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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1997年 岐阜県
古山のあたりでは、夜になるとよく白きつねが出た。魚屋がある晩きつねに魚を分け与えた。家に帰ると財布には木の葉が溢れていたという。

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ワカモノ,バチキリ
1929年 青森県
赤い鉢巻をした若者が生魚を買っていった。その夜、銭箱をみると、若者が払ったものは全て木の葉になっていた。そういえば若者の裾から白い尾がちらりとみえていたという。これはばちきりだと言った店の主人は、稲荷さんが山から来てくれたとたいそう喜んだ。
類似事例

ウオ,コノハ
1947年 山梨県
薄月夜に夜網で魚を採っていると面白い程採れた。石につまずいて肩から外れて拡がった網にも魚が入るほどだった。はっと正気に戻ってビクを見ると、木の葉が沢山詰まっていた。
類似事例

キツネノヨメイリ,キツネノチョウチン
1989年 長野県
ある老人が町からの帰りに山道を通っていると、きつねの尻尾のある花嫁とそのお供を見つけた。それを見て笑うと、2人はちょうちんを放り出して逃げ出してしまった。老人は珍しいと思って狐のちょうちんを持ち帰った。するとその夜きつねが訪ねてきて「ちょうちんがないと娘の嫁入りに困る」と訴えた。老人は哀れに思ってちょうちんを返してやった。夜になると、素晴らしいちょうちんが並んでいた。明くる日の晩には、きつねがご馳走を持ってきたという。
類似事例

オオヒト
1996年 青森県
大人と親しんで酒魚などを与えると、その返礼として山の木を根こそぎにしたり木の皮をはいで馬2,3頭に積むほどの量を持ってきてくれるという。
類似事例

キツネ,タヌキ
1989年 長野県
下栗の人が和田の方へ行き、魚を背負って帰ってきた。帰り道にきれいな座敷があり、美人が食べ物を勧めてくれた。そうこうしているうちにだんだん気がついて、向こうですすきがゆれているのに気がついて不思議に思っていると、対岸の家の灯りか何かに気がついた。あっと思ったときには魚は消えていた。たぬきかきつねに化かされたのだという。
類似事例

キツネ
1995年 滋賀県
魚を買った帰り、自転車が重くなったような気がした。家についてみると、魚は一匹もなかった。きつねが乗っていたのだ。
類似事例

キツネ
1995年 山形県 
道の下の沢のおまんきつね、小学校の下のおしんきつね、西側のおよねきつね、という3匹のきつねがいた。おかんばあさんという人は気丈で「狐になんか化かされない」と言っていた。鮎貝に行くとき、道にあったゴミ袋を「騙されないぞ」と蹴っ飛ばしたら、袋が逃げ出した。橋の下の鴨の群れにも「騙されないぞ」と石を投げたら、鴨は一度に消えてしまった。買物して帰り道、橋の所でばあさんの家の人が提灯を持って迎えにきた。ところがこれがきつねで、ばあさんはとうとう騙されて、尻尾で顔を叩かれて、びっくりして気絶してしまった。
類似事例

キツネ
1990年 長野県
山中歩いて一晩中歩き回って家へ帰ってこなかったとか、養蚕が盛んだった頃桑を背負ってきて途中で遅くなると、ニヤニヤ笑っている人が待っていたりした。きつねが出て化けていたのだという。
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キツネ
1990年 福島県
夜、魚を持って山道を家に帰るとき、変な方へ行ってしまった。気がつくと魚と思って持っていたのは木の葉になっていた。狐に騙された。
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イソテング
2002年 愛知県
おじいさんが若かった頃、鳶ヶ崎に漁に行ったとき、今にも雨が降り出しそうな暗い夜だったが、面白いほど魚がとれ腰のびくはずっしりと重くなっていた。突然あたりが明るくなったので驚いて空を見上げると海田の海の方から大きな火の玉が2、3こちらに飛んできた。磯天狗と思いわらじを頭に載せ一心に念仏を唱えた。そのうち火の玉は南の方へ飛んでいったが、びくの魚はなくなっていた。
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タヌキ
1975年 愛知県
昔、行商が風呂敷に魚を持って各家を回って歩いていた。峠にさしかかると、誰かがついてくる。足音に気を取られていると、そのうち魚を捕られてしまう。これは狸の仕業だという。
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キツネ
1995年 山形県 
酒を飲んでの帰り、目の前に提灯がサーッと灯った。見とれていたら、魚を取られた。きつねのしわざ。
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キツネノヨメイリ,キツネノチョウチン
1989年 長野県
ある老人が町からの帰りに山道を通っていると、きつねの尻尾のある花嫁とそのお供を見つけた。尻尾が出ているとからかうと、尻尾はだんだん短くなったが、老人が笑うと2人はちょうちんを放り出して逃げ出した。珍しいものを拾ったと思い、老人はきつねのちょうちんを持ち帰った。
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キツネ
1977年 和歌山県
昔、ある人が田辺まで行って魚を買って帰ってきたが、途中の峠で狐に憑かれて帰ってくることができずに尾根まで登ってしまった。村ではその人が帰ってこないので皆で探していたところ、峠から迷い歩いたところに点々と魚が落ちていたので見つけることができたという。
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キツネ
1988年 群馬県
酒だけ飲んで、魚折は子供の土産にしようと持って帰った。竹藪で狐にだまされて道に迷った。明け方に人に声をかけられて気付くと、魚折は風呂敷に包んであったので泥だらけだったがとられなかった。
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サイキボウムジナ
2001年 新潟県
魚屋がお寺の小僧に魚を売ったら、お金が木の葉だった。潟上のサイキ坊狢の仕業。
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ヤマンバ
1943年 山形県
ある男がある日山に行くと、竹で編んだ真新しいめっけを拾い、裏口に掛けておいた。その夜、山姥が「あしなかを返せ」と言ってやってきた。男がめっけだと思っていたものは、実は山姥のあしなかであった。
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キツネ
1973年 岩手県
ある人が魚を買った帰り、よく狐が騙す峠に通りかかると、昼なのに暗くなり、家の灯が見えた。そこへ提灯を借りにいくといくとお婆さんがいて、うちには提灯がないから隣に行って借りてきてあげる、と言って出て行ってしまった。その人が留守番をしていると、奥座敷から唸り声がする。怖くて飛び出すと水の中にはめられていて、魚を盗まれていた。
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キツネ
1974年 山梨県
夜峠を通ったら魚を取られた。キツネの仕業。
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オオカミ
1973年 三重県
ある人が山にいたところ、狼が口を開けてやって来たので見てやると、口の中に骨がはさまっていたので取ってやった。すると狼は何かとってきては小屋に置いていくようになり、帰りが遅くなると送っていくようになった。あるとき、川向こうの親類の家に祭に呼ばれて帰りが遅くなると、やはり狼が送ってきた。道で祭でもらった餅をやると、帰っていったという。
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