ショウセツトンボ 1993年 静岡県 正雪トンボは由比正雪の怨念がトンボと化したもの。一般にカトンボ、カートンボといわれるもので、夏の初めに出て群れて飛ぶ。
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カミカクシ 1933年 鹿児島県 少年団が野営をした夜、ひとりの少年が行方不明になった。その後のある日、白衣の男が、少年は宮崎市にいることを告げた。数日後、行方不明の少年は団服を着たまま宮崎市でみつかった。
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ショウセツトンボ 1993年 静岡県 正雪トンボは、岩井屋という蕎麦屋で自害した稚児・由井正雪の怨念がトンボと化したもの。一般にカトンボといわれるもので、夏の初めに出る。静岡以外にはいない。
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カエル 1991年 高知県 カエルはイエノモリといって家を守ってくれるものだから、決して迫害してはいけない、いじめるとイボが出るといわれ、いじめた子どもには必ずイボが出た。
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(ゾクシン),タタリ,ショウリョウ 1935年 滋賀県 長期の病気は、何かの祟りとか、人の精霊のせいだとか言われた。人の精霊の場合は、憑いている人が祈祷の満願の日に病人の家に用もないのにやってくるものだという。
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ネブッチョウ 1975年 埼玉県 筆者の少年時代、農夫がネブツチョウという言葉を口にしていたのを聞いたことがあるが、詳細については覚えていない。
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ヤマカガシ 1937年 愛知県 山かがしは家の神様のお使いであるという。家の近くの土手や倉の側などにいるのは、家の神様のお使いだからかまってはいけないと言われている。
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ユウレイ 1989年 長野県 生前、いじめられていた人が、幽霊になって出てくるという。
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キツネ,シラガノロウジン 1938年 長野県 少年が山に入ると美しい小鳥がいた。それを捉えようとして山奥へ行くと、白髪の老人がいた。翌日、少年が目を覚ますと裸で眠っていた。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 民間信仰と関わりのある動物に関する俗信。ボンセミやボントンボは、ふるさとに帰る仏さまを背負っているので捕まえてはならない。秋の赤トンボをヒガントンボといい、彼岸の仏を乗せてくるので捕まえてはならないという、など。
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オショウリョウサマ 1966年 山形県 8月6日はお精霊様がござるので、火をつけて川端へ迎えに行く。提燈に明りをつけていくこともある。そして、お精霊様は家の中にある御霊舎に招き入れる。
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キツネ,イナリサマ 1988年 茨城県 狐は殺してはいけない。稲荷様のお使いだから祟る。狐の祟りで家が潰れることもある。
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ロウジン 1922年 三重県 ある時少年が行方知れずになり、3日ぐらいしてから呆然と畦道に佇んでいるのを発見された。顔面蒼白で非常に疲労していた。大熱に浮かされて5日ばかり寝こみ、ようやく回復して少年が言うには、夕方老人が現れ、あちこち連れて行かれ、帰ってくる時に今までのことを言ってはならないといって消えたという。それ以来少年は痩せ青ざめ、神経質になり、小学校の算術が出来なくなったと言う。
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ヤマカガシ 1915年 愛知県 ヤマカガシが雷鳴のするとき天に昇っていくのを見たという話がある。また、神様のお使いだともいう。愛宕の使いとも、山の神の使いだともいう。
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ショウジニウツルカゲ,ヘビ 1939年 岩手県 明治10年、寺子屋の師匠をしていた人の家で、毎晩障子に少年の人影が映る。蛇が少年に化けてその家の主婦を誘惑に来たのだという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 動物に関する禁忌。屋敷蛇は殺してはいけない。ムカデは毘沙門様のお使いだから殺してはいけない。ムカデは福神様でもある、など。
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ウナギ,タキノヌシ 1985年 和歌山県 平治川の滝には大きな鰻がいるが、捕ってはならないと言われていた。昔、ある人が捕ろうとしたら死んでしまった。夫婦と子供が5人いたが、家もなくなってしまったという。
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シチ 1963年 沖縄県 継子が義理の両親の酷使に耐え兼ね、夕暮れ時に浜へ出て泣いていると、海の怪物シチが漁師に化けて少年を連れ出した。家では帰らぬ少年を案じて探したり祈願した。祝女が祈願を続け、三日後に近くの無人島に隠していることがわかった。8日目に漁師に化けたシチが少年を連れ様子を伺いに来たが、村人の祈願中だったので少年にかけられた魔法が解けてシチの姿がわかり少年は泣き出した。その声に気付き両親も名を呼びつづけ、祝女も一弾と声を張り上げ御願をしたのでシチは逃げ去った。
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トンボ 1993年 静岡県 一般にカトンボといわれる、夏の初めに出るトンボは、今川義元の怨念が化したもの。
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ハカノオマツ 1974年 兵庫県 雄松が大きくなりすぎたので、切ろうとしたが、切る人がいなかった。あるお坊さんが切ったが、病気になって死んでしまった。その松をあまりいじめてはいけないと、言われている。
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マムシガクワナイマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 「この山に錦まだらの虫おらば、奥山の乙姫に言い聞かすぞよ アビラウンケンソワカ」と言うとまむしに食われないといわれている。ここでいう乙姫とはイノシシのことである。
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