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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミナモトヨシイエ,ミズイシ
1936年 青森県
源義家が着船のために波を静めるまじないとして弓末で潮の上に八幡宮と書いたら、固まって軽石になった。

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ヤハズイシ
1956年 宮城県
河伯に奉納するために源義家の軍勢が河中に投じた矢がみな石と化した。矢祭石とも。細長い石で今でも岸に多い。
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ギンセンシミズ
1965年 岩手県
源義家が安部貞任征伐のため、中野村泉沢に陣を張っていたとき、城州石清水八幡大神に祈願し、弓で地面を突くと、清水が湧き出した。その後、清水から銀銭三銭が湧き出した
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ハチマンミタラシワキイデシミズ
1965年 岩手県
天喜二年、源義家の出陣中、弓で穿つと清水が湧き出た。
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ハタザクラ,ミナモトノヨシイエ
1956年 宮城県
源義家が、後三年の役の戦勝を祈り、桜の枝を手折って旗竿を添え木として地にさしたものが成長した。
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キリイシ,ヨシツネ,ベンケイ
1984年 長野県
源義経が頼朝に追われている時、通った道に大きな石があったので先に勧めなかった。弁慶が薙刀で切りつけたが、割れなかった。次に義経がやってみると石は真っ2つになった。
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〔フネシズミイケ〕
1956年 宮城県
水戸部の浜に戸倉明神が上陸したとき、船が沈み、船も碇も石になったという。
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カメ
1976年 新潟県
広瀬の津島様は、昔道が悪かったとき、度々人が落ちて亀の下敷きになるので、事故がないよう津島神社を建てたという由来がある。
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(ヒデヨシノイン),リュウシン
1974年 静岡県
むかしから遠江洋に武具や馬具を乗せていく船は必ず壊れてしまうという。天正18年の豊臣秀吉による小田原征伐の際、同じように逆風が吹いて船が転覆しそうになったが、秀吉が竜神に宛てた書を海中に入れるとしばらくして波が穏やかになったという。
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オフデムロ,モリヨシシンノウ,モリナガシンノウ
1956年 宮城県
護良親王が鎌倉を脱して宮戸島月浜に着船し、大浜で仮住居した時、嵯峨渓海岸の御番所山の中腹で、室の木の枝を筆とし、これを地に挿したところ根が生え大木となる。
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カツオ,ミナモトノヨリトモ,ハチマングウ
1936年 神奈川県
源頼朝のエボシが海に落ち、その紐に食いついた魚に「カツウヲ」と名づけたのが鰹の名前の由来である。由比ヶ浜に年に1度は鰹が打ちあがるが、これを八幡宮へあげずに食べると病むという。
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スミヨシミョウジン
1940年 大阪府
土佐より京への船旅の途中、住吉明神による強風のため、船が進まなくなった。幣を捧げても風浪は止まないので、ただ一つある鏡を海に投ずると、ようやく海は静かになった。
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レイム
1929年 岩手県
宮古町本町の西方に郷社八幡宮には歌碑がある。寛弘元年一条天皇の頃、阿波の鳴門で争いが起こり朝廷令を諸道に伝えて之を鎮静しようと試みた。たまたま横山の祠官某がある夜霊夢によって神歌を得た。急いで阿波へと出立して、その歌を誦えると忽ち鎮静して海面は鏡のようになった。
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バンバアイシノタタリ
1991年 神奈川県
ばんばあ石を敷石にしたところ、家族全員に祟った。行者の言う通り、八幡様に納めると病気は治った。ばんばあ石が雨乞いのために沈んでいる間、じんじい石が淋しがるので、めかけ石をそばに置いたといわれる。
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リュウ
1967年 茨城県
八幡太郎義家が山に登り授かった剣で、大石を割ったところ片方がわずかに残り、義家は「吾がことなれり」と言った。そして戦で大勝利を収めた。近くの池には龍がおり、日照りが続くと新しい杭を削って池に立て、少しの水をもらって帰ると、たちまち大雨が降る。
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カギニオウ
1948年 新潟県
かぎの形をした石は、かぎに王戸呼ばれた。この真向かいを帆を上げないで航行しようとした船や、素通りしようとした船の行く先を阻んだ。ある船頭が歌詠みをやると、この現象はなくなり、かぎに王は山のほうに横向きになった。
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キリイシ,ヨシツネ,ベンケイ
1984年 長野県
義経が弁慶らを伴って京都から鎌倉に向かっている時、ある石に弁慶が薙刀で切りかかったが、それは切れなかった。代わって義経が切りつけると、見事に真二つに切れてしまった。
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ヨメイリノニヲカツイデオリテクルモノ
1996年 香川県
源吉が正月礼の帰りに阿弥陀越えを通りかかったとき、嫁入りの大きな荷をかついだのが、ヤッサヤッサと降りてきた。源吉は行列を横によけていたが、いくら待っても荷が降りてくる。火打石で火をすり、「来るのは来るの」と言ったら、来なくなった。
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シンラン,〔フネイシ〕
1935年 山梨県
親鸞が東国を巡化するために立が河という場所に訪れた際、大雨の為に河を渡ることができず、石の上にたたずむと、この石が舟のように動き出して、対岸に行くことができたという。この石は形が舟のようであったので、舟石と呼ばれる。
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ハチマン,カイジン
1977年 静岡県
遠州の日坂に八幡の祠がある。昔この明神の美しい娘を海神が妻にしようとしたが、明神はそれを許さなかった。怒った海神は大鯨を遣わして娘をとろうとしたので、明神は碁盤で打ち殺したところ、鯨は山にかわったという。海神はさらにむくりこくりを語らい軍を起こすも、明神はそれを戦って退散させた。海神はさらに明神の御方なる人が海辺に来たら仇なそうと考えた。これより現地の民は潮を焼く所がなくなったという。
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ユメ
1976年 愛媛県
佐野大弐が任が終わって鎮西に上る時、伊予国で風が悪く船が出せなくなった。その夜の夢で三島明神社の額を書かせようとして留めたという旨の事を見た。そこで神の御前に額を打ったところ、順風になり船が出せた。
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