ウブガミサン 1982年 愛知県 悪い方角を避け、アキノカタという方角に向って産をすると、ウブガミサンがやってきて安産できると言われた。
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カラス,コウマレガラス 1984年 福井県 「子生まれガラス」といって、烏がたいへんにぎやかに鳴くと、どこかで子どもが生まれる。
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カラス,コウマレガラス 1984年 福井県 「子生まれガラス」といって、烏がたいへんにぎやかに鳴くと、どこかで子どもが生まれる。
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ウトウ,ヤスカタ 1974年 青森県 善知鳥という鳥は、平砂の岩窟に子供を産む。えさをやる時に親鳥が空からウトウと呼ぶと、岩窟の子はヤスカタと答える。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 幸福に関する俗信。家のザシキやチャノマの天井にカメバチの巣がついていると人がよってくる。ツバメが家に巣を作ると幸せになる、など。
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ホトトギス,ホトトギス 1980年 ほととぎすは鶯の巣に自分の卵を産む。しかし鶯が北向きに巣を作っていない時には、ほととぎすは卵を産み付けないという。
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ウブメ 1987年 山形県 北向きに作った便所にはウブメが出るといい、便所は北向きには作らない。ウブメは子どもを背負った女の妖怪。
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キツネ,ウミヅキノカカ 1982年 新潟県 年のくれに、村のツァが十日町へ買い物に行った。ウマカゴにぶて帰ってきた。日暮れの道を歩いてきて、家に着いたときには真暗だった。うちに帰ると、生み月のカカがちょうど子どもを生むところだった。あわててウマカゴをおろして力づけていた。翌朝、村のしょが通りかかり、気がつくと山の道ばたの大木につかまっていた。ウマカゴの正月買物の魚などはすっかり狐に取られてからっぽだった。
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ウブメ 1987年 山形県 お産で死んだ人がいる家には、旧暦の1月15日にウブメが出る。
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ホトトギス 1980年 杜鵑(ほととぎす)は巣を作らずに、鶯の巣に卵を産む。しかし鶯の巣は杜鵑の卵が入らないほど小さいので、これは鶯の子の中に自然と杜鵑が生まれるのだろう。
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アオダイショウ 1960年 宮城県 母子二人暮しの家に、毎夜青大将が来て、タラバチの周りで頭を上げる。不思議に思っていると母が妊娠した。なかなか産まれないので産婆が「人間の子供ではないらしい」といって水鏡をして鉦を鳴らすと、蛇の子供がべろべろ産まれた。
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ハクグチナワ 1968年 奈良県 白いグチナワは、神様のツカイモノだという。某家の老女が家の端にいた白蛇を祭り初めてから、急に盛大になったと伝えられる。
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ヘビ 1979年 三重県 ある人が谷に正月の若水を汲みに行き、「福を授けてください」と祈ったら、白蛇が前掛けに飛び込んできた。その白蛇を倉庫に祀ったらその家は栄えたと言う。
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キツネ 1981年 神奈川県 魚屋が新鮮な魚を持っていると狐がついてきて、家に住みついた。その後、魚屋の家は栄えるばかりで、狐は亀五郎いなりといって祀られるようになり、何か事がある時には夢知らせをしたという。
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キツネ 1995年 埼玉県 狐は、自分を飼っている家にいい繭をはこんでしまう。
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キツネ 1928年 鳥取県 産婆が駕籠で迎えられ、郊外の立派な家に行った。難産を済ませ、駕籠で家に帰った。翌朝から鳥ばかりの贈り物が1月近く続いた。狐の家だったに違いないと評判になった。30年前の話である。
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ウジヤ 2002年 山口県 ウジヤは海蛇で、盆に載せるとくるくると捲いて首と尾を持ち上げる。尾に紫色のホウショウの玉がある。出雲様に上がるということであるが、ウジヤが上がれば豊漁でマンがよいと喜ぶ。蛇を平気で掴む人のことをフジワラトウといい、その人の耳の後ろには小さな穴があいてる。
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ウシコクウゾウ 1943年 新潟県 二男が丑年生まれの時は、その子はウシコクウゾウ(丑虚空蔵)と呼ばれ、長男を押しのけて家を相続するという。これは丑年生まれの守本尊は虚空蔵菩薩であると言われているからである。
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カエルノコ,カミサマ 1928年 鹿児島県 子供のいない老夫婦が神へ祈ると、老婆のひざから蛙の子が生まれた。蛙の子は村一番の金持ちの娘を連れて帰り、祝言をあげることになった。花嫁の次に風呂へ入ったとたん、蛙の子は立派な若者になった。老夫婦は神様が授けてくれた子だと言って喜んだ。
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シロヘビ 1977年 和歌山県 庄司家の娘が嫁入りしたとき、持っていった箪笥の中に白蛇が入って、嫁入り先であるます屋に行った。ます屋は大きく栄えたという。
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