シュッサンノゾクシン 1942年 三重県 出産の時、きたない物を日に干すと、子どもが死ぬ。
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(ゾクシン) 1960年 愛媛県 出産後は、男児は11日・女児は12日経つまで、「お日さんのおそれ」があるといって、外出させないといわれている。
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チノイミ 1964年 福島県 産の忌みは7日間で、この間は海へ出ない。お産のときのおむし飯を食べても海に出てはならない。
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チチ 1965年 岩手県 乳を川に荒く投げ捨てると、乳が止まる。
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(ゾクシン) 1968年 愛媛県 お産と月経は禁忌であった。お産に使用したものや後産は日光に当てることを忌んで、夜に海辺に埋めたりした。お産の忌みは7日間で晴れ、床払いをした。また、月経のときは、家の座敷に入ること・神前に額ずくこと・火を使うこと・井戸水を汲むことが忌まれていたという。
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サンビノタタリ 1990年 山形県 お産は嫁ぎ先の座敷や納戸で産婆さんに来てもらって産んだ。お産が始まったら産火がたたるので、家族全員が山に行ったり山仕事をしたりしてはいけなかった。
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(ゾクシン),カッパ 1936年 栃木県 風呂の中でお乳を飲ませるとカッパにひかれるという。
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(ゾクシン) 1978年 石川県 産育に関する俗信。妊娠中に水を飲むとお産が苦しくなると言って水を飲まなかったという。お産の時は部屋を綺麗に掃除しておかないと汚い子が産まれるので、部屋を綺麗にしたという、など。
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シボウシタニュウジノユメ 1985年 鹿児島県 乳児や幼児の洗濯物は月夜に外へ干してはならない。あ る時、乳児が死亡した。悲しみにくれる母親が、その子の夢を見た。その子が言うには、月夜晒しの着物を着させられたため、私は夜神の共をすることになった、と。夜干しの着物は不吉とされている。
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(ゾクシン) 1978年 新潟県 産育に関する俗信。オコゼを味噌汁にして、乳の出が悪い女性に食べさせると乳が出るようになるという。産後20日の間に産婦が病気をすると、一生の病になるといわれている、など。
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アトザン 1956年 宮城県 アトザン(後産)で胞衣がおりない時、夫が片足に草履、片足に下駄をはいて屋根に上り、産婦のいる部屋の上から「オリタカ、オリタカ」と叫ぶと、下から「オリタ、オリタ」と大声で返事をするという。
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(ゾクシン) 1977年 和歌山県 倉淵工家の上にアオキがある。この木にお参りすると、乳のでない人に乳が出るようになるといわれている。
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キツネ 1971年 茨城県 狐がお産するときは、狐の穴におにぎり、小豆飯、すし、おはぎを持っていって供える。これをしないといろいろと荒らされる。これをしなかったある人は、便所に行っている間に赤子を囲炉裏にくべられてしまった。
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チノイケ 1933年 千葉県 産後75日を忌明きと言う。この日は産婦が産後初めて外出する日で、宮参りに行くことになっている。忌明きより前に産婦が死ぬと地獄に落ち、血の池に入れられる。血の池の岸には韮が生えているが、つかまるとすぐに切れるという。
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ホウイ(エナ) 1956年 宮城県 部落ごとにエナヤブ、または野井戸を決めて、分娩時に敷いたムシロに胞衣やその他の汚物を包んで捨てていた。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 出産の時に、夫が家にいると難産するとかお産が長引くという。箒を立てて産むと、安産するという。また、「一のひもとく、二のひもとく、三のひもとく、アブラオンケンソワカ」と唱えたり、ローソクで灯明をあかして「それがくいるまでに産ませてください」と言って祈ると安産できるという。産湯を日向に捨てるとトックリができるので、日向には捨てないという。
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(ナンザンノトキノゾクシン) 1967年 福島県 難産のときは産婦に俵を抱かせたり、屋根の上に五升だるを持ち上げてたたいたりした。
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ホウイ(エナ) 1956年 宮城県 胞衣を捨てた所が悪いと、その子は「夜なき」するなどといわれている。
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ウブヤ 1956年 宮城県 久我という旧家では先祖代々屋内でお産をすると難産となり、庭の隅に産屋を設けて以来安産になったという。これは、武列天皇の重臣だった久我某が罪を犯し栗駒山麓に配せられた時、天皇の御影を屋内に安置したことから、産の穢れを避けるため屋外で出産することになったという伝承に由来する。
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ミズ,ウバ 2000年 愛媛県 昔、ある貴人の乳母が、乳の出が悪いことを苦に投身自殺し、哀れんだ村人は祠を建てて弔った。乳の出が悪い母が、投身自殺をした岸の上から徳利を吊り下げて水を汲み、その水で作ったお粥を飲むと乳の出がよくなるといい、現在も若い人がよくおとづれる。
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