺すことさえある。家人に憑いて口走ることもあり、枕元に立つこともある。ことに死体が近くに浮いているのに知らずに通ると必ず祟る。
類似事例 |
|
カアランベー,(カッパ) 1990年 長野県 盆の16日に川へ行くと、カアランベーに引きずり込まれるといった。また、長時間泳いでいるとシンノコを抜かれるともいった。
類似事例 |
|
ジゾウサマ 1955年 静岡県 子どもが夏の暑い日、沼に水泳に行くと地蔵様がすすけていた。何人がかりでも動かないので、地蔵様が怒ったといって、僧を呼んで読経させたら動いた。
類似事例 |
|
ムエンボトケ,マヨイボトケ,エンコ 1955年 高知県 16日には地獄のカマノフタが開くから、山へ行かない。正月と盆の16日に川へ行くと、無縁仏に川の中にさそいこまれる。エンコが角力をとろうと言ってくる。山の中にはコウノシバを持った者がいて、行き会うと二度と家に帰って来られない。コウノシバを持っているのは迷い仏である。
類似事例 |
|
カッパ 1958年 福井県 盆に泳ぎに行くとカッパが連れになって、子供の姿をして泳いでいる。村の子供たちが行くと深みへカッパが引っぱっていくという。
類似事例 |
|
ボンネン 1943年 長野県 8月13日の夜は、盆年といって乾鱈や鮭などの盆魚を食べる。魚を食べないと仏様に口を吸われるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),チョウ 1933年 栃木県 お盆の黒い蝶には仏様が乗って来るという。
類似事例 |
|
ナガレボトケ 1956年 東京都 流れ仏の魂が雨の日に海に出る。海上をどこまでもついてくる。米か酒を海に投げ、祀ると離れる。
類似事例 |
|
カッパ 1956年 静岡県 盆月のこと、川の中で話し声がするので出向いてみたが、小さい足跡があるばかりであった。
類似事例 |
|
カワランベ 1981年 長野県 盆の16日以降に水浴びすると、カワランベに引き込まれる。
類似事例 |
|