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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イルカ
1964年 長崎県
イルカは平家の落人が化したものだという。イルカの体には平家の紋があり、人のような鳴き声を立て、人間のような血が出る。

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ヌエ
1975年 京都府
『源平盛衰記』には、頭は猿、背は虎、尾は狐、足は狸、音は鵺であるといい、『平家物語』には、頭は猿、むくろは狸、尾はくちなわ、手足は虎の姿で、鳴く声は鵼に似ているとある。つまり、鳴く声を鵼といっているのであり、総体を指しているわけではない。
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サルオウジ,サルオウマル
1983年 岐阜県
平家の落人とも言われる怪力の男が猿王子である。
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レイ,ヘイケガニ
1975年 山口県
長門国赤間関の辺りに、怒った顔をしたような甲の蟹がいるが、これは元暦二年戦に負けて入水した平家の霊であるという。
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イルカ
1975年 新潟県
人間のことばを話し、舟べりに寄ってきて「某居るか」とはっきり言うイルカが出る。某の部分には人の名前が入り、旅人を騙して舟にのせ、沖合いで殺して金品を奪ったといわれる資産家や旧家の場合が多い。「某はいない」と言うとイルカは海中に姿を消す。
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ヘイケガニ
1976年 香川県
讃岐国八島の浦の蟹を平家蟹と言い、平家一族の怨霊が蟹になったという。
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タラ
1982年 宮城県
鱈が人間に化けてある家を訪ねたという。
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カジカ
1932年 富山県
川にすむカジカの頭には両目の間に鱗形の斑紋があるという。隣村である蜷川村出生の伊勢新九郎が安養寺に伝わる最明寺時頼の遺物鱗形の系図を継承して北条氏を冐したという。
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バケイシ
1987年 山形県
化け石という石は、お姫様に化けて殿様を騙して斬りつけられた。その血を洗った川の魚の目はそれから白くなったという。
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ヘイケガニ
1961年 全国
源平合戦で藻屑となった平家の人々が蟹となった。これが平家蟹である。
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イタチノアオボウズ
1990年 福島県
イタチの青坊主というものが、林から出てきて人を化かしたという。
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ムジナ
1954年 神奈川県
昔は狐やムジナが人を化かした。祖母は、ムジナが木の枝にぽやっと円い光を出したり、雨の降る夜にムジナが月に化けて皎々と光っていたりするのを見たという。ムジナには白い十字の紋がある。
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ヘイケダホシ
1934年 長崎県
平家倒(へいけだおし)は肥前五島に海上に群れて飛ぶ鳥のなで、平家鳥・親踏み鳥とも言う。平家の亡霊が化したという伝説がある。
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ヘイケカニ
1975年
寿永の乱で平氏の人間が屋島や壇ノ浦で死んだのだが、彼らが寃魂化して怪しい蟹となった。今になってその蟹の背中は、怒った人の顔面のような模様になっているという。
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ハタノクサマ
1975年 愛媛県
婆さんが洗濯をしていたら平家の落人が逃げてきた。婆さんに決して行き先を教えないように頼んで逃げていったが、婆さんは追っ手に言わないものの唇で教えた。落人は殺され、今ハタノク様として祀られている。教えた婆さんの家は祟りで、家をつぐと唇が曲がるという。
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カッパ,カワウソ
1935年 新潟県
河童は獺の化生かもしれない。獺は悪戯好きで、入道に化けたり娘に化けたりして、魚を食べる。人に害を与えるほどではない。
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カワテング
1984年 山梨県
余沢の人が子供のころ、祖父が川の魚をとりに投網を持って夜中に行ったら川天狗が出てきて青くなって逃げたという話を聞いた。大きい人間のように見えたという。何回も見た。害をなすことはせずにただ姿を見せ、水の中(渕)に立つ。今の平山バンガロー付近でみたという。
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タヌキ,キツネ
1997年 福井県
狸が化けるのは坊さん、狐が化けるのは女の人、という。
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ホタル
1923年 京都府
宇治川の蛍は源三位頼政以下の亡魂が化したものであるという。
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キツネ,タヌキ
1975年 愛知県
狸は坊主に化け、狐は女性に化けると言われている。
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キツネノヨメイリ
1974年 栃木県
9月の末のこと。ある人が魚を買って帰る途中、土手から坊さんが降りて来た。狐が化けているのだと思い、怖くなって魚を置いて逃げ出した。
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