(ゾクシン) 2005年 静岡県 桜ヶ池に櫃を沈め,数日後空になって浮き上がると神慮に叶ったと安堵する。中身が残ったまま浮かび上がると神慮に叶わなかったものとして忌まれる。
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レイチ,ダイジャ 1974年 青森県 池に南僧坊という大蛇が住んでいて、宿願があればこの池に刀脇差小刀等を投げ入れる。叶うのなら沈み、五分五分なら水面を流れていき、叶わない時は水面から飛び返ってくる。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ 1984年 長野県 九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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ダキジゾウ 1995年 愛知県 弘法堂にある石地蔵の中の一つは抱き地蔵である。それを持ち上げて軽い場合は願い叶う、重ければ叶わないといわれている。
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タヌキ 1977年 滋賀県 昔神社に椎の大木があって神木とあがめられていた。そこに狸が住みついて腹鼓みを打っては神慮を慰めていたが、年老いて死んでしまった。これを見た町内の塩屋治兵衛が慶長年間に狸の面をかぶって祭礼に参加し、神慮を慰めたのが大津祭りの曳山の、西行桜狸山の始まりという。
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サワノヌシ 1961年 岩手県 12メートル位の木を入れても全部沈んでしまう位深い底無し淵が昔あり、何を入れても埋まらないので、ぬしがいたのだろうという。20~30年前にざいが出て来たという。
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ニチリン 1975年 東京都 日輪が沈む時、いつもと違って横に沈んだ。そのため、月夜のように明るかったという。
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ニンジン,コウシン 1960年 山形県 新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
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テング 1976年 今いわれている天狗は500~600年前に僧が言い出したのものであり、夜叉飛天を天狗というものにもとづいて魑魅魍魎を天狗といっていたのが転じて放漫、破戒の者などを天狗つき、また天狗と名付けたためにできたもの。
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コロヘータ 1983年 東京都 狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れない。
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イニンビー 1975年 沖縄県 夫が妻を脅かそうと、痴漢のように襲った。そのときに妻は夫を殺してしまい、気付いた後で自殺した。それが遺念火の由来である。20時~22時ごろによく見たというが、50~60年前から見えなくなった。
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オンバゴゼ 1943年 高知県 オンバゴゼ(トカゲ)の切れた尾が100回回れば、家のものが死ぬという。
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ヘビ,イケノヌシ 1997年 新潟県 産湯を誤って台所に流したので立派な家は土の中に沈んでしまい、その後池に沈んだ城主の奥方は池の主になった。暑いと言った若者にうちに来いと誘った美女がいて、若者は高熱を出した。空が大荒れになると池の主の嫁入りだという。
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イヌ 1975年 愛知県 三河国碧海郡上和田村に犬頭社という社がある。夜ふけに青銅百疋を長くつないで、口に咥えて、鳥居の辺りから社まで四つん這いに這って行くと必ず福を得られる。神慮に叶う人はできて、そうでない人はどうしてか両足が後ずさりしてできない。
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コイ 1931年 長野県 500~600年前、百姓が用水池の主の鯉を捕らえてその尾を切り、池に捨てた。鯉は悲しみのあまり老松の下蔭で泣いた。その百姓の家には間もなく病気が襲い、死に絶えてしまった。今も鯉の泣き声が聞こえるという。
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ウマ 1996年 香川県 ウマセンバという所がある。夜中に馬が1000頭くらい走る音がしたという。その馬は全部片目だっただったという。戦争で死んだ馬を供養しなかったからだといわれている。
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(ゾクシン) 1977年 秋田県 祈願中にろうそくの火が激しく揺れたり消えたりすると願いが叶わない。
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イッポンアシ(ゾクシン) 1935年 奈良県 伯母ヶ峯の一本足は、北山郷に広まった伝説で、「暮の二十日」(12月20日の事)に通ると山へ引き込まれると言っている。それで以前は暮れの20日は伯母ヶ峯を通るのを避けた。
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タマシイ 1966年 長野県 昭和10年ごろ、遠洋航海に出た船が沈み、乗組員30人全員が死んだ。そのとき、桂雲寺が揺れ、本堂の戸や廊下でドーンという音がした。たくさんの魂が一度に入ってきたためであるといわれる。
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タヌキ 1981年 滋賀県 昔神社に椎の大木があり、神木として崇められていた。そこに狸が住みついて腹鼓を打って神慮を慰めていたが、年老いて死んだ。これを見た町内の塩屋治兵衛が慶長年間に狸の木製の面をかぶって祭礼に参加し、神慮を慰めた。後に町内で相談し屋台も作り、治兵衛は狸の面をつけて御幣を振った。治兵衛が年老いてからはカラクリ狸の人形を用いた。大津祭の西行桜狸山のいわれ。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 100年ほど昔、ある人が川底に沈んで姿が見えなくなった。ある武士が川に注連を張って塩をふれといった。そして武士が刀でかき混ぜると死体が上がり、川底に河童の死体が見えた。
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