ザシキボッコ 2000年 岩手県 脇座敷にはザシキボッコという神様が住んでいて、決して人に姿を見せないという。ザシキボッコは小さい子供で、絣の着物を着て、誰かの姿を借りて子供たちに混じって遊んでいることもあるという。
類似事例 |
|
ザシキボッコ 1984年 秋田県 山の方の部落にはザシキボッコが出るという家が1、2軒はあった。ある家ではあまりにもしきりに出る上、周囲の噂になったので神官さんに御払いしてもらい、玄関の位置を直したという。
類似事例 |
|
オサキサマ 1988年 群馬県 オサキ様はキネズミの形の、小さくてしっぽの長い動物で、体に粉をつけてよその家に運ぶという。「御飯の鉢をシャモジで叩くとオサキ様が寄ってくるのでいけない」と子どものころ言われた。
類似事例 |
|
バケモノ 1992年 山形県 不気味な家があり、前を通ると中から唸り声が聞こえてくる。その家で化けものを飼っているためで、通るときは急いで通り過ぎる。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシは家の守り神様で、男の子か女の子か分からないと言う。それが来た家は栄えると言うが、古い家にはいるものだとも言う。
類似事例 |
|
ザックザックチョチョチョチョトイウオト 1966年 群馬県 夜12時頃、ザックザックチヨチヨチヨチヨという音が聞こえ、それがついてくる。立ち止まって石を投げたらやみ、歩き始めると又ついてくるので、「この馬鹿野郎、何をするんだ」と怒鳴って5分ほど音の方を睨んでいたら、それ以来音がしなくなった。
類似事例 |
|
タヌキ 1979年 徳島県 狸に化かされないためには、親指を隠して夜道を通る。狸が来たなと思ったら、袖の下から見ると、狸は逃げるという。狸が提灯に化けることがあるが、提灯の灯を消しに来るともいう。祝言の時、嫁が来る途中で、狸が大きな坊さんに化けたことがある。狸は綺麗な娘に化けるが、必ず足下がぼおっとしているという。
類似事例 |
|
ザシキオボコ 1982年 宮城県 座敷オボコは古い寂れた家に出る。晴天には出ず、空模様の悪い物寂しい日に出る。握りこぶしの小指側くらいの、左右が同じな小さな足跡をつける。話者は座敷オボコを4,5回見かけていて、三番叟の姿でヒョコヒョコ床の間に歩いていったと言う。伯父に話したら座敷オボコは無理心中などをした者の霊だと言われた。オガミサマに見てもらったら、「供養して欲しくて出ている。障りはない」と言われた。
類似事例 |
|
ザシキバッコ 1924年 岩手県 ザシキバッコは坊主頭の老婆で、泊り客の座敷に滑り込み、夜っぴいてケタケタと笑う。
類似事例 |
|
ザシキワラシ,オネキ 1924年 青森県 ザシキワラシは死人のオネキ(怨念が凝結して声や形に変じたもの。怨みでなく愛着恋慕や生霊の場合もある)だろうという。形は小さく頭と胸だけで脚はない。音も無く座敷の中を歩いている。それが出た家では無縁仏の供養をしてやるという。
類似事例 |
|
アズキアライ 1990年 長野県 昔、細田と赤松の村境のホッキョザワ(法教沢)に、アズキアライの化け物がでた。夜になるとザクザクと不思議な音がするという。子供はそこへ近づいてはならなかった。
類似事例 |
|
オビタキ 1983年 香川県 オビタキというお化けは大きな火をたいていて、近づくと向こうへ行くという。
類似事例 |
|
イチジャマ 1972年 沖縄県 イチジャマ(生悪霊)はご機嫌をとらねばならず、何かを欲しがったら必ずやらねばならない。イチジャマに出くわしたら気付かれない様に人差し指で指してあるけば憑かれるのを防げる。
類似事例 |
|
バケネコ 1937年 村の古寺に化け猫が出るというので、単身乗り込んだ筆者の先祖は、果たして姿を現した化け猫と格闘の末退治した。以来、筆者の家では、猫は容易ならぬ生き物と言い習わし、代々飼う事を避けてきた。
類似事例 |
|
アズキトギ 1943年 島根県 町外れの森から小豆とぎという魔物が出て人を攫う。これは小豆を混ぜ返すようなザクザクという音をたてて歩く。
類似事例 |
|
コロコロ 1951年 大分県 木田家は橋下に住む犬神を拾って床下で飼っていた。白黒斑のイタチ様のもので常人には見えず、宙を歩くため足音も聞こえない。増えすぎると飼い主まで食い殺すので、時々は間引きする要がある。木田家前で転ぶと憑く。左足の親指から憑くので、すぐ親指を捻ると良い。
類似事例 |
|
オバケ 1988年 長野県 道、家や屋敷などにお化けがでる。
類似事例 |
|
オバケ 1988年 長野県 道、家や屋敷などにお化けがでる。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1956年 岩手県を中心に青森、秋田、宮城などに分布する、旧家に棲む一種の妖精(妖怪と精霊の中間か)。地方によってザシキボッコ、クラワラシ、クラボッコ、コメツキワラシ、ウスツキコ、ホソデ、ナガテなどの異名がある。赤顔垂髪の小童で、旧家の奥座敷などにいる。それがいる間、家は繁盛し、いなくなると、衰亡する。その家の座敷に寝ると、ザシキワラシに枕返しされたり、上から押さえられたりすることがあるが、人を害することはない。座敷小僧というのもこれに似ている。愛媛・徳島地方ではほぼ同じものをアカシャグマといった。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1956年 岩手県を中心に青森、秋田、宮城などに分布する、旧家に棲む一種の妖精(妖怪と精霊の中間か)。地方によってザシキボッコ、クラワラシ、クラボッコ、コメツキワラシ、ウスツキコ、ホソデ、ナガテなどの異名がある。赤顔垂髪の小童で、旧家の奥座敷などにいる。それがいる間、家は繁盛し、いなくなると、衰亡する。その家の座敷に寝ると、ザシキワラシに枕返しされたり、上から押さえられたりすることがあるが、人を害することはない。座敷小僧というのもこれに似ている。愛媛・徳島地方ではほぼ同じものをアカシャグマといった。
類似事例 |
|